• 投稿の最終変更日:5月 7, 2023
オーガニックは体に悪い、は間違い。アメリカでは大量消費されている

オーガニックは体に悪い、は間違い。アメリカでは大量消費されている

cat

オーガニック食品が気になる人「なんでオーガニックと、オーガニックではない食べ物があるのですか?実際のところ、オーガニックの野菜や果物は体にいいのか、悪いのか知りたいです。海外では、野菜や果物だけではなく、ミルクや卵や肉など、いろいろなオーガニック商品が売られています。海外の人はオーガニックをどのくらい食べているのですか?」

という疑問に答えます。

✓もくじ

1.世の中には「オーガニックは体に悪い」と主張する人がいる。

2.【事実】オーガニックは体に悪い、は間違い。理由は?

この記事を書いている私は、アメリカ在住2年。ミネソタ州のスーパーで、青果売り場を担当しています。

オーガニックの食べ物に関して、英語の文献調査に基づいて解説します。

1.世の中には「オーガニックは体に悪い」と主張する人がいる。

1.世の中には「オーガニックは体に悪い」と主張する人がいる。

結論として、世界には「オーガニックは体に悪い」と主張する人が、たくさんいるのは事実です。

そして、逆に「オーガニックは体にいい」「オーガニック食品以外は食べない」という人がいるのも、また事実です。

なぜこんなことになるかというと、オーガニック食品はレギュラー(オーガニックではないもの)と比べて、値段が非常に高いからだと言えるでしょう。

「オーガニックは高いから嫌い」「オーガニックを食べられるのは、お金持ちだけ」などの反感が強いからです。

■ベジタリアンが摂るべき、タンパク質の目安は約50g

アメリカには、「オーガニック反対派」「オーガニックは体に悪い」と考える人たちがいます。その理由は、オーガニックの値段が高すぎるから。

オーガニックじゃなくても安心、大丈夫だと考えているのも理由の1つです。あと、健康とか気にしていない人もたくさんいます。

また、「オーガニックを作るには、広い土地が必要なのでよくない」とか、「牛のフンを肥料として使うので危険」だと主張している人もいるようです。

(彼らの主張が間違いなのか、正しいのかは別として、個人的にはオーガニックが体に悪いとは思わないですが…。)

■アメリカで「オーガニック以外は体に悪い」と主張する人たち

一方で、多くのアメリカ人は、オーガニックのほうが栄養価が高い、味がいいと考えているのも事実です。

また、オーガニック食品には、遺伝子組み換え食品がないのも、食の安全につながります。

■体験談:私が感じた「オーガニック以外は体に悪い」という空気。

■体験談:私が感じた「オーガニック以外は体に悪い」という空気

私が職場のスーパーで働いていたとき、職場の男性スタッフが買い物をしていました。たまたま私は、サラダキットのところで作業中でした。

彼がサラダを選び始めたので「これおいしかったよ!」って、私のお気に入りのサラダについて話しかけました。

そしたら彼は「俺、オーガニックしか食べないから。」って一言。

私がすすめたサラダはオーガニックではなかったので、彼の一言でバッサリ斬られた感じ。「(私)あ、そう。」って、そこで会話は終了しました。

なんか「オーガニック以外は体に悪いよ」って無言のメッセージを受け取った気分で、不愉快した。

・レギュラーは体に悪いと思っているので、オーガニックしか食べない彼。

彼は、オーガニック食品しか食べないそうです。

そして、健康のためにいつもランチにサーモンの刺身を3切れ、必ず食べています。(休憩室で何度も、サーモンを食べているのを目撃。)

