• 投稿の最終変更日:1月 3, 2023
【簡単】ネイティブ講師が教える、リスニングの7つの勉強方法

【簡単】ネイティブ講師が教える、リスニングの7つの勉強方法

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リスニング勉強中の人「英語のリスニングでおすすめの勉強法が知りたい。毎日英語聞いてるのに、全然上達した実感がない。リスニングが早く上達する人ってどんな人なんだろう…?英語がめっちゃ苦手だから、そもそもリスニングの勉強法が分からない。自分でも英語が聞き取れるようになるのか心配。」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ
1.リスニングができない原因とは?その勉強方法正しい?

2.【簡単勉強方法】リスニングの上達が早い人は〇〇の特徴あり。

3.【ネイティブ講師が教える】リスニング力が身につく勉強方法7つ

この記事を書いている私は、もともと英語大嫌いで、社会人英語学習歴5年。8年間日本で英語講師をしていたアメリカ人・ジャパダムと結婚。現在は、アメリカ・ミネソタ州で歯科助手として働いています。

英語のリスニング勉強法に関して、実体験・ネイティブスピーカーのアドバイスに基づいて解説します。

1.リスニングができない原因とは?その勉強方法正しい?

1.リスニングができない原因とは?その勉強方法正しい?

「毎日英語を聞いているのに、全然リスニングがうまくならないんだけど…どうしたらいいの?」って思っている人、ただ闇雲に英語を聞き流していても、リスニングは上達しません。

■リスニングができない原因は?

主な原因は以下の5つです。

・外国人は話すのが速すぎる
・英語の発音を知らない
・知っている英単語・熟語が少ない
・日本語にない発音なので聞き取れない
・日本語に訳しているので、聞き取りに時間がかかる

多いので、1つずつ簡単に説明していきます。

・外国人は話すのが速すぎる

特に英語を第一言語としているネイティブスピーカーは、本当にペラペラペラペラ…マジで速すぎて、なんて言ってるのか聞き取れません。具体的にはジャパダムのお父さん・トム。私にとって英語は第二言語ですが、お構いなしにマシンガントークです。

・英語の発音を知らない

例えば「people」(人々)は「ピープル」ではなく「ピーポー」と発音します。「lighter」(火をつけるライター)は「ライター」ではなく「ライダー」の方が近い発音です。

・日本語にない発音なので、聞き取れない

「th」や「L」と「R」の音って、日本語にはないので、そもそも聞き取るのも難しいし、自分が発音するのも難しいです。

・知っている英単語・熟語が少ない

そもそも単語を知らないと、相手が何を言っているのか聞き取れません。リスニング力が上がると、知らない単語が出てきても、会話の前後の文脈から予測できるようになり、多少知らない単語があってもまったく問題なく英会話ができるようになります。

また、外国人は熟語を使うことが多いので、リスニングが難しくなります。熟語は覚えない限り、意味が分からないものがほとんどです。例えば「Time flies.」(あっという間)とか。時間が飛んでる、とは訳しません。

・日本語に訳しているので、聞き取りに時間がかかる

「apple」(リンゴ)と言われて、いちいち「りんご」と頭の中で訳す人は少ないかと思います。頭の中でパッとリンゴをイメージできますよね。一方で、「watermelon」(ウォーターメロン)と言われたら、頭の中で「あ、スイカのことか!」と訳す人がいるかと思います。慣れていない英語を聞いたときに、いちいち頭の中で日本語に訳すとその分時間がかかります。その間にも、英会話はどんどん先へ進んでいます。

□体験談:私がリスニングができなかった話

具体的なお話をすると、26歳で英会話に通うまでは、リスニングの練習・勉強をしたことがなかったので、学生時代のリスニングテストはほぼ不正解でした。選択問題ならまぐれで1,2問正解とか、そのレベルです。大学のセンター試験のリスニングもボロボロでした。

