• 投稿の最終変更日:6月 28, 2022
歯科助手の資格は取得不要。独学を考えるなら、未経験で飛び込もう。

歯科助手の資格は取得不要。独学を考えるなら、未経験で飛び込もう。

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歯科助手を目指している人「歯科助手の資格を、独学で取得したいと考えています。通信講座は高額なので、できれば自力で勉強して安く資格を取りたいです。何かいい方法はありますか?」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.歯科助手の資格なしOK!独学で勉強できるので、未経験で飛び込もう。

2.資格なしで、歯科助手として働きながら独学する方法。

この記事を書いている私は、歯科助手歴3年以上。転職・未経験・資格なしで歯科助手になりました。現在は、アメリカで歯科助手として働いています。

歯科助手の資格情報に関して、実体験に基づいて解説します。

NOTE(ノート)で歯科助手向けのテキスト販売を始めました。未経験で歯科助手になった人には、かなり役立つはず。よかったら見てみてください。≫未経験の歯科助手ライフ-高校生もOK!ゼロからのスタートを切るために-

1.歯科助手の資格なしOK!独学で勉強できるので、未経験で飛び込もう。

1.歯科助手の資格なしOK!独学で勉強できるので、未経験で飛び込もう。
結論として、歯科助手の資格は取得不要です。

なぜかというと、歯科助手のための資格(検定)もありますが、国家資格ではないので、ぶっちゃけ持っていても意味がないからです。

■未経験の歯科助手で、資格がなくても独学でいける理由

歯科助手の仕事は、未経験OKな歯科医院も多く、正直、誰でもなれる職業です。
就活の面接で「歯科助手の検定持ってる?」なんて一切聞かれません。持っていても、持っていなくても、面接の合否にはほぼ関係ありません。
採用側の歯科医院にとって1番重要なのは、「即戦力の有無」です。

歯科助手として即戦力をつけるためには、「素直さ」と「勉強する努力」が重要です。

■体験談:私が資格なしで歯科助手になって、独学で勉強した話

■体験談:私が資格なしで歯科助手になって、独学で勉強した話

私は24歳のときに、転職・未経験で歯科助手になりました。当時は、歯科助手に検定があることすら知りませんでした。

私が歯科助手になった方法は、超シンプルです。

未経験OKの歯科助手の求人に応募しただけ。ただそれだけです。

■資格なしでも、当日から歯科助手。稼ぎながら独学スタートです。

歯科助手は、検定・資格なしで、未経験でいきなりなれます。

歯科助手になりたいなら、面接を受けて、採用されたら出勤初日から、あなたは歯科助手です。

歯科助手の資格・検定は国家資格ではないので、持っていてもほぼ意味がありません。

また、取得のために通信講座を利用すると、結構お金もかかります。(4万円~6万円とかかな?)

資格・検定なしで、いきなり歯科助手になれば、働いてお金をもらいながら、タダで勉強させてもらうことができます。最高ですよね。

ちなみに、学ぶ内容は同じです。

↑歯科助手の仕事内容が学べる、テキストも販売されています。(この本、私も持っています。)

歯科助手の仕事を独学で勉強するなら、テキスト本が1冊あるだけで心強いです。【未経験で歯科助手】勉強におすすめのテキスト本まとめで詳しく解説しています。よかったらご覧ください。

むしろ歯科医院で学ばせてもらった方が、実践的内容です。

せっかくやるなら、そっち(実践的)の方がよくないですか?

■よくある疑問:本当に、歯科助手の資格なしでいいの?

■よくある疑問:本当に、歯科助手の資格なしでいいの?

