【スタッフが教える】アメリカのスーパーの、美味しいオススメ野菜
アメリカのスーパーで売っている野菜について知りたい人「アメリカのスーパーで売っている野菜について知りたいな。日本では見たことがない野菜がたくさん売っているから、どうやって食べるのかもわからないし、買ってみておいしくなかったら嫌だし。アメリカ人はどんな料理を作っているんだろう?おすすめの野菜とか、レシピがあれば知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.アメリカのスーパーには、「Wet wall」に野菜が並ぶ
2.アメリカのスーパーで買える、美味しいオススメ野菜
3.アメリカのスーパーで売っている、美味しくない野菜
4.アメリカのスーパーで売っているオーガニック野菜とは?
5.アメリカのスーパーで買った野菜を使って、美味しいレシピで料理しよう
アメリカの野菜に関して、実体験に基づいて解説します。
1.アメリカのスーパーには、「Wet wall」に野菜が並ぶ
アメリカのスーパーには、「Wet Wall(ウェット・ウォール)」というものがあります。
■アメリカのスーパーにあるWet Wall(ウェット・ウォール)には、どんな野菜が並ぶの?
Wet Wall(ウェット・ウォール)には、葉物野菜や根菜類などが並びます。
例えば、レタスやニンジン、キャベツ、ケール、セロリ、ブロッコリーなどです。袋に入っているものでもWet Wall(ウェット・ウォール)に並ぶので、袋がびっしょり濡れていることが多いです。
■アメリカのスーパーで、野菜を取り扱っていてイライラすること
働く側からすると、特にセロリやシランチョロ、カリフラワーはWet Wallにめちゃくちゃ並べにくいです。
セロリとカリフラワーは袋に入っているので、スプリンクラーの水でぬれてすべり落ちるし、野菜自体の形もバランスが悪く、工夫して積み上げないとなりません。上手に並べるのには、経験が必要です。
シランチョロ(パクチー)は、常に多くの人が買っていくため、積み上げていたバランスが崩れ、1日に何回もシランチョロの束が床に落ちます。
2.アメリカのスーパーで買える、美味しいオススメ野菜
アメリカには、世界の国々の人が集まって住んでいるので、本当にいろいろな野菜が売られています。
アメリカのスーパーで働きだして5カ月。
初めは見たことも食べたこともなかった野菜に、いろいろチャレンジしています。私の実体験や他のスタッフからの話を基に、アメリカのスーパーで買える、おいしいオススメの野菜をご紹介します。
■アメリカのスーパーで買える野菜:ハラペーニョ(Jalapeño)
アメリカ人はハラペーニョが大好きです。「jalapeño」と書きます。
■アメリカのスーパーで買える野菜:バナナペッパー(Banana Pepper)
■アメリカのスーパーで買える野菜:ヒカマ(Jicama)
画像出展:jessica gavin
発音は「ヒーカマ」です。「Jicama」と書くのに、「ヒカマ」と読むのは、スペイン語だからです。(ハラペーニョも同様)
■体験談:私がアメリカのスーパーで働いて、ヒカマと言う野菜に出会った話。
私は最初、ヒカマを知りませんでした。見たこともなかったし。お客さんに「ヒーカマ、ある?」って聞かれて。他のスタッフに聞いて、ヒカマを初めて認識。
逆にお客さんに「それ、どうやって食べるの?」って聞きました。「皮をむいてスライスして、サラダや炒め物に入れるよ。おいしいよ」ってことで、私も購入してチャレンジ。
✓アメリカのスーパーで買った野菜「ヒカマ」を食べた感想
ヒカマをスティック状で、生で食べました。食感は梨や生のジャガイモに似ています。
シャキシャキして好きですが、味が「凝縮された豆すぎ」て苦手でした。野菜大好きのアダムは「おいしい」って言ってシャキシャキ食べていました。
フライドポテトのポテトの代わりにヒカマを使ってもOK!ヒカマの揚げ物はホクホクでおいしいと教えてもらいました。
■アメリカのスーパーで買える野菜:ベイビーケール(Baby Kale)
ケールは苦いですが、ベイビーケールは苦くないです。サラダで生食でもおいしく食べられます。ケールは栄養価が高いです。苦いケールが食べられない人でも、ベイビーケールならイケます。
■アメリカのスーパーで買える野菜:カブ(Turnip)