今思うと、原因は「リスニングの勉強なんてやったことなかったから」です。当たり前ですよね。やったことないのに、できるわけないです。

英会話教室に通い始めて、英語で映画を観るようになり、英語の音楽を聴くようになり、ジャパダムとデートを始めたことによって、私の英語力は格段にアップしました。

2.【簡単勉強方法】リスニングの上達が早い人は〇〇の特徴あり。

【簡単勉強方法】リスニングの上達が早い人は〇〇の特徴あり。

英語の上達が早い人は、以下の通りです。

・日本にいても英語で生活している
・学ぶ言語を決めている
・細かなことや自分のレベルを気にしない

上記をそれぞれ解説します。

・日本にいても英語で生活している

日本にいても、生活をできるだけ英語にしている人もいます。海外で生活することが、英語力向上の一番いい方法です。身の回りを英語にすることで、海外で生活しなくても英語漬けにでき、結果的に早く英語力がアップするからです。

例えば、
・英語でニュースを見る
・英語で映画を観る
・英語の音楽・ラジオを聴く
・毎日オンライン英会話を利用してインプット・アウトプットをする
・英語で日記を書く
・ペンパルで外国人と英語で手紙のやり取りをする

など、生活をできる限り英語にすることで、海外にいる状態にして英語漬けの生活ができます。

・学ぶ言語を決めている

アメリカ英語・イギリス英語・カナダ英語・オーストラリア英語・ニュージーランド英語が主な英語です。それぞれ発音や使う英単語も異なるので、最初にどれを学んでいくのかを決めることは近道になると言えます。日本の学校で習う英語はアメリカ英語です。

・細かなことや自分のレベルを気にしない

リスニング力の上達が早い人は、細かなことをいちいち気にしません。細かなことを気にしていると、その都度学習をストップしなくてはならないので、中々先に進みません。少しくらいわからない単語があっても、だいたい内容が分かるなら、気にせずそのまま先に進みます。その方が効率もいいので、どんどん先の学習ができます。

3.【ネイティブ講師が教える】リスニング力が身につく勉強方法7つ

3.【ネイティブ講師が教える】リスニング力が身につく勉強方法7つ

結論、英語のインプットとアウトプットが全てです。
なぜなら、聞くことと話すことを同時進行で毎日行えば、海外に住んでいるのと同じで、英語力が上がりまくるから。

方法は以下の通りです。

1.英語で映画を観る
2.英語で天気予報を見る
3.英語でニュースを見る
4.英語でラジオを聴く
5.YouTubeを使う
6.すきま時間をスマホで英語勉強
7.オンライン英会話を毎日利用する

それぞれを解説します。

1.英語で映画を観る

英語で映画を観ることをおすすめする理由は、「勉強」としてではなく、簡単に楽しく英語に触れることができるからです。

方法は、まずは一度映画を観て内容をざっくり把握します。二回目以降は「英語+英語字幕」で観ます。英語の単語が分からなくても気にしなくて大丈夫です。何度も英語と英語字幕で観て、何度も繰り返し出てくる英語やフレーズに気づいたら、メモして辞書で調べてみましょう。「自分もこの表現使えそうだな~」と思ったら、その英語を覚えましょう。

ちなみに、日本語字幕は実際の英語の表現とだいぶかけ離れていたり、柔らかい表現に直してあったりすることが多いです。
映画の他にも、ドラマ(フルハウスやフレンズなど)、アニメ(スヌーピーやスポンジボブ、ザ・シンプソンズ、スパイダーマンなど)でも、ディズニーでも、なんでもいいので、自分の好きなものを英語で観てみましょう。「リスニングの練習だ」なんて思わずに、素直に鑑賞を楽しめばいいのです。とにかく、英語でたくさん見て、英語に耳を慣れさせましょう。私はBBCのネイチャー番組が好きです。

2.英語で天気予報を見る

インターネットを使って、英語で、世界の天気予報を見ることをおすすめします。理由は、英語でニュースを見るより、天気予報の方が簡単だからです。また、天気予報士の英語は「クリアで正しい英語」に近く、スラング英語も使いません。インターネットで世界の天気予報を見る方法は、「weather.com」と検索するだけです。利用は無料で、色々な国を検索できます。

 

例として、YouTubeの動画を貼っておきます。↓

3.英語でニュースを見る

英語でニュースを見ることもできますが、英語がかなり難しくなります。でも、世界中の出来事や情勢にも関心を広げることができるので、日本にいても自分をグローバル化できます。たまに挑戦するのもいいでしょう。初めは内容なんてわからなくてもいいんです。

