• 投稿の最終変更日:5月 7, 2023
ヴィーガンの主張、主な3つ【動物愛護・環境問題・健康】

ヴィーガンの主張、主な3つ【動物愛護・環境問題・健康】

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ヴィーガンに興味がある人「最近、ヴィーガンになる人が増えているみたいだけど…ヴィーガンの人ってヴィーガンになったほうがいいよ、とか言ってきてナゾなんだよね。ヴィーガンが主張していることって、何なの?ヴィーガンが主張していることって、実際に正しいことなの?」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.ヴィーガンが主張していることとは?【主な3つ】

2.ヴィーガンの主張①:動物愛護

3.ヴィーガンの主張②:環境問題

4.ヴィーガンの主張③:健康志向

5.ヴィーガンの主張は攻撃的すぎることも。お互いに尊重しあおう。

この記事を書いている私は、アメリカ在住2年。

家族や友人に5人以上のヴィーガンがいます。それぞれベジタリアン→ヴィーガン歴は10年以上の彼らです。

また、私はスーパーに勤務していて、ヴィーガン向けの食品を数多く取り扱っています。

ヴィーガンに関して、ヴィーガンと一緒に過ごしてわかったことや、英語の文献調査に基づいて解説します。

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ベジタリアン・ヴィーガン食では補うのが難しい栄養素を、ヴィーガン向けのプロテインで摂取することができます。

1.ヴィーガンが主張していることとは?【主な3つ】

1.ヴィーガンが主張していることとは?【主な3つ】

結論として、ヴィーガンが主張していることは、主に3つあります。

その3つとは、

①動物愛護

②環境問題

③健康志向

これらの3つの項目が、主にヴィーガンが主張していることになります。

なぜなら、これらの3つは、ヴィーガンの考え方や食生活、ライフスタイルに深く関係しているからです。

ヴィーガンによっては、3つのすべてを強く主張している人もいますし、どれか1つが自分の強い信念だ、という人もいます。

■ヴィーガンとは?

ヴィーガンについてよく知らない、という人もいるかと思います。

簡単にヴィーガンのことを説明すると…

食事や衣服、生活のすべてから、あらゆる動物性のものを取り除いたライフスタイルのこと。現在は、肉や卵など、動物由来の食材を一切食べない人のことを「ヴィーガン」だと認知している人が多いが、実際にはもっと奥が深い。

2.ヴィーガンの主張①:動物愛護

2.ヴィーガンの主張①:動物愛護

ヴィーガンが、ヴィーガンになった主な理由が「動物愛護」である、という人が1番多いのではないでしょうか?

■ヴィーガンの主張は、「肉を食べる=悪」

普段、何気なくスーパーで買い物して生肉やソーセージを買ったり、牛丼や親子丼、ラーメンのチャーシューを食べたりして「やっぱり肉はおいしいな~。最高だな。」なんて思っている人も多いかと思います。

しかし、その肉はどんな工程を経て、あなたの胃袋へ入っていくか、知っていますか?

人工的なホルモンにより、急成長させられた自分の体重を支え切れない未熟な足の骨が折れて、ほかのニワトリに踏みつぶされて、死んでいくニワトリもいます。

肉を食べる人がいる(=需要がある)から、家畜の生産はなくなりません(=動物の命が犠牲になる)。

■ヴィーガンの主張は、「動物にも命の権利がある」こと

世界全体で見たとき、1日当たりに失われる動物の命の数は、推定でも「合計2億」と言われています。

ここでいう「動物」とは、牛、豚、ニワトリ、羊、ヤギ、ウサギ、七面鳥(ターキー)などです。

ディズニーランドに行ったとき、スモークされたターキーレッグを食べたことがある人も多いのではないでしょうか?(めちゃくちゃおいしいんですよね…。)