「未経験でOKって求人ではあるけど、本当に資格・検定はいらないの?」という疑問があると思います。

そういった疑問もあると思いますが、歯科助手検定・資格は不要です。
なぜなら、歯科助手の面接で、「歯科助手検定の有無で、合否を判断されることはない」からです。

それでもやっぱり、ちょっと不安だという人は無料で資料請求してみましょう。

資格が取れるヒューマンアカデミーなら、資料請求が無料なので試しにどんなものか見てみるといいでしょう。医療事務関連もあります。

■現場の歯科助手は、資格なしの独学です。

実際に、私の昔の職場では、私の知っている限りで未経験・歯科助手は15名ほどいました。

15名中、誰も資格・検定は持っていませんでした。中には数名、高卒から未経験で歯科助手になった子もいました。

■歯科助手の資格があっても、やっぱり職場から独学する方が近道。

実際に歯科医院で働いてみると、器具の呼び方や薬品、歯科治療剤の呼び方が院長・歯科医師によって異なります。
いくら資格・検定を勉強して、正しい名称を覚えたとしても、その呼び方が職場で通用するとは限りません。

なので、歯科助手の資格・検定はいりません。私は歯科助手検定なしで、未経験で歯科助手になって、なんとかなりました。

■歯科助手は、資格の有無に関係なく3カ月の道のり。

歯科助手の仕事は、慣れるまでの3カ月間はマジで大変です。

これは資格の有無に関係なく、未経験の歯科助手全員に言えることです。最初の大変さ、キツさは頑張って乗り越えるしかありません。

未経験で歯科助手になった人は、歯科助手は覚えることがたくさんある仕事【慣れるまで、目安は3カ月】の記事も読んでおくといいでしょう。

2.資格なしで、歯科助手として働きながら独学・勉強する方法。

2.資格なしで、歯科助手として働きながら独学・勉強する方法。

結論、歯科医院で働きながら、実践的に学んでいくことが最短の近道です。

なぜなら、歯科助手になれば、どっぷりと1日中、歯科助手の仕事をするので、実践力が付きまくるから。

■歯科助手の資格を独学する方が辛い気がする...。

歯科の専門知識を、通信講座または独学で勉強するのってかなり大変だと思います。

歯科助手になって、働きながら勉強していけば、職場の人に質問もできるし、自分の成長スピードも圧倒的に早いです。

私は、個人的にそう思います。

■歯科助手2名を比較してみる(学校/資格なし・勉強独学)

例えば、歯科助手を下記のとおりで比較します。

学校へ行っていた歯科助手と、未経験から始めた私を比較。この話は、アメリカでの歯科学校の話ですが、日本の歯科助手検定の取得と、同じようなことが言えます。

①新人歯科助手:1年間歯科助手の免許のために、専門学校へ通っていた(アメリカ人)

②私:未経験で歯科助手になり、実践経験がある私

※アメリカでは専門学校へ行けば、歯科助手も国家免許が取れます。

私は、アメリカで歯科助手として働いています(2021/3月現在)。最近、新しく歯科助手の人が入ってきました。33歳のアメリカ人女性です。

7年前に歯科助手の資格を取るために、1年間専門学校に通っていたそうです。

彼女は1年間、月~金・朝8時~16時まで、毎日授業を受けていました。教員の指導のもと、型取りに石こうをついだり、仮歯を作ったりと、実際に練習もしていたそうです。

歯科助手としての知識は、十分にあります。

結果的に、彼女は1回目の最終試験に落ちてしまったので、残りのチャンスはあと1回。ここでまた落ちたら、再度学費を払い、1年間学校に通わなくてはなりません。

1年間の学費は約200万円です。(なので彼女はまだ資格はないけど、勉強経験あり)

学校で1年間もフルで勉強した彼女が、新人歯科助手として私の職場に入ってきたのです。もちろん、彼女は学校で治療のアシストも経験があります。

しかし、彼女と私を比べた場合、明らかに私の方が実践力・即戦力のある歯科助手です。

なぜなら、私が実際の現場で、何人もの患者さんの治療を見てきたからです。特に日本での歯科助手経験(2年4ヵ月)が、まじで本当に役立っています。

■未経験で勉強独学、資格なしでも歯科助手の実践力はつけられる

未経験で勉強独学、資格なしでも歯科助手の実践力はつけられ

私は、日本の歯科助手検定を受けたこともありません。

アメリカでも、歯科助手の学校にも行っていません。

それでも、明らかに彼女よりスキル・実践力が上なのは、未経験でも、全く歯科が分からなくても、実際に歯科医院で歯科助手として働いてきた経験があるからです。

■アメリカで歯科助手をしていて、資格・免許があるのに、実践力がない人

学校に通っていた彼女のスキルが十分でない(言い方は悪いですが、ぶっちゃけ使えない)理由は、学校でやっていたものは実践「練習」なので、現場で使えるスキルではありません