BBCnewsはイギリスのニュース番組です。世界中で視聴されています(おそらく世界で一番使われている)。BBCはネイチャー番組も数多く制作しているので、動物や自然について英語で学んでも面白いです。

CNNは、アメリカのニュース番組で、こちらもかなり有名で人気です。本当に重要なニュース(世界情勢や環境、医療など)を伝えてくれます。

例としてYouTubeから、過去のCNNニュースを貼っておきます。Don Lemonという、このニュースキャスターがめっちゃ好きです。↓

4.英語でラジオを聴く

インターネットを使えば、世界中のラジオを無料で聴くことができます。つまり、海外に行かなくても、生の英語を聞けるチャンスです。ニュースで聞く英語に比べて、もっと砕けた感じのラジオ番組も多いので、司会者が会話を楽しんでいたり、人気の音楽(日本人は知らないけどアメリカで人気の古い曲)が流れたりとか…「本当の意味でネイティブ」な英語が聴けます。

「意識は英語に向けながら、しかし、わからない単語は気にしなくていい」って感じで聞き流しましょう。とにかく、英語に耳を慣れさせましょう。英語のラジオはとにかくテンポが速いです。アメリカ人は、ラジオでジョークもたくさん話します。何度も、長い時間聴けば、だんだん耳が慣れてきます。最初のうちは、内容が理解できなくても全然大丈夫です。
tunein.com」や「radio.net」のサイトなら、無料でラジオが聴けます。

例えば、「NPR」はアメリカの非営利公共放送局です。「WNYC」はニューヨークを拠点とした公共放送局です。「KABC790TalkRadio」は、ロサンゼルスを中心としたトーク番組です。それぞれホームページへ行って、【LISTEN】のボタンを押して再生すれば聴けます。
PODCASTS(ポッドキャスト)や、TEDtalkを聴くのもありですね。
※ポッドキャストは、アップルストアでアプリをダウンロードすれば、無料で利用できます。

5.YouTubeを使う

英語学習にインターネットを使わない手はありません。YouTubeで外国人の動画を見れば、ネイティブな英語をいつでもどこでも聞くことができます。「VOA Learning English」はアメリカの国営放送「Voice Of America(VOA)」が運営する英語学習用の番組です。英語のニュースや、ニュースで使われる英語表現、英文法などについての動画がたくさん見れます。

6.すきま時間をスマホで英語勉強

すきま時間をスマホで英語勉強することを習慣にしている人は上達のスピードが早いです。「社会人だから忙しくて時間がない」と言う人がいますが、それは間違いです。

バスや電車での移動時間や、トイレ、歯磨きの時間、料理の時間、お風呂に入っている時間、寝る前などを、すきま時間として利用できます。毎日コツコツと、小さな積み重ねを継続することで、将来的に大きな成果が得られます。

スマホで簡単にすきま時間を利用できます。「ちょっと時間があるからインスタでも眺めるか~」という習慣を、英語学習に利用しましょう。

スマホでできる英語学習のアプリに興味がある方向けの記事≫【無料】英語の基礎学習におすすめのスマホアプリ3つ

7.オンライン英会話を毎日利用する

オンライン英会話の利用は、英語を独学する上でかなり重要です。理由は、オンライン英会話では、外国人を相手に英語のインプット・アウトプットができて、英会話の実践になるからです。オンライン英会話なら、場所や時間に関係なくできますし、講師もいろいろな人がいます。いろいろな人の英語に触れることで、耳が慣れてリスニング力がアップします。

リスニング力を上げるには、ただ英語を聞くインプットだけではなく、発音練習・英会話練習の「アウトプット」も重要です。

理由は、日本語にはない音を自分の体で知ることで、耳でも聞き分けられるようになるからです。

英語には「th」「LとR」「BとV」など、日本語にはない音があり、自分の口や舌でそれらの音の違いを感じてわかることで、実際に誰かの英語を耳で聞いたときに、音の違いを聞き分けられるようになります。

だから、リスニング力を上げる勉強法には、英語のインプット・アウトプットを増やすことが正義です。