• 投稿の最終変更日:3月 18, 2024
【アメリカで花粉症】花粉が飛ぶ時期とおすすめの薬。

【アメリカで花粉症】花粉が飛ぶ時期とおすすめの薬。

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アメリカで花粉症の人「アメリカ在住者ですが、花粉症がひどくて死にそうです…。花粉症に効くおすすめの薬や、花粉症の症状を和らげる方法があれば知りたいです。」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.【アメリカには花粉症がない?】アメリカで花粉が飛ぶ時期。

2.アメリカの花粉症情報【花粉症でもマスクをしないアメリカ人】

3.アメリカでひどい花粉症です…おすすめの薬・目薬まとめ。

4.アメリカの花粉症対策でできること

この記事を書いている私は、アメリカ在住歴2年半。

現在は、ミネソタ州に住んでいます。夫と猫とキャンパー暮らしです。

アメリカでは、毎年5月にひどい花粉症で夜も眠れないレベルです。

アメリカ人の友人にも2人、ひどい花粉症の人がいます。

アメリカの花粉症に関して、実体験・英語の文献調査に基づいて解説します。

1.【アメリカには花粉症がない?】アメリカで花粉が飛ぶ時期。

1.【アメリカには花粉症がない?】アメリカで花粉が飛ぶ時期

日本では、花粉症と言えば「超身近な病気」みたいな感覚ですよね。

私自身、日本でも花粉症でしたし、両親や家族、友人も花粉症で悩まされています。

2019年夏にアメリカ移住して「花粉症がなくなるかも!」と期待していたのですが、そんなことなかったので、今回私の体験談とともに、まとめていきます。

■「アメリカには花粉症がない」って聞いたことがある。ウソでした。

「アメリカには花粉症がない」なんて、誰から聞いたんだろう…って感じですが、アメリカにも花粉症はあります。

私は、毎年5月に花粉症を発症します。ミネソタの春は5月なので、花粉症がひどくなる時期のようです。

■花粉症って、英語でなんて言うの?

花粉症を英語で言うと、

・hay fever

・pollen allergy

・pollinosis(医療用語)

花粉症を言い表すのによく使われるのは「hey fever」と「pollen allergy」です。

それぞれサクッと解説。

■英語で花粉症:hay fever

英語で花粉症:hay fever

発音は「ヘイ・フィーバー」

heyは、干し草のこと。

アメリカでは酪農や家畜がたくさんいるので、干し草は超一般的。確かに干し草(枯草)ってかゆくなりますよね。

■英語で花粉症:pollen allergy

発音は「ポーリン・アラジー」

pollenは、花粉のこと。

アレルギー(allergy)の発音は「アラジー」です。
「アレルギー」と言っても、アメリカ人には通じません。

■【花粉症・アレルギーに関する英語の例文】

I have hay fever.「私は花粉症です。」

I have a pollen allergy.「私は花粉症です。」

I have a milk allergy.「私は乳アレルギーです。」

I have a cat allergy.「私は猫アレルギーです。」

■英語で花粉症:pollinosis(医療用語)

病院などで使う医療専門用語です。普段の英会話では使いません。

発音は「ポーリノーシス」

■アメリカにも花粉症の人はいる。

私の友人も、かなりひどい花粉症です。

1人はよく病院にかかっているので、処方された花粉症の薬を服用しています。

もう1人は日本に6年間住んでいましたが、日本でも花粉症でした。

アメリカに住んでいる今、彼は市販されているアレルギーの薬を飲んでいます。彼は、花粉症の時期は毎日「鼻うがい」をしています。

アメリカの鼻うがいに関して、【鼻うがい】アメリカの花粉症にニールメッド!口コミと使い方。で詳しく解説しています。よかったらご覧ください。

そういえば、歯科助手として働いていたとき、マネージャーもひどい花粉症でした。彼にクラリチンをおすすめされました。

■アメリカでは、花粉症は注目度が低い。

アメリカにも、花粉症の人はたくさんいます。でも、アメリカでの花粉症の注目度は、低めな感じ。

花粉症のようなアレルギー症状が出ても、市販の薬やサプリメントを服用して症状を緩和させる人が多いです。

■アメリカの花粉症が始まる時期

■アメリカの花粉症が始まる時期

アメリカでは「花粉症」と一言で言っても、「何に対してアレルギーなのか?」「どこに住んでいるのか?」で違ってきます。

花粉症の原因となるものも、本当にたくさんあります。

もちろん、個人差もあります。

■アメリカ春の花粉症:tree pollen(木)

3~6月がシーズン。最盛期は4月

↑イメージ画像のリンク先を載せているので、どんな植物なのか確認してみてください。見たことがあるやつも多いはず。

■アメリカ夏の花粉症:grass pollen(芝、草)

4~9月がシーズン。最盛期は5~8月

Rye grass(ライグラス)-ドクムギ

Johnson grass(ジョンソングラス)-セイバンモロコシ

Bahia grass-バヒアグラス(これがアメリカで一般的な牧草らしい)

