• 投稿の最終変更日:5月 7, 2023
【環境問題】ヴィーガンは、環境破壊が進む地球を救えるのか?

【環境問題】ヴィーガンは、環境破壊が進む地球を救えるのか?

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ヴィーガンに興味がある人「ヴィーガンと環境問題は、どんな関係があるのですか?ヴィーガンになると環境保護につながるって聞いたことがありますが、本当ですか?具体例とか知りたいです。」

という疑問に答えます。

✓もくじ

1.ヴィーガンと環境問題の関係とは?

2.【環境問題】ヴィーガンは、環境破壊が進む地球を救えるのか?

この記事を書いている私は、アメリカ在住歴2年。家族や友人に5人以上のベジタリアン・ヴィーガンがいます。

勤務先のスーパーでは、ヴィーガン食品を多数取り扱っています。

現在は、ベジタリアンにかなり近い食生活を送っていますが、肉を拒否するわけでもなく、ヴィーガンを否定するわけでもなく、中立の立場に立っています。

ヴィーガンと環境問題に関して、ヴィーガンと過ごしてわかったことや、英語の文献調査に基づいて解説します。

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ベジタリアン・ヴィーガン食では補うのが難しい栄養素を、ヴィーガン向けのプロテインで摂取することができます。

1.ヴィーガンと環境問題の関係とは?

1.ヴィーガンと環境問題の関係とは?

「ヴィーガンは、環境にやさしいライフスタイル」なんて言われることがあります。

(特にヴィーガン本人が、そうやって主張していることが多いです。)が、実際には、ヴィーガンの人口が少なすぎるので、「地球環境を救うまでの規模(力)には値しない」のが現状です。

■ヴィーガンとは?

ヴィーガンについてよく知らない、という人もいるかと思います。

簡単にヴィーガンのことを説明すると…

食事や衣服、生活のすべてから、あらゆる動物性のものを取り除いたライフスタイルのこと。現在は、肉や卵など、動物由来の食材を一切食べない人のことを「ヴィーガン」だと認知している人が多いが、実際にはもっと奥が深い。

ヴィーガンの人たちは「自分はヴィーガンだから、地球環境を守っている」という主張をする人が多いです。

もちろん、肉を食べないヴィーガンのライフスタイルそのものは、「環境を破壊しません」。

が、ヴィーガンの「肉を食べる人たちへの軽べつや、上から見下す態度」はいかがなものかと思います。

■【ヴィーガンと環境問題】家畜が、環境を破壊している話。

人間が、家畜(主にニワトリ、豚、羊、牛)を大量に育てている結果、環境破壊や地球破壊、地球温暖化が止まりません。

ここ数年で、世界的に起こっている洪水や大干ばつ、ハリケーンや台風、地震、森林火災などすべて、地球環境が破壊されていることに起因しています。

■【ヴィーガンと環境問題】なぜ家畜=環境破壊なの?

■【ヴィーガンと環境問題】なぜ家畜=環境破壊なの?

なぜ、「家畜=環境破壊」なのかを、以下で説明します。

人間が食べる1kgの牛肉を得るためには、25kgの穀物(牛のエサ)と、15,000Lの水が必要です。

✓ヴィーガンの敵!家畜は環境問題と直結している。

エサとなる穀物を育てるためには、広大な土地と土、水などが必要です。

森林伐採をして土地を広げます。水はとても貴重で、限りある資源です。

限りのある、貴重な資源をバンバン使っているため、もう、環境破壊しまくりなのです。

これを今後ずーっと続けていくのは、不可能なのです。

(日本は水に恵まれているので、実感がわきにくいですが、水は何よりも価値のあるものです。)

■牛のゲップ・オナラは、環境問題の悩みの種。

また、大量の牛を育てることで、牛が出すゲップ(=二酸化炭素)やオナラ(=メタンガス)が地球温暖化を助長しています。

以下のランキングは、アメリカの全州のうち、人口と家畜(牛)の数を比較したものです。

1位~5位までを表にしました。これは、家畜の牛だけの数です。

豚、鶏、羊やヤギ、ターキー(七面鳥)は含まれていません。

■【ヴィーガンと環境問題】なぜ家畜=環境破壊なの?