で、毎日2億です。昨日も2億、今日も2億、明日も2億。たった3日間で合計6億もの、動物の命が奪われています。

1か月で考えると60億もの命が失われる(殺される)という事実を、どうとらえるか、です。

■ヴィーガンの主張は動物愛護。現実が残酷すぎるのだ。

アメリカでヴィーガンになった人の中には、とても残酷な現実を目の当たりにした人もいます。

例えば、アメリカの家畜ファーマーでは、病気になった動物をすぐに殺して処分します。

子牛だって、期間内に規定の大きさまで成長しなければ、商品にはならないので、即、殺処分です。

アメリカの動物愛護団体は、こういった状況で殺処分寸前の牛や豚など、多くの動物を保護しています。

悲しすぎる現実に、心がズタボロになります。

そして、「ベジタリアンやヴィーガンになる決意」を固める人も多いのです。

■ヴィーガンの主張「動物愛護」が理解できないなら、これを見るべし。

ファストフードと提携している、アメリカのチキンファーマーのドキュメンタリーがあります。

「こんな劣悪な環境で育った肉なんて、食べたくない」と思うはずです。『Food Inc(フード・インク)』、見てみてください。

3.ヴィーガンの主張②:環境問題

ヴィーガンは、環境問題にも深く関わっています。

アメリカにいるヴィーガンと話していると、環境問題について「家畜業、農業は持続可能ではない」と主張する人が多いです。

■ヴィーガンの主張「家畜業は持続不可能」

「牛や豚を家畜として育てることは、将来的にいつかできなくなる」と言われています。

なぜなら、穀物を育てすぎて、いつか土の栄養分がなくなり、食べ物も植物も育たなくなるから。

そうなれば、人間だって生きていけませんよね。

■ヴィーガンの懸念【アメリカのダストボウル】

1931年~1939年のアメリカ、中西部(テキサスなど)を襲った大干ばつと砂嵐の記録は、アメリカ人を今でも不安にさせます。

当時、世界恐慌に加え、大干ばつと大きな砂嵐でテキサス州、アーカンソー州、オクラホマ州などを中心に、農業ができなくなるという事態が発生。

土は土埃となり、農作物を育てるために不可欠な土が死んだのです。

家畜を大量に育てる
→エサとなる穀物が必要
→穀物を大量に育て続ける
→土の栄養分がなくなり、土が死ぬ
→人間の食べ物も育てられなくなる+地球温暖化で異常気象

もう、世界中がやばいのです。

■ヴィーガンの主張「家畜の狭い環境では、病気のリスクが高い」

2000年ごろ、アメリカの狂牛病とかニュースでありましたよね。

日本でもニワトリの病気が流行ると、その農家のニワトリはすべて殺処分で、農場も閉鎖しなくてはなりません。

■ヴィーガンの主張「家畜のエサで土が死に、何も育たなくなる」

大量の家畜を育てるために、大量の穀物(牧草やトウモロコシなど)が必要です。

毎年毎年、大量の穀物を育てていたら、土の栄養分がすべて吸収され、いつか土は死にます。

土が死ねば、土は「砂埃(すなぼこり)」となり、穀物や植物など、一切なにも育たなくなってしまいます。

家畜だけではなく、人間にも飢餓(きが)の危機がやってくるでしょう。

■ヴィーガンの主張「人間の欲深さには、底がない」

今後も、家畜の数は増え続けます。

すでに過剰生産しているのに、大企業は利益だけを追求し、どんどん生産します。

結果的に、食べ残しや廃棄処分になります。

■ヴィーガンの主張「需要と供給のバランスが取れていない」

家畜やそのエサだけではなく、人間が食べる野菜や穀物(米や小麦、トウモロコシ、じゃがいもなど)も、需要と供給のバランスはとれていません。

必要な分だけを生産すればいいのに…。

そして、世界中には飢えで苦しみ、死んでいく人が数えきれないほどいるのです。

■ヴィーガンが主張している環境問題【具体的には?】

近年では、地球温暖化の影響により、世界中が異常気象発生しています。

日本も、ここ数年で「異常」と思う気象を体験している人も多いはずです。

北極や南極では氷が解け、ホッキョクグマは絶滅の危機にあります。

世界中の氷が解けていることで、海面は上昇。

すでに水没してしまった地域もあり、住民たちは移動を余儀なくされています。

・2030年までに水没する可能性がある国と地域

水没したら、もうその地域には住むことができなくなります。

「あと8年経ったら、もうその地域には住めないかもしれない」と予想されている地域が以下の通り。

①アムステルダム(ネザーランド)

②バスラ(イラク)

③ニューオリンズ(アメリカ・ルイジアナ州)

④ベニス(イタリア)

⑤ホーチミン(ベトナム)

⑥コルカタ(インド)

⑦バンコク(タイ)

⑧ジョージアタウン(ガイアナ共和国)

⑨サバンナ(アメリカ・ジョージア州)

アメリカのフロリダ州、マイアミはすでに水没し始めています。

2022年のマイアミの様子がすでにこの感じ≫マイアミ洪水の画像

現在、水没を遅らせるために、貯水タンクを設置し、そこに海水を流して食い止めています。

もちろん持続可能ではないので、いつかマイアミは海となるのです。

名前も存在もほとんど認識されていない小さな島々や地域は、すでに水没してしまったところもたくさんあります。

地球温暖化には無関係な人、動物たちが、私たちのせいで住む場所を失っているのです。

✓「環境破壊反対」と言えば、ノルウェーの歌手、オーロラ(aurora)

