外国人と話したい！マンツーマン英会話で英語を話すコツ【ネイティブ講師直伝】
外国人と話したい人「外国人と話せるようになりたいので、マンツーマンの英会話を始めたいな。英会話完全初心者だし、今まで外国人と話したことないけど、マンツーマンで何を話せばいいんだろう。会話が続くか心配だな。あと、英会話が早く上達する方法やコツを知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.外国人と話したい！マンツーマン英会話で英語を話すメリット4つ
2.完全初心者でも外国人とマンツーマンで英会話をするコツ
3.【近道】外国人とマンツーマン英会話が早く上達する方法は、身の回りをすべて英語
この記事を書いている私は、英語学習歴5年。８年間日本で英語講師だったアメリカ人（アダム）と国際結婚して４年目。現在は、アメリカで歯科助手として働いています。
英会話の独学方法に関して、英会話のプロ・アダムの実体験、アドバイスに基づいて解説します。
1.外国人と話したい！マンツーマン英会話で英語を話すメリット4つ
「外国人と英会話をしたい！」と思っている人って、結構いると思います。日本にいながら外国人とマンツーマンで英会話ができるのが、カフェでの英会話レッスンや、英会話教室のプライベートクラス、オンライン英会話です。
マンツーマンの英会話で外国人と話すメリットは4つあります。
それが下記の通り。
・マンツーマンなので、質問しやすい。
・グループレッスンに比べ、他の日本人がいないので、英語を話すのが恥ずかしくない。
・話したいトピックについて長く話すことができる。
・講師が自分1人にフォーカスしてくれる。
■「なぜ英語が話せないか」について、オリラジ中田さんがいいこと言ってる
先日、たまたまYouTubeでオリエンタルラジオの中田さんが「英語がなぜ話せないか」について解説をしていたので、聞いてみました。「めっちゃ的を得てるし、いいこと言ってるな～」と思いました。「小中高で勉強したのに、英語が話せない！」私もまったくその1人でした。
その動画がこちらです。（動画最初の2～3分だけ見れば、結構共感できるはず）
出典：YouTube：中田敦彦のYouTube大学
2.完全初心者でも外国人とマンツーマンで英会話をするコツ
オリラジ中田さんの動画で感心したので、彼がやっているという「中田ワールド」ってのも、初めて見てみました。正直このとき内心で「あんなにいい解説をしている中田さんのことだから、英語がめっちゃ上達しているのかも！」と期待していました。
オリラジ中田さんがやっている「中田ワールド」っていう動画がこちら。
動画を見るときは、英語の字幕をオンにしてから見ることをおすすめします。
2021年1月25日時点での最新動画です。オリラジ中田さんが、ネパール人の女の子と英会話をしています。
この動画を見て、私は正直ショックを受けました。
理由は、英語に関して、あんなに的を得ていて、いいこと言っている中田さんの英会話力が「おぉ、まじか…」ってレベルだったからです。
8年間日本で英語講師をしていたアダムにも、この動画を見てもらったところ、感想は「超日本人だね。冒頭は特に英会話じゃなくてただのコミュニケーションって感じだね。」でした。（中田さんをディスるつもりはありません。）
■オリラジ中田さんの英会話動画を分析。改善できるポイントとは？
中田さんのこの動画から学べる事って本当にたくさんあって、今から書いていくことは、中田さんが「こうしていたら、もっとよかったな」って内容です。（オリラジ中田さんをディスるつもりは毛頭ありません。）
以下が、最初の自己紹介でネパールの子が話していた内容です。
ネパール人の自己紹介
【動画最初の30秒】
・名前はシクシャ
・ネパールの首都カトマンズに在住。
・ピアノと歌うことが大好き。
・心理学を専攻している学生で、最近心理学の修士号を取得した（めっちゃすごい！）
・旅行が好き。
・家族とカトマンズに住んでいる。
■シクシャの自己紹介に対する中田さんの反応
この自己紹介に対して中田さんは「Thank you！」の一言で終了しています。
正直、これは外国人にとってめちゃくちゃ失礼なことです。
日本人のあなたでもさすがに自己紹介で色々情報を与えたのに、「そうですか、ありがとうございました。」で次の話題に行かれたら「え、なんなの？私に興味ないの？」って思いますよね。（私だったらかなりショックです。）
自己紹介で得た、相手の情報から会話につなげて、話題をふくらめていくのが英会話にとって自然な流れとなります。
って思った人がかなり多いと思います。正直、私もあまり聞き取れませんでした。シクシャの英語、本当に速いですね。
英語が速くて何を言っているのかわからないときは、
「Please talk slowly.（ゆっくりしゃべって！）」
と言いましょう。
これ、めっちゃ大事です。これを言えば、外国人はゆっくり話すように気を付けてくれます。また、聞き取れなかったときも「What did you say?（なんて言ったの？）」「Say that again?（もう一回言って）」と言えばOK。
