• 投稿の最終変更日:6月 27, 2022
アメリカのオレンジ・みかん10種類。オレンジジュースや農薬知識も。

アメリカのオレンジ・みかん10種類。オレンジジュースや農薬知識も。

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アメリカ在住の人「アメリカのオレンジって、いろいろな種類があるけど…おすすめはどれですか?甘くてジューシーなやつが食べたいな。」

という疑問に答えます。

✓もくじ

1.アメリカのオレンジ・みかん10種類まとめ。

2.アメリカのオレンジおすすめの種類3つ

3.アメリカのオレンジの有名産地は「フロリダ州」

4.気になる…アメリカのオレンジに使われている農薬は?

5.アメリカでオレンジと言えば「オレンジジュース」

この記事を書いている私は、アメリカ在住歴2年半、ミネソタ州に住んでいます。サーバー→歯科助手→スーパーの青果売り場(←現在ココ)で働きました。アメリカのいろいろな野菜・フルーツを、タダで試食しまくる日々を送っています。

アメリカのオレンジに関して、実体験・英語の文献調査に基づいて解説します。

1.アメリカのオレンジ・みかん10種類まとめ。

アメリカのオレンジ・みかん10種類まとめ。

アメリカ在住の人ならよーくわかると思いますが、アメリカには非常にたくさんのオレンジの種類があります。冬場はシトラス系が旬なので、2月現在の今、まさにオレンジがシーズンです。ビタミンが豊富で、健康にも美容にもいいオレンジ・みかん。積極的に食べましょう。

私の職場でも、たくさんの種類のオレンジが大量に並び、毎週いろいろ特売されています。

■本記事で解説する、アメリカのオレンジ・みかん10種類

【オレンジ】

・Navel Orange(ネーブル)

・Cara Cara Orange(カラカラ)

・Blood orange(ブラッドオレンジ)

・Valencia Orange(バレンシア)

・Bergamot Orange(ベルガモット)

・Pineapple Orange(パイナップルオレンジ)

【マンダリン】:小さいミカンで皮がむきやすい

・Tangerine(タンジェリン)

・Clementine(クレメンタイン)

・Satsuma orange(サツマオレンジ)→温州みかん

・SUMO(スモ)→デコポン

上記の10種類を、以下で詳しく解説します。

■アメリカのオレンジ:①Navel Orange(ネーブル)

1番見かけるオレンジ。1年中スーパーで取り扱っています。球や卵みたいな形で、「おへそ」があるのが特徴。あまり日持ちしないので注意。英語で「Navel=へそ」から名前がきています。
ブラジル、カリフォルニア、フロリダ、アリゾナでたくさん生産されています。日本でも買える「アメリカ産オレンジ」が、このネーブルオレンジです。
ブルームーンというビールは、オレンジと一緒に飲みます。ブルームーンを注文すれば、グラスのふちにオレンジが付いてきます。オレンジ風味が好みの人は果汁を絞って入れますし、絞らずそのまま入れてもOKです。

■アメリカのオレンジ:②Cara Cara Orange(カラカラ)

ベネズエラ原産のオレンジ。オレンジの突然変異で、偶然にも発見された品種。種なしで、果肉と皮の間にある白いワタや筋(pith/ピスと言う)が少ないのが特徴です。とても甘くて酸味が少なく、皮がむきやすい。

名前「カラカラ」の由来は、カラカラ農園で発見されたから。

■アメリカのオレンジ:③Blood orange(ブラッドオレンジ)

■アメリカのオレンジ:③Blood orange(ブラッドオレンジ)
果肉が赤くて美しいオレンジです。皮がむきやすく、ジューシー。そのまま食べるのがベスト。ソース、カクテルやサラダにも使えます。

「暖かい気候で、夜は涼しい」環境で熟成すると、アントシアニンが生成され、赤く色づくようです。主に、フロリダとカリフォルニアで作られます。

■アメリカのオレンジ:④Valencia Orange(バレンシア)

酸味と甘みのバランスがよく、果汁たっぷりです。種バレンシアは、「回青現象(かいせいげんしょう)」が見られ、一度黄色く色づいた皮が、再び緑色を帯びる現象です。栄養を取り込もうと、葉緑素を取り入れてしまうためおきます。緑色だからと言って、熟していないわけではありません。

バレンシアは、「回青現象(かいせいげんしょう)」が見られ、一度黄色く色づいた皮が、再び緑色を帯びる現象です。栄養を取り込もうと、葉緑素を取り入れてしまうためおきます。緑色だからと言って、熟していないわけではありません。

■アメリカのオレンジ:⑤Bergamot Orange(ベルガモット)

紅茶・アールグレイの香りづけに使われるオレンジとして有名です。果肉自体は、苦みが非常に強いため、生食には向きません。

■アメリカのオレンジ:⑥Pineapple Orange(パイナップルオレンジ)

■アメリカのオレンジ:⑥Pineapple Orange(パイナップルオレンジ)

名前は「パイナップルオレンジ」ですが、パイナップルの味はしません。種ありです。とても甘くてジューシーです。フロリダが有名。

■アメリカのオレンジ:⑥Pineapple Orange(パイナップルオレンジ)

↑私の職場で作っている100%オレンジジュースは、パイナップルオレンジを絞っているものです。

【マンダリン】:みかんの総称。小さくて皮がむきやすいみかん。

■アメリカのみかん:⑦Tangerine(タンジェリン)

■アメリカのみかん:⑦Tangerine(タンジェリン)

小さくて皮が薄く、むきやすいみかんです。オレンジよりも甘くて、酸味が少ないのが特徴。オレンジジュースよりも甘い、「みかんジュース」が作れます。

私が(職場で売っている)タンジェリンを食べた感