あくまで学校のスキルで、ダミー人形向け。

残念ながら日本には、アメリカのような歯科助手の国家試験・免許がありません。日本には歯科助手検定がありますが、国家資格ではありません。

もし、歯科助手になりたい人が歯科助手検定のために勉強して、検定を取ったとしても、それは歯科医院が求めている「実践力・即戦力」ではありません。

■歯科助手の資格取得は、独学を避けるための心の安定剤

歯科助手検定の場合は、「検定取得の自己満」というよりも、「歯科助手になったときに焦らない、失敗しないようにするための、心の安定剤」のようなものです。

しかも、残念なことに、たぶん歯科助手検定にお金をかけて勉強したところで、いざ実際に歯科助手になってみると、思うように動けず、「私、歯科助手検定持ってるのに…全然仕事できないじゃん…」ってもっと自信がなくなる原因になりかねません。

歯科助手の仕事を独学で勉強するなら、テキスト本が1冊あるだけで心強いです。【未経験で歯科助手】勉強におすすめのテキスト本まとめで詳しく解説しています。よかったらご覧ください。

■歯科助手が資格なしで、独学する方法

「じゃあ、どうやって独学するのさ?」って思いますよね。

結論は、もう「歯科助手になって失敗・経験を積みましょう」です。

単純に、未経験でも自信がなくても、歯科助手になって経験を積めば、歯科助手としての知識・スキルは必ず身につきます。

■歯科助手が資格なしで、独学に必要な時間は、最低でも3ヵ月

そして、歯科助手になったら、とりあえず最初の3カ月だけ必死に勉強してみてください。3ヵ月必死に勉強すれば、歯科助手の仕事内容はほぼ覚えることができます。

歯科助手をやりつつ、仕事で学んだことを、家で独学で学習・復習すればバッチリです。

しかも、働きながら勉強すれば、わからないことがあれば翌日にすぐ職場の人に質問して、教えてもらうことができます。最高の環境ですよね。

■資格なしの未経験歯科助手におすすめの、具体的な独学方法とは?

例えば、勉強する際のコツとして、下記の点を知っておくといいでしょう。

・方法①歯科助手ノートの作り方
・方法②歯科助手の本
・方法③歯科助手検定アプリ

それぞれを、順番に解説します。

・方法①歯科助手ノートの作り方

歯科助手になると、覚えることが山のようにあります。家でどれだけ復習し、ノートを作るかによって、歯科助手としての成長スピードに差が出ます。

歯科助手ノートを作れば、仕事中に学んだことを頭の中で整理することができます。

始めは、「わからないことが分からない」状態になりますが、コツコツ復習・勉強することで、理解していない部分が分かってきます。
歯科助手のノートの作り方に関して、別の記事で詳しく書いているので、よかったらこちらをどうぞ。≫【大公開】歯科助手のノートの取り方を解説。コツは?

・方法②歯科助手の本

歯科助手の仕事内容が学べる学習書があります。通信講座で資格を取ることと比べると、めちゃくちゃ安いかと思います。よかったら買ってみてください。

・方法③歯科助手検定アプリ

歯科助手検定の過去問ができるアプリがあります。

無料で使えるので、ダウンロードしてみて、独学で学んだ知識・内容の確認手段として使うといいでしょう。

例えば、仕事中のお昼休憩のときにちょっとやってみるとかでいいですね。

アップルストアで無料でダウンロードできます。

「歯科助手」って検索すれば出てきます。

なので、歯科助手になって実践を学びつつ、家で独学し、職場の人に質問する→成長スピードも速いです。

がんばってくださいね。

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NOTE(ノート)で歯科助手向けのテキスト販売を始めました。未経験で歯科助手になった人には、かなり役立つはず。よかったら見てみてください。≫未経験の歯科助手ライフ-高校生もOK!ゼロからのスタートを切るために-

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