「ゆっくり話して。」と言わなければ、相手はペラペラ英語で話すので、あなたの貴重な英会話の時間が「英語が速くて何言ってるか全然わかんなかった！」ってなってしまします。相手は日本人じゃないので、「なんて言ったの？」とか「ゆっくり話して」って言っても、失礼じゃないし、全然OKです。
日本語の会話でも同じですよね。日本人の場合、大人になってから新しい友だちができるって、あまりないので、例えにするなら、合コンで知り合った女の子の自己紹介を聞いて、興味がある部分についてもっと深く質問していく感じですかね。相手が好きなことや興味があること、住んでいる場所などについて質問することで、自然な流れで会話が成立すると思います。
英会話って、その英語バージョンだと思えば、何を話せばいいかイメージが付きやすいかと思います。
もちろん、シクシャはペラペラと、ものすごいスピードで英語を話しているので、1度聞いただけでは、初めは何を言っているか全くわからないはずです。まさにオリラジ中田さんがその状態に見受けられます。（きっとシクシャの自己紹介の内容はあまり頭に入ってなさそう…）
5年前、英会話を始める前の私もたぶん、ほぼ何も理解できなかったと思います。
今ですら、私は彼女の名前がなんて言うのか聞き取れませんでした。
だったら、「What’s your name again?」って聞いていいんです。わからないことをそのままにして、テキトーに会話を進めるのも別にいいですが、英会話ができるようになりたければ、聞き取れなかったり、相手がなんて言ってるかわからないときは、はっきり聞いていいんです。
■シクシャの英語の自己紹介に対して、できた質問や会話
・名前はシクシャ
名前が聞き取れなかったら「What’s your name again?」（もう一回名前聞いていい？）
「How do you spell your name?」（名前のスペルはどうやって書くの？）
「I like your name! It’s a beautiful name!」（名前好き！きれいな名前だね！）←これ、実際に私がアメリカ人によく言われます。言われて嫌な人はいないですよ。
ネパールに行ったことがなければ、「I have never been to Nepal. I want to go there someday!」（ネパール行ったことないんだ～。いつか行ってみたいよ！）
ネパールに行ったことがあるなら、「I went to Nepal 3 years ago. I love Nepal!」（3年前にネパール行ったよ！ネパール大好き！）→きっとシクシャは
・どのくらいネパールに滞在したのか
・誰と行ったのか
・何を食べて、おいしかったものは何か？
・ネパールのどこに行ったのか？
・天気はどうだったか
とか、色々聞いてくれると思います。外国人って会話が本当に自然で、上手です。
ネパールの言葉で「こんにちは」「ありがとう」はどうやって言うの？って質問もできますね。日本語では「こんにちは」「ありがとう」ということも相手に教えてあげることもできます。
自分もピアノをやっているなら
・I play the piano too!
（私もピアノ弾くんだよ！）
とか言って、どんな曲を弾くのか、お気に入りの作曲家は誰か、とか話題が膨らみます。
また、自分がピアノを弾かない場合でも、「When did you start playing the piano?」（いつピアノを弾き始めたの？）とか
「How often do you play the piano?」（どのくらいよくピアノを弾くの？）とか、質問は無限です。
「Do you have a piano at home?」（家にピアノあるの？）とか。
「What is your favorite song? 」（お気に入りの歌は何？）
psychology（心理学）って難しい英語が出てきたとき、わからなかったら「What is psychology? Sorry I don’t know that word.」（サイコロジーって何？その言葉知らないや。）って聞けばいいんです。
質問して「study of the mind」とか「mind doctor」って言ってくれたらもう少しわかりやすいですね。（マインドだから、頭…あぁ、きっと心理学かな？）って予想することもできます。
（もちろん初めての英会話じゃそんな余裕ないですが…。私も昔はそうでした。）
「Which countries have you been to?」（今までどの国に行ったことある？）って聞けますね。この表現、難しいですが、英会話でめっちゃ使えるので、丸暗記でいいと思います。
旅行好きの外国人ってめっちゃ多いです。日本人でも旅行好きの人はたくさんいるので、自分の旅行経験の話もできますね。
ちなみに、旅行ってのは海外旅行でなくてもいいので、日本国内で行った場所とか紹介してあげると、興味を持ってくれるので話が盛り上がりますよ。
例文；
・I love traveling too！
（私も旅行大好きだよ！）
・I love traveling in Japan.