「Turnip」の発音・読み方は「ターニップ」って感じです。
見た目がピンクなので、何かと思っていたら「カブ」でした。
インド系のおじいさんが10個くらい(大量に)買っていたので、どうやって食べるか聞いたらカレーにしたり、スープに入れたりするとのこと。
アメリカでは、カブをスープに入れて食べるのが一般的なようです。
カブとわかれば、私でも料理できる。ってことで、私は毎回、千枚漬けにして楽しんでいます。
■アメリカのスーパーで買える野菜:ホットハウスキューカンバー(Hot House Cucumber)
値段は、アメリカのきゅうり(夏:1本50¢)と比べて、ちょっと高い(夏:1本$1~2)です。でも、ホットハウスきゅうりは1本が長くて大きめなので、1本で$2でもボリュームは十分です。
通常、サランラップみたいなビニールに入っています。
「Mini Cucumber(ミニきゅうり)」も、日本のきゅうりに似ていますよ。
■アメリカのスーパーで買える野菜:ミニウォーターメロン・キューカンバー(Watermelon Gherlin Cucumber)
ミニウォーターメロン・キューカンバーは、コロラド州の夫・アダムのお姉ちゃんが、自宅で育てていました。コリコリしていて、めーちゃくちゃおいしいです。
アメリカのスーパーで売っているのを、未だに見かけません。見かけたら絶対試してみてほしいです。
育てるのも簡単みたいです。なにも料理せずに、そのままポリポリ楽しみます。
■アメリカのスーパーで買える野菜:アンデスレッド(Red Potato)
英語では「Red Potato」と言います。日本でも見かける、皮が赤いジャガイモです。
洗って皮ごとゆでて、塩コショウ、バターでシンプルに食べるのがベスト。
■アメリカのスーパーで買える野菜:シュガースナップ(Sugar Snap Peas)
日本でも売っている「スナップエンドウ」です。「シュガースナップ」って名前で売っているものを、生でそのまま食べます。ほんのり甘くて、とてもおいしいですよ。
アダムの家族にヴィーガンの女性がいて、遊びに行くといつもスナック(おやつ)として出してくれます。
■アメリカのスーパーで買える野菜:バターナッツかぼちゃ
9月・10月になると、バターナッツかぼちゃがたくさん店頭に並びます。オーブンで焼いて、バターで食べるのが人気です。買うときは、重たいものを選びましょう。
■アメリカのスーパーで、一見高そうに見える野菜でも、実は安い
アメリカのスーパーでは、基本的には「量り売り」です。例えば今、私の職場では、オーガニックのバターナッツかぼちゃがセールで「$0.99/LB」です。
巨大なジャックフルーツを丸ごと買っていくお客さんもたくさんいます。4kgくらいあるジャックフルーツでも、値段は$12~20と格安です。
■アメリカのスーパーで、毎日めちゃくちゃ売れる野菜とは?
・ベイビーアルグラ/Baby Arugula(ベイビールッコラのこと)
・ロメインレタス/Romaine lettuce
・セロリ/Celery
・にんじん/Carrot
・シランチョロ/Cilantro(パクチー、コリアンダー、香菜のこと)
・ラディッシュ/Radish(二十日大根のこと)
・レッドオニオン/Red Onion(紫玉ねぎ)
・グリーンペッパー/Green Bell Pepper(ピーマンのこと)
・赤パプリカ/Red Bell Pepper
・ホットハウストマト/Hot House Tomato(別名:ステーキトマト)(温室で育った大きなトマト)
・きゅうり/Cucumber(アメリカのきゅうりが大人気)
・ハラペーニョ/Jalapeño
・グリーンビーンズ/Green Beans(インゲン豆)
・ブロッコリー/Broccoli
・アボカド/Avocado
・ズッキーニ/Zucchini
・ルバーブ(夏)/Rhubarb
・バターナッツスクワッシュ(秋)/Butternut Squash(バターナッツかぼちゃ)
・ベイビースピニッチ/Baby Spinach(ベイビーほうれん草)
・サラダキット
・ビーツ(ロシア人がスープを作るのでめちゃくちゃ売れる)
以上が、アメリカのスーパーで働いていて、めちゃくちゃ人気で、毎日めちゃくちゃ売れていく野菜です。
もちろん、他の野菜も売れますが、上記の野菜は並べてもすぐに売れていきます。
■アメリカのスーパーで大人気のサラダキットとは?