サウスダコタ州は人口の4.32倍もの牛がいます。やばいですよね。

1つの州の中に、人間より牛のほうが4倍も多く暮らしているって…。

アメリカの9つの州で、牛の数が州の人口の数を上回っています。

どんだけ広大なんだ…。

■環境問題を考えるヴィーガンの主張「人間に肉は不要」を裏付けている

食用肉を得るために、

・大量の穀物

・大量の穀物を育てるための広大な土地

・貴重な水が大量

に使われています。

それにも関わらず、それらの肉は、人間にとって必要なエネルギーの「たった18%」を占めるだけなのです。

ヴィーガンの中には「人間が生きていくうえで、肉は必要ない」と主張する人もいますからね。

■環境問題は人間のせい。

人間がこのまま肉を食べ続ければ、近い将来、地球は環境破壊のため死んでしまいます。

もし、人間が必要な分だけの肉を生産し、すべてを消費(地産地消が理想)すれば、すでに破壊された地球環境に対する修復(治癒-ちゆ)の時間を、少しですが、稼ぐことができます。

肉だけに限らず、魚も同じです。現在、人間は海から魚をとりすぎています。海も、だんだんと死んでいっているのが現状なのです。

2.【環境問題】ヴィーガンは、環境破壊が進む地球を救えるのか?

2.【環境問題】ヴィーガンは、環境破壊が進む地球を救えるのか?
「ヴィーガンは地球を救っている」という言い方は、実は正しくなくて…「ヴィーガンは環境を破壊しない」と言ったほうが正しいです。

■環境問題のために、ヴィーガンになる必要はない。

もし、人間が必要最低限の食用肉だけを生産し、肉を食べすぎず、無駄にしない(食べ残しや売れ残りゼロ)のであれば、別に、環境のためにヴィーガン・ベジタリアンになる必要はないのです。

需要と供給のバランスが非常に大事です。

■【環境問題】アフリカにはベジタリアンが多い。理由は?

アフリカ大陸にある多くの国は、現在も野生動物がたくさん暮らしています。

そして、それらの野生動物は、政府の決めた法律によって保護されています。

✓アフリカのベジタリアンは、環境保護が理由

アフリカの国に暮らす人たちの多くは、とても貧しいので、スーパーで売られている高価な肉を買うことはできません。

食べるために野生動物を殺せば、政府に捕まって有罪です。

そのため、多くの人々はベジタリアンです。(ベジタリアンになりたくてなったわけではありません。)

■カウチサーファーから、アフリカでの体験談を聞いた。

私が出会ったカウチサーファー(旅人)から聞いた話ですが、彼女がアフリカにある小さな国を訪れ、バスに乗っていたときのこと。

バスが立ち往生して発進しないので、なにかと思って外に出てみたときのことです。

野生のゾウが車とぶつかって死んだため、道をふさいでいました。すると、村中の人が集まってきたそうです。

みんな一輪車(押し車)や斧などを持ってきていて、死んだゾウの死体を解体し始めました。ゾウの死体は全部きれいに、村人に回収されていきました。

・アフリカの人たちは、肉がとても貴重

■【環境問題】アフリカにはベジタリアンが多い。理由は?

アフリカに住む人たちにとって、「肉を食べられる機会」というのは、こういう状況だけなのだそう。

お金がないから肉は買えない。法律で保護されているので、殺して食べることもできない。病気で死んだ野生動物は、危険なので食べられない。交通事故などのアクシデントで死んでしまった野生動物だけは、食べていい。

✓命を大切にし、感謝する大切さ

「ゾウの肉って…」って思ってしまいますが、彼らにとっては「とても貴重な肉であり、ごちそう」なのです。

肉を食べるだけではなく、ゾウの死体のすべてを利用します(北海道のアイヌや、アメリカのインディアンと同じ感じ)。

ちなみに、ゾウの牙は政府が没収します。

・食べている肉となった動物に、感謝しなくてはならない。

先進国をはじめとする多くの国で、肉は結構簡単に、比較的安く(一般人が買える値段で)売られています。

食べ物を無駄にするのは本当によくないことですし、肉を食べる場合、生き物の「命」をいただいているのです。

✓肉を食べるなら、環境問題にも目を向けよう

あなたが食べる肉のために死んでいった動物たちの、命や死が無駄にならないように、また、それらの死と同じくらいの感謝と幸福感を持って、肉を食べなくてはいけないと思います。

なので、日本の手を合わせて「いただきます。」という風習は、本当に素晴らしいのです。

(アメリカには「いただきます。」がありません。「アーメン」もキリスト教なので、意味合いがちょっと違います。)

■【環境問題を考える】ヴィーガンは肉を買わない=家畜業に投票しない。

【環境問題を考える】ヴィーガンは肉を買わない=家畜業に投票しない。

ほとんどの人が、スーパーに行って食品を買うと思います。

そのときに考えてほしいことは、「商品を買う=その商品を作った企業に投票する、支持している」のと同じだということです。

「商品を買うのが投票?どういうこと?」って思う人が多いと思います。

✓消費者がいるから、生産されるのである

簡単に説明すると、「多くの人が商品を買う(=投票する)→商品を作った企業は(儲かるので)もっと商品を作る」のです。

「商品」を「家畜」に当てはめてみます。

消費者が肉(ビーフやチキン)を買う(=投票する)