Bermuda-ギョウギシバ(アメリカで売られている芝生らしい)

■アメリカ秋の花粉症:weed pollen(雑草)

8~11、12月がシーズン。最盛期は9月

Ragweed-ブタクサ

Clover White-シロツメクサ

Cocklebur-オナモミ

Dockweed

冬も、mold(カビ)によるアレルギー反応が出る人がいます。

■アメリカの花粉症の症状いろいろ

アメリカの花粉症も、日本の花粉症と同じ症状がみられます。

・鼻水

・鼻づまり

・くしゃみ

・目のかゆみ

・目のくすみ

・肌のかゆみ

・酸素不足による眠気

・花粉症の症状による睡眠不足

・ぼーっとして集中できない

などなど。花粉症はいいこと1つもなし。

■体験談:アメリカの5月は、花粉症が寝られないレベルでひどい話。

■体験談:アメリカの5月は、花粉症が寝られないレベルでひどい話。

私は、2019年9月からアメリカ在住です。

毎年5月になると、ひどい花粉症に悩まされます(ミネソタ州)。

花粉症の薬も飲んではいるのですが、それでもひどい花粉症。

・アメリカでの、私の花粉症の症状

私の症状としては、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、目のくすみ、肌の乾燥です。

本当にひどい時期は、1~2週間ほど眠るのが大変なレベル。日本じゃ、こんな感じじゃなかったのに…。

・アメリカの花粉症がひどすぎて、眠れない。

ベッドで横になると、両方の鼻が詰まってしまいます。

普段はいびきなんて一切かかないのですが、5月の花粉症がひどい期間は、鼻が詰まってしまうので、口呼吸で寝ている感じ。

口呼吸になるので、朝起きると口腔内、ノドがカラッカラに乾燥していてやばい。負のサイクルに陥っています。

・アメリカの鼻うがいと寝方で、ちょっと改善。

で、最近友人にすすめられて始めたのが、アメリカの鼻うがい。日本でもありますよね、鼻うがい。

また、寝るときに上半身をちょっと起こした感じで寝るようにしてから、就寝時の症状が緩和されました。

2.アメリカの花粉症情報【花粉症でもマスクをしないアメリカ人】

2.アメリカの花粉症情報【花粉症でもマスクをしないアメリカ人】

「アメリカ人って、コロナ以外はマスクしないよね。」って、本当です。

コロナ以前は、アメリカ人にとって「マスク=医療従事者または重病人」でした。コロナが流行って、やっとみんながマスクをするようになりました。

↑アメリカでは、「3M」という会社が作るマスクが人気です。

■アメリカ人は芝刈り大好き!花粉症の人にとっては地獄。

■アメリカ人は芝刈り大好き!花粉症の人にとっては地獄

ここミネソタ州では、寒くて厳しい冬が長い分、春や夏がとっても待ち遠しいです。

雪が解け、気温が上がると同時に、芝生もグングン伸びます。

芝刈りが大好きなアメリカ男性たちは「待ってましたー!」と言わんばかりに、芝刈り機を使い始めます。

アメリカには、広大なゴルフ場もたくさんあるので、芝刈り機の活躍がハンパないです。

芝を刈られると、鼻がかゆくなります。

■アメリカ人は、花粉症でもマスクはしない

コロナが流行っていたときと比べ、現在は、マスクしている人をほとんど見かけません。

ミネアポリスなどの都市部では、まだコロナ予防でマスクしている人もいますが、郊外ではいません。

アメリカでは「花粉症対策=マスク」は、ほぼ定着していないと言えます。

■アメリカ人も、花粉症の薬を服用している

アメリカの場合、薬の服用やサプリメント、食事療法などで花粉症の症状を緩和させるのが一般的です。

天気予報のときに、花粉情報を伝えてくれることもありません。

■アメリカ全体の、花粉の飛散量比較

赤が花粉が多い場所、緑が花粉が少ない場所を表しています。

アメリカ全体の、花粉の飛散量比較

■アメリカで花粉が多い地域(花粉症になる可能性大)

■アメリカで花粉が多い地域(花粉症になる可能性大)

ニューヨーク州周辺地域と、テキサス州周辺が花粉が多い様子。

■花粉症で悩む人にはうれしい、アメリカで花粉が少ない地域

西海岸は花粉が少ないんですね~。うらやましい。

■【花粉症に効く?】アメリカのおばあちゃんの知恵袋

>■【花粉症に効く?】アメリカのおばあちゃんの知恵袋

アメリカでのお年寄りの知恵はこんな感じ。気になる人は試してみてくださいね。

はちみつを摂取する

・ビタミンCを摂取(柑橘系のフルーツ)

・唐辛子を食べる(鼻が通る)

・カモミールティーを飲む

・玉ねぎ、ニンニクを食べる

・鼻の穴の入り口付近にワセリンを塗る(花粉をキャッチ)