（国内旅行が好きだよ。）
・Which country is your favorite?（お気に入りの国は？）
例えば相手がインドに行ったことがあるよ！って言った場合。
・What did you eat in India?
（インドで何食べたの？）
・How long did you stay in India?（どのくらいインドに滞在したの？）
・What did you there？
（インドで何したの？）
・Where did you go? Did you go to a museum?（どこ行ったの？博物館行った？）
・Did you make new friends?
（新しい友だちできた？）
とか、めっちゃ質問できます。
また、自分の旅行について相手に話すなら、
・I went to Hokkaido 3 times. Hokkaido is the northern island in Japan. The snow is amazing in Hokkaido.
（私は3回も北海道に行ったよ。北海道は日本で一番北にある島で、雪が最高なんだ。）とかですかね。
自分が行ったことのある場所、そこで食べたものややったこと、寒かった思い出など、簡単な英語でいいので、とにかく相手に伝えましょう。
家族構成について質問できます。
・Do you have any brothers or sisters?（兄弟か姉妹はいるの？）
・How many people in your family?（何人家族なの？）
・Do you have any pets?
（ペットは飼ってる？）
・Do you live in a house or apartment?（家に住んでるの？アパート？）
とか…。
■外国には「うんうん」相づちの文化がない
オリラジ中田さんの動画の、最初の2分くらいは会話じゃなくて、だたのコミュニケーションになっています。日本人は相手の話を聞くときに、「うんうん」と相づちをよく打ちます。しかし、外国には話を聞くときに、相づちを打つ文化はありません。外国人によっては、日本人の「うんうん、ふーん、そうなんだ～」っていう相づちでイライラする人もいるので、正直あまりやらない方がいいです。
・「ネパールが、インドと中国に接している」という話で、中田さんは「That’s great.」【動画1：14】と言っていますが、コメントが完全に間違っています。
→会話の相手がネパール出身なので、本来なら話題の中心にネパールを持っていけば、お互いに話しやすいので、会話ももっとふくらみます。
例えば、天気や山、人口のこととか
「What’s the weather like in Kathmandu?」（カトマンズの天気ってどんな感じ？）
「Can you see the Himalayas from Kathmandu?」（カトマンズからヒマラヤ山脈って見えるの？）
「How many people live in Kathmandu?」（カトマンズの人口どのくらい？）
「When is the busy season?」（観光客で忙しい季節はいつ？）
「What kind of animals do you have in Nepal?」（ネパールには、どんな動物がいるの？）
お互いに話ができない話題については避けた方が賢明です。
→彼女はネパール出身なので、ネパールか日本について話すのがベストです。理由は、お互いに話しやすい話題だから。
自分も相手も行ったことがない国や地域に対する話題は、お互いに答えが分からないので、会話が成り立ちにくいのは明白です。
【動画1：43】中田さんは「アメリカと中国が素晴らしい国」と言っていますが、英会話をしているときは、相手の出身国をほめた方がいいです。
日本人だって、「中国って素晴らしい国！」って言われるより「日本っていいよね！」って外国人に言ってもらった方がうれしいですよね。
正直バリウッドって話しにくい話題だと思います。そもそも、バリウッドってインドの映画なので。映画とネパールを絡めて、以下の英会話ができそうです。
例：
「What movies are popular in Nepal?」（なんの映画がネパールで人気なの？）
「Do you know any Japanese movies?」（なにか日本の映画知ってるのある？）
※外国人にオススメの日本の映画を聞かれたら、個人的にはスタジオジブリを外国人にすすめますね。ジブリを知っている外国人は案外多いです。
中田さんも自然な質問をしていて、めっちゃいい英会話になっています！個人的には個々の部分が、この動画で1番好きだったかも。
→自分はインドに興味があると言っているのだから、急に日本の話題をぶち込んでいます。なるべく自然な会話の流れを心がけましょう。
→日本についてなら、中田さんも話しやすいし、ネパールの子も日本に興味があるので、日本人にとって1番話しやすい話題だと思います。
→「佐賀は福岡の近く」と説明していますが、日本の地理を知らない外国人はたくさんいます。東京と大阪を知っている外国人が多いので、大阪からどのくらい遠いのか、とか東西南北で説明する方が相手に親切です。