→売れれば、企業は家畜をもっと生産する。

このサイクルが延々と続いており、環境破壊へとつながっているのが、今の地球の現状なのです。

■ヴィーガンがヴィーガンになった理由。環境問題以外にも。

私の友人のヴィーガンの子に、ヴィーガンになったきっかけを聞いてみました。

彼女は過去13年間ずっとベジタリアンだったそうです。

2年半前にあることをきっかけに、ヴィーガンになったそう。

そのきっかけとは、彼女が「農家から、殺される家畜の動物を保護するグループ」に参加したこと。

・【ヴィーガンになったきっかけ】家畜業は残酷。けど仕方がないこと。

よくよく話を聞いてみると、アメリカの家畜のファーマー(農家)の多くは、牛や豚、鶏など、家畜が病気(ただの風邪でも)になったり、ケガをしたときは、処置もせずにすべて殺すそうです。

子牛などの赤ちゃんが、決められた期間までに、規定の大きさまで成長しなかった場合、「商品」にできないので、すぐに殺します。

家畜ファーマーも、利益のため(生計を立てるため)にやっていることなので、病気になった家畜を救うためのお金を、ねん出するのは無理なこと(意味がないこと)です。

・殺される動物を救う仕事。

家畜ファーマーから、「今すぐに来なければ、この牛を今殺す。」ってな内容の電話を受けるそうで…。

連絡を受けたら、家畜保護グループのメンバーが現場(家畜農場)に急行。

殺される寸前の動物(牛や豚や鶏や羊などの家畜)をレスキュー(保護)するのです。

保護された動物たちは、保護施設で暮らします。

アメリカの動物愛護団体の仕事って、まじで精神的にきつそうです。

・「悪」は、ファストフードなどの大企業。

そして、こんな状況(すぐ殺す)になってしまうのは、利益追求に貪欲すぎる大企業が1番の原因なのです。

(家畜農家にものすごい圧力やプレッシャーをかけて、脅している感じなので、家畜農家だけを責めることはできない。

やっぱり、ファストフードなどは食べないのが正解です。健康にも悪いですしね。

・日本だって、やっていることは同じ。

ちなみに、規模は小さいけど、日本もやっていることは同じです。

例えば、オスのニワトリは、価値がないので殺されます。オスのヒヨコは、ヒヨコの時点で殺されます。

ヒヨコの段階では、メスとオスの区別が難しいため、たまにオスが混じってしまいます。

で、大人のニワトリになったときにオスだと判明→「カゴをかぶせて、上から重しを置き、餓死するのを待つ」って…残酷すぎます。

ニワトリのオスに関する真実を知りたい人は、HOPE for ANIMALSの記事が参考になります。

■【ヴィーガンの敵】環境問題の原因は、ファストフードの大企業?

スーパーだけでなく、ファストフード(特にマクドナルドやケンタッキー、タコベルなどなど)でも考えてほしいのです。

多くの消費者が安いバーガーを買って食べるので、企業はもっと生産します。

逆に、消費者が一切の商品を買わなくなれば、商品が売れないので、大企業でも倒産します。

もし、これらの大企業がなくなったら、ものすごく大きな割合で、環境破壊を食い止めることができるでしょう。

■実はヴィーガンも、環境問題と関係している。

■実はヴィーガンも、環境問題と関係している。
「肉を食べないヴィーガンは、環境にやさしい」と主張している人もいますが、実際にはそうでもありません。

✓ヴィーガンの食生活も、環境問題を助長

例えば、ヴィーガンは、ナッツやアボカドを大量に消費します。

アーモンドやアボカドを育てるためには、大量の水を必要とします。

また、ヴィーガンになると、フルーツや野菜をたくさん消費します。

もし旬のものでない野菜やフルーツを食べる場合、遠い地域や外国から輸送されたものを食べるしかありません。

その輸送の過程で排出されるガスなど、やはり、ヴィーガンであっても環境破壊は避けられません。

肉の消費者を責めるヴィーガンも、実際のところは似たようなもの(環境破壊を後押ししている)なのです。

人間である以上、避けられないことなのかもしれません。特に今のような世の中では…。

なにごとも、偏りすぎず、バランスよく食べ、バランスよく暮らしていくことが大事だと思います。

この記事は、植物ベースの食生活の栄養リスクについて評価したり、指摘したりすることを意図した記事ではありません。

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