彼は小柄で、見た目がちょっと痩せこけている感じなので、ぶっちゃけ「体の中身は健康なんだろうけど、健康そうには見えないのにな~」なんて思ってしまいました。

■オーガニックが高い理由①:ネームブランド

アメリカでは、「オーガニック=いい商品」というイメージが根付いています。

オーガニック商品の値段が高い理由の1つが、「オーガニック」という名前(言い方)がブランド化しいるということです。

日本でも「オーガニック」って聞いたら「よさそうなイメージ」を持つ人が多いかと思います。

■オーガニックが高い理由②:大量生産できない

オーガニックの野菜や果物は、合成化学物質などを使わずに、自然の力(太陽、水、土)だけで育ちます。

オーガニックを育てるには、時間も手間もかかりますし、広い土地も必要です。

オーガニック野菜の形や大きさが、不ぞろいだったり、見た目が変だったりするのも、自然の力で育つためです。

2.【事実】オーガニックは体に悪い、は間違い。理由は?

2.【事実】オーガニックは体に悪い、は間違い。理由は?

「結局、何が正しいの?」って混乱しますよね…。この記事のためにいろいろ調べて、英語のブログや調査結果、データなどを読みまくりました。

でも、「オーガニック食品=体に悪いわけではない」「オーガニック以外の食品=体に悪いわけではない」のは、事実です。

結局のところ、「なにがよくて、なにが悪いか、何を信じるのかは、信仰に近いもの」だということ。

■「オーガニックは体に悪い」が間違いな理由

例えば、オーガニックの牛乳や卵、肉を例にとって考えてみます。

オーガニックの牛乳や卵、肉は、「放し飼い」によって育った動物から採れたもの、という意味です。

狭いケージの中で、大量の仲間たちとぎゅうぎゅうになりながら育ち、ホルモンを投与されて育った家畜ではない、ということです。

放し飼いで育てば、家畜は好きなときに食べたいものを、食べたい分だけ食べて、のんびり自由に育ちます。

ストレスも少ないですし、成長も自然なので、牛乳や卵の質や栄養価も高くなると考えられています。

■「オーガニック=体に悪い」は間違い

アメリカの環境保護団体である、EWG(Environmental Working Group)は、毎年、残留農薬に関して調査分析を行い、結果を発表しています。

EWGによると、アメリカのオーガニック以外(レギュラーと言う)の生鮮食品の70%は、害のある合成化学物質が使われているそう…。

「米国農務省が定めた基準にのっとったものとはいえ、必ずしも安全とは限らない」とのことです。

■オーガニックのメリット

オーガニック食品を食べることの、最大のメリットは「食の安全」です。

オーガニックの野菜や果物には、遺伝子組み換えはありませんし、残留農薬の心配もいりません。また、オーガニック(有機栽培)は、生産者の顔や情報を公開しているものが多いです。

一方で、オーガニックのデメリットは、値段が高すぎることですね。

■スーパー勤務だけど、オーガニックの生鮮食品が結構売れる話。

私は2021年5月から、近所のスーパーで青果売り場を担当しています。オーガニックの野菜や果物も、たくさん取り扱っています。

オーガニックの値段はレギュラーのものより高い(2倍以上するのも普通)ですが、多くのお客さんが買っていきます。

ちなみに、うちのスーパーでは、ニンジンとキノコ、ハーブ類はなぜか、オーガニックしか取り扱っていません。

■アメリカ人は、オーガニックをたくさん消費している事実。

米国農務省のデータです。

2014年、購入されたオーガニック商品の合計金額は35億ドル、日本円にして約4035億円です。今はもっと増えているはずです。

都市を中心に、オーガニック商品をたくさん消費しているのが、分布図から見て取れます。

田舎に行くほど、消費量は減ります。(田舎の方が気にしない人が多いようです。)↓

■アメリカ人は、オーガニックをたくさん消費している事実。

分布図の出展・参考文献:Organic Market Summary and Trends

■体に悪い「残留農薬」検査結果(アメリカ)。オーガニックを選ぶ参考基準にしよう。

アメリカの環境保護団体「EWG(Environmental Working Group)」は、米国農務省のデータをもとに、残留農薬の観点から調査分析を毎年行っています。