（中田ワールドの動画解説はここで終わります。）
■中田ワールドから学ぶ、マンツーマン英会話のコツ4つ
・「超」日本人になるな！
・自分について、自分の好きなことについて話しているときに「英会話」になる
・相手の話に反応し、興味を示そう
・お互いに話しやすい話題は自分の国のことと、相手の国のこと。
「超」日本人とは、「うんうん」とめっちゃ相づちを打つこと。あと、わかっているフリをしすぎること。わからなかったら、わからないでいいんです。
中田さんの動画の中で、動画の始めは中田さんは緊張しているのか、「超」日本人です。めっちゃ「うんうん」相づち打ってるし。また、ネパールの子に質問して、彼女が答えて、また別の質問をして、彼女が答えて…の質疑応答になっていました。（反応しないと、相手の話を聞いてない、または、わかっていないのが相手にも伝わります。）
でも、動画の10分頃には、お互いに質問し合って、英語で答えて、と言う感じでしっかり英会話が成り立っていました。
自分が知らないことって、日本語でも話せませんね。だって知らないんだから。逆に、自分の好きなことなら、話しているだけでも楽しいはずです。自分が興味あることについて話しましょう。
相手が話したことについて、何も言わない・関心を示さないのはめっちゃ失礼です。英会話を始めたころは、相手が英語でペラペラ話してくるから、何言ってるのか正直なにも分からないと思います。私もそうでした。それでも、相手が言った単語の1つ2つは聞き取れるはずなので、せめて1つでもなにか反応しましょう。「反応しない・興味を示さない」のは「相手の話がつまらない」ということになり、相手もショックを受ける可能性大です。
英会話のいいところって、外国の人と話せることで、相手の国や文化、風習について知ることができるので、自分の価値観や世界観がめっちゃ広がることです。また、あなたが日本について紹介することで、相手の世界観を変えるのはあなたかもしれないのです。
外国について知る、一番の方法が、その国出身の人と話すことです。日本についてなら誰でも話せますね。難しい話題を話す必要はなくて、あなたの日常生活や天気や地域の行事について友達に教えてあげる感覚でいいのです。
3.【近道】外国人とマンツーマン英会話が早く上達する方法は、身の回りをすべて英語
結論、毎日英会話をして英語に慣れることが全てです。
なぜなら、英会話に慣れれば、自然な会話ができるようになるから。
英語が話せるようになるためには、とにかくアウトプットで英語を話しまくること。英語が聞き取れるようになるには、とにかくリスニングの練習を毎日毎日繰り返すことです。
日常をできるだけ英語にすることで、日本にいても英語が上達します。日常的に思考も英語で考えるようにすれば、英語に対する抵抗も減ります。
すきま時間にできる英語学習に興味がある方におすすめの記事≫【無料】英語の基礎学習におすすめのスマホアプリ3つ
・英語で映画を見る
リスニングの練習になります。英語で映画を見るだけなので、「勉強」って感覚ではないです。お気に入りの映画を100回くらい見て、セリフを覚えちゃいましょう。『ホームアローン』とか『Hook』とかいいでしょう。ディズニー映画でもなんでもいいです。
個人的にいい方法だな、と思うのが、【英語+英語字幕】で映画を観ることです。聴覚だけでは補えない部分を視覚的に補助することで、耳で英語が聞き取れなくても、英語字幕を見て「今のってあの英単語だったのか！」と気づけるようになります。もちろん時間はかかりますが、慣れてきたころには、かなりリスニング力が上がっているはずです。
一度目は、映画を【英語+日本語字幕】で観て、映画の内容やストーリーを理解し、2回目以降は【英語+英語字幕】で観てみましょう。
英語学習におすすめの映画については、こちらの記事をどうぞ≫【中学生レベルでOK】英語学習におすすめの映画20選
映画を観るならU-NEXT≫31日間無料お試しができるU-NEXTはこちら
週末にまとめて5時間英語学習するよりも、毎日30分の英会話方が格段に効果あります。とにかく、毎日少しでもいいので、コツコツ続けることで英語力は伸びます。
オンライン英会話に興味がある方向けの記事≫無料あり：アメリカで歯科助手の私がおすすめ、オンライン英会話比較3社
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トーマン悠（トーマンはるか）
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました（2021年12月末）。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011～2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児～大人まで、ビギナー～超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
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