ノルウェーが生んだキセキ…とも言うべきでしょうか。

「オーロラ」という名の歌手の歌は、歌詞も歌声もすべて、「人間のおろかさや貪欲さ」「地球や自然の素晴らしさ」などを力強く訴えかけてきます。

1996年生まれのオーロラは、とにかく地球「Earth」が大好きです。

地球を守りたい、環境破壊を食い止めたい、戦争をなくし平和な世界を作りたい…そんな思いを歌に託しています。

2022年5月、ミネアポリスで行われたライブコンサートに、私も行ってきました。

■世界中に、飢えで苦しむ人がたくさんいる事実。

今もなお、10秒に1人の子どもが飢えによって亡くなっています。

10秒に1人ですよ?

1分間で、6人もの人間の命の炎が消え去っているのです。1時間で360人です。

信じられない数字ですが、これが事実なのです。

■ヴィーガンの主張は、環境問題以外にも。

・飢餓を減らせる

もし、家畜のために使っている土地を、米やトウモロコシ、小麦粉など、人間が食べる穀物に替えれば、全世界の飢えで苦しむ人たちを救うことができるのです。

牛や豚などを育てて、その肉を人間が食べていますが、その牛や豚を減らして、人間の食べ物を育てれば、たくさんの人間の命を救うことができるのです。

・動物を殺さずにすむ

また、家畜の数を減らすことで、牛や豚を殺す行為の数も減ります。(ヴィーガンは家畜ゼロを望んでいますが。)

4.ヴィーガンの主張③:健康志向

4.ヴィーガンの主張③:健康志向

ヴィーガンの中には、超健康志向で、自分の健康のためにヴィーガンの生活をしている人もいます。

「人間が生きていくためには、肉を食べる必要はない」と考えている人もいるし、「肉を食べる=体に悪い」と考えている人もいます。

■健康を主張するヴィーガン

・肉は消化に悪い

・肉を食べると生活習慣病のリスクが上がる

・発がんのリスクが上がる

・人間が生きていくうえで、肉を食べる必要はない

などの考えを持っているヴィーガンも多いです。

自分の健康を考えて、自分の信念のもと「肉を食べない」という選択肢を選んだ人たちです。

■ヴィーガンの主張「人類進化系がヴィーガン」

健康志向のヴィーガンの友人は、「次世代の人間の進化」がヴィーガンだと信じています。

つまり、将来的に人間はみんな肉を食べない人(ヴィーガン)になる、ということ。

彼自身、2006年からヴィーガンです。

彼は体格もよく、筋肉もあり、日常的にランニングもしています。

「肉を食べなくても、動物性食品を摂らなくても、こんなに健康的に生きている」という証拠を、彼自身が証明しているのです。

5.ヴィーガンの主張は攻撃的すぎることも。お互いに尊重しあおう。

以上、3つのヴィーガンの主張をまとめました。

賛成できる点、理解できる部分もあれば、反対する点もあったかと思います。

もちろん、人それぞれ考え方や価値観が違います。

でも、お互いに、お互いの考えや価値観を尊重しあうのが1番大事なんじゃないかな、って思います。

■ヴィーガンの主張も尊重するから、こちらの主張も尊重してほしい。

ヴィーガンは、周りの人やメディアから批判されることが多いため、攻撃的な発言や、批判的な態度をとる人も少なくありません。

しかしながら、「自分はヴィーガンではないけど、ヴィーガンの考え方に賛同するよ」っていう人(私や夫・アダムを含む)も多いのは事実です。

ヴィーガンではない人の意見や行動をバッサリ否定するのではなく、賛成しなくてもいいから「尊重してほしい」というのが願いです。

■ヴィーガンの主張を納得させられるのは、ヴィーガンだけ。

残念ながら、ヴィーガンを納得させることは、ヴィーガン以外の人(肉を食べる人)では無理です。

しかも、ヴィーガンにもいろいろなレベルの厳しさ(ルールのレベル)があるため、ヴィーガンですら、別のヴィーガンを攻撃的に攻めることも多々あります。

「ヴィーガンを納得させられるのは、ヴィーガンだけ(ヴィーガンでも無理なこともある)」と覚えておくといいかもしれません。

不要な争いは亀裂(きれつ)を生むだけです。

ヴィーガンとの距離を保ちつつ、いい関係を持ちましょう。

この記事は、植物ベースの食生活の栄養リスクについて評価したり、指摘したりすることを意図した記事ではありません。

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