そして毎年、生鮮食品に関して「残留農薬が多いもの、少ないもの」のリストを発表しています。

「残留農薬が多い、生鮮食品トップ12位」までを、英語では「Dirty Dozen(発音:ダーティダズン)」と言います。(※ダズン=12の意味)

■レギュラーは体に悪いので、これだけは「オーガニックを選ぼう」リスト

食品の中には、「オーガニックではないものを、避けた方がいい」というものもあります。

なぜなら、「残留農薬が多く、体に及ぼす悪影響の可能性がある、必ずしも安全とは限らない」からです。

■【2021年版:Dirty Dozen】オーガニックが好ましい食品12位

1.イチゴ

2.ほうれん草

3.ケール、チャード、マスタードグリーン

4.ネクタリン

5.リンゴ

6.ブドウ

7.さくらんぼ

8.桃

9.洋ナシ

10.ピーマン

11.セロリ

12.トマト

イチゴは毎年ランクインです。

「残留農薬=イチゴ」と言ってもいいくらい、有名です。イチゴを食べるなら、できるだけオーガニック(有機栽培)を選びましょう。

これが理由で、私はイチゴをほぼ食べなくなりました(日本のイチゴも同じです)。

■オーガニックを選ばなくても、体に悪いわけじゃない「Clean 15」

「Dirty Dozen(発音:ダーティダズン)」とは反対に、残留農薬が「少なかった」食品トップ15までを「Clean 15(クリーンフィフティーン)」と言います。

残留農薬が少ないので、わざわざオーガニックを選ぶ必要がない食品、と考えれば大丈夫です。

【2021年版のClean 15】

1.アボカド

2.スイートコーン

3.パイナップル

4.玉ねぎ

5.パパイヤ

6.冷凍グリンピース

7.なす

8.アスパラガス

9.ブロッコリー

10.キャベツ

11.キウイ

12.カリフラワー

13.きのこ

14.ハニーデューメロン(ハネデューメロン)

15.カンタロープメロン

※アメリカ産のトウモロコシ、ハワイ産のパパイヤの多くは、遺伝子組み換え食品(GMO)です。

【NON‐GMO】の表記を選ぶか、オーガニックがおすすめです。

■EWGの調査

EWGの調査では、「クリーン15」で検査された生鮮食品の70%からは、残留農薬が検出されませんでした。

また、2種類以上の残留農薬が検出されたのは、たった8%だったそうです。

クリーン15のトップ2、アボカドとトウモロコシに関しては、サンプルの2%からのみ残留農薬が検出された、との報告が出されています。

■体に悪いものを避け、買えるときはオーガニックを選ぼう

オーガニック食品は、基本的に高価です。

「特売で、オーガニックが安くなっているときは、極力オーガニックを選ぶようにする」、「Dirty Dozen(発音:ダーティダズン)のリストの食品だけは、オーガニックを選ぶ」など、自分ができる範囲で、バランスよく食品を選ぶようにしましょう。

参考文献:Dirty Dozen™
EWG’s 2021 Shopper’s Guide to Pesticides in Produce™

千葉県産の無農薬野菜を、直送で届けてくれるサービスもあります。≫無農薬野菜のミレー

↑無農薬野菜の定期便をうまく活用して、日常的にオーガニック(有機野菜)を取り入れていく感じでいいでしょう。

ちなみに私は80%レギュラーで、20%オーガニックの食生活を送っています。

科学の発達により、食の安全の確保が難しくなっている気がします。安全においしく、楽しい食生活を送っていくださいね。

この記事は、植物ベースの食生活の栄養リスクについて評価したり、指摘したりすることを意図した記事ではありません。

■コメントや質問がある方は、私のSNSにダイレクトメッセージをください(^^♪ 
(※時差があるので、3日以内に返信するように心がけています。)

ツイッター
インスタグラム
YouTube
[email protected]
(EメールでもOKですが、私からの返信が迷惑メールに入ってしまうようなので、要注意。)

合わせて読みたい記事

千葉県産・無農薬野菜の定期便↓