3.アメリカでひどい花粉症です…おすすめの薬・目薬まとめ。

3.アメリカでひどい花粉症です…おすすめの薬・目薬まとめ

それでは、アメリカで売っている花粉症の薬(市販薬)をご紹介します。

ご紹介するのは、以下の通りです。

■アメリカの花粉症の薬:Claritin(クラリチン)

クラリチンは、ほとんどのアメリカ人が知っていると言ってもいいほど、知られている薬です。

花粉症じゃない人も、クラリチンの名前くらいは知っているレベルです。

1錠の服用で、24時間効果が続くとされています。歯科助手だったときのマネージャーは、クラリチン愛用者でした。

クラリチンは、眠くならない薬でもあるのでおすすめ。

私も一時期使用していましたが、私の花粉症の症状が重すぎて…だんだん効くかなくなりました。

その後、すぐに花粉シーズンが終わり、私の花粉症は治まりました。

■アメリカの花粉症の薬:Allegra(アレグラ)

アレグラは、日本でも販売されていますよね。私の父は、アレグラを服用しています。

私も日本に住んでいたときは、父のすすめでアレグラを使っていました。効果あります。

24時間効果が持続し、眠くならない薬です。

■アメリカの花粉症の薬:ZYRTEC(ジルテック)

現在進行形で、友人がジルテックを使っています。

過去に、クラリチンを飲んでいた時期もあったそうですが、「ジルテックのほうが、自分の体に合っている気がする」と言っていました。

■アメリカの花粉症の薬:Benadryl(ベナドリル)

ベナドリルは、どピンクの薬です。ベナドリルも、超有名な薬です。

成分が強めで、眠くなる副作用があります。価格が安いので、常備薬として買っておくのもアリです。

私は去年、クラリチンを服用していましたが、今年はベナドリルで花粉症と奮闘中です。

■アメリカで花粉症の薬を買うときの注意点。

アメリカの薬は、成分が強いので効きます。が、その代わりに副作用も強い場合も…。

薬を購入するときに注意してみてほしいのが、「drowsy」「NON drowsy」の表記です。

「drowsy」-眠くなる

「NON drowsy」-眠くならない

発音は、「ジョラウズィー」「ノンジョラウズィー」です。

仕事前、仕事中、運転する前、運転中などは「NON drowsy(眠くならない)」ものを飲みましょう。

私はベナドリルの服用で、めちゃくちゃ眠くなります。

仕事中や仕事前にベナドリルを飲んで、本当に大変でした。あの状態で運転なんてしたら、絶対に事故ります。

逆に、就寝前に「drowsy(眠くなる)」を飲めば、深く眠ることができます。

■アメリカの花粉症の薬?:鼻うがいのニールメッド

■アメリカの花粉症の薬?:鼻うがいのニールメッド

アメリカにも、鼻うがいができる液体(ニールメッド)があります。

日本でも「ハナノア」とか、鼻うがい用の商品が販売されていますね(日本に住んでいたときは、ハナノアを使っていました)。それと同じです。

花粉症持ちの友人が、ニールメッドを教えてくれました。

私も現在使っています。やっぱり鼻うがいはスッキリしますね。気になる人は使ってみましょう。

↑自分で作るやつ。粉を使って作ります。(沸騰させて、冷ました水を使います。)

絶対に、水道水をそのまま使ってはいけません。

アメリカの鼻うがいの方法に関しては、【鼻うがい】アメリカの花粉症にニールメッド!口コミと使い方。で詳しく解説しています。よかったらご覧ください。

↑すでに液体になっているもの。そのまますぐに使えます。

■アメリカの花粉症の目薬:

Bausch+lombという会社が出している「Alaway(アロウェイ)

この2つが、超有名どころです。花粉症やアレルギーの目薬と言ったら、Alaway(アロウェイ)Pataday(パタデイ)がよく知られています。

4.アメリカの花粉症対策でできること

4.アメリカの花粉症対策でできること

最後に、アメリカで花粉症対策としてできることをまとめます。

簡単にできることばかりなので、花粉症で困ったら、いろいろ試して乗り切りましょう。

・外出しない、雨がたくさん降った後はOK

・窓を開けない

ACで空気を追い出す

・シャワーで花粉を落とす

・こまめに掃除する

・部屋を加湿する

・芝刈りしない

・芝刈りしている人を見かけたら、近寄らない

・洗濯物は外に干さない

・上半身をあげて寝る(クッションやタオルなどで上半身のポジションを高くします。就寝中の鼻呼吸が、楽になります。)

■アメリカの花粉症対策グッズ

やっぱりマスクとメガネは必須ですね。コロナ対策と言えば、アメリカでマスクをしていてもおかしくはありません。

花粉症に負けず、楽しいアメリカ生活送れることを願っています。

ほかにも、アメリカ生活で持っていると役立つものをご紹介しています。

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