アメリカ人は、男女ともにフルタイムで働いている人が多いです。そのため、料理も時間をかけて毎日凝(こ)ったものを作る人は、あまりいません。
そこで大人気なのが、サラダキットです。カット野菜とドレッシング、チーズやクルトンなどが袋に入っているもので、ボウルに開けて混ぜれば完成です。もうね、1分で完成します。
そして、サラダごとに違ったドレッシングや野菜、チーズなどでセットになっているので、めちゃくちゃおいしいサラダができるんです。
3.アメリカのスーパーで売っている、美味しくない野菜
アメリカのスーパーで見かける知らない野菜…「おいしいのかな?」って気になる野菜もあるかと思います。
気になる野菜でも、味が分からない、どうやって料理してらいいか知らない…なんて場合は、買う勇気が出ませんよね。
美味しくない野菜ももちろんあります。※好みにもよりますが、日本人の口に合わなそうな野菜をご紹介します。
■アメリカのスーパーのおすすめじゃない野菜:パースニップ(Parsnip)
決して「おいしいから、また食べたい!」という味ではないようで、好んで買っていく人は少なそう。
■アメリカのスーパーのおすすめじゃない野菜:チャヨテ(Chayote)
チャヨテは、日本語では「ハヤトウリ」と言います。漬物、煮物、炒め物にして食べられます。
先日、マネージャーに「売れないのに、なんで取り扱ってるのか」聞きました。
マネージャーの答えは「ほんと、そうなんだよ。もう入荷するのやめなきゃって思ってるんだけど…」って。
やっぱりそんなに人気ないんだ(笑)
見た目はかわいいです。気になる人は、1回買ってみるといいでしょう。ただし、おいしくないようです。
■アメリカのスーパーのおすすめじゃない野菜:アロエベラ(Aloe vera)
巨大なアロエが$2くらいで売っています。意外と買っていく人がいます。
でも、基本的に使い道は「ヤケドの手当」または「顔パック・美容」です。アロエベラを買って、食べている人は少ない気がします。
アロエベラを切ると、めっちゃヌルヌルの液体まみれになります。
私は自分で育てているので、小さいアロエをちょっと食べてみましたが、おいしくはなかったです。
日本で売っている「アロエヨーグルト」のアロエとはちょっと違います。
一応、調べてみたところ、アロエベラの緑色の皮は、切ってサラダに入れたり、ソースにディップして食べることができるようです(めっちゃかたくて苦そう…)。
中身の果肉は、アイスやヨーグルト、スムージーに入れて食べるのが一般的。
ちなみに、アロエベラの皮と果肉の間にある黄色い層(ラテックス)は、下痢を引き起こすので、絶対に食べてはいけません。
✓アメリカのスーパーで見かける巨大な野菜「アロエベアラ」を紅茶に?
他のスタッフに聞いたら、意外な使い道が!
■アメリカのスーパーのおすすめじゃない野菜:シランチョロ(Cilantro)
Cilantroはアメリカでは、超絶人気の野菜の1つです。1日で大量に売れます。シランチョロは、パクチー、コリアンダー、香菜と同じ野菜です。(呼び方が違うだけ)
アメリカでシランチョロが嫌いな話をすると、みーんなに「石けんの味がするから?」って聞き返されますよ。
4.アメリカのスーパーで売っているオーガニック野菜とは?
アメリカでは、「オーガニック」が人気です。スーパーにもたくさん、オーガニック食材が並んでいます。
■オーガニック野菜の特徴
ノンオーガニック野菜と比べて、オーガニック野菜は
・小ぶり
・見た目も美しくないことが多い
・傷みやすい
・腐ったり、カビが生えたりするのも早い
・味も甘みが少なかったり、すっぱかったり、苦かったりします
・育てるのに時間がかかる
・値段が高い
・栄養価が高い
けど、それが本来あるべき姿ですよね。
■アメリカで盛んな「オーガニック食材」って何?
オーガニックとは、農薬や化学肥料に頼らず、太陽の力、水、土の恵みで、自然に育った健康食材のことです。
食べもの本来の味や見た目で育ちます。また、時間をかけて自然に育つので、ノンオーガニックと比べて、栄養価も高くなります。
(ノンオーガニックは、科学の力で大きく、急成長させられるので、オーガニック野菜のように、栄養が蓄えられる時間がありません。)
■アメリカで消費されるオーガニックのメリット
オーガニック野菜やオーガニック食材を食べるメリットは、主に以下の通りです。
・オーガニック野菜を食べる人は、食物アレルギーが少ない
・オーガニック野菜は、環境に優しい
・オーガニック野菜は、遺伝子組み換えじゃない
・オーガニック野菜は、地産地消
・オーガニック野菜を食べる人は、食物アレルギーが少ない
・オーガニック野菜は、環境に優しい
オーガニック野菜を育てるのに、化学肥料などを使わないため環境・地球にも優しいです。オーガニックの畑では、ミツバチが農薬によって死ぬことがありません。
(ミツバチが絶滅したら、野菜も果物もナッツも育たなくなるので、人間が生きていくことが難しくなります。すでに年々、野生ミツバチの数は減少中。)
・オーガニック野菜は、遺伝子組み換えじゃない
オーガニック食材には、遺伝子組み換えは存在しません。
・オーガニック野菜は、地産地消
オーガニック野菜は、基本的には地産地消なので、ローカルの小さい農家さんをサポートできます。
5.アメリカのスーパーで買った野菜を使って、美味しいレシピで料理しよう
↑ポブラノ
最後に、アメリカ人が楽しんでる料理・レシピをご紹介します。
■アメリカのスーパーで買える野菜【Poblano/ポブラノ】で即席タコ
アメリカのBBQでポピュラーな食べ方だそうです。「Easy quick Taco!(簡単・即席タコ)」って言って、職場のマネージャーが教えてくれました。
ポブラノは、ハラペーニョと同じくらい、けっこう辛いです。(※個人的な感想です。)
【材料】
・ポブラノ 1、2個
・チーズ 適量
・タコシェル
・肉やレタス、トマトなど(お好みで)
・ホットソース(なんでもOK)
【作り方】
①ポブラノを半分に切って、種を取り除く
②チーズを入れて、ポブラノの皮が黒くなるまでグリルで焼く
③鉄板焼きのヘラでみじん切りになるまでチョップする
④タコシェルに入れて、ホットソースや他の野菜、肉などと一緒に食べる
グリルできない人は、オーブンで焼いてもいいし、フライパンで焼いてもOKです。
■アメリカのスーパーで買える野菜【バターナッツかぼちゃ】をオーブンで
秋に好んで食べられている料理です。バターナッツかぼちゃは、同じ大きさでも重いものを選びましょう。
【材料】
・バターナッツかぼちゃ 1個
・バター 適量
・ブラウンシュガー 適量
【作り方】
①バターナッツかぼちゃを縦に割って、2等分する
②中の種を取り除く
③溶かしバターを塗る
④ブラウンシュガーをまぶす
⑤予熱:375℃で45分~柔らかくなるまで、オーブンで焼く
完成
・ブラウンシュガーの代わりに、カイエンペッパーでもOKです。
・バターの代わりに、オリーブオイルを使ってもOK。(バターかオリーブオイルは必ず塗ります。)
・砂糖は溶けるので、全体にだいたいまぶすくらいでOKです。
・皮も食べられます。
バターナッツかぼちゃのレシピを写真付きで解説しています≫画像あり・バターナッツかぼちゃのオーブン焼きレシピ【アメリカのド定番】
以上、いかがでしたか?アメリカでスーパーに行く際に、役立ててくださいね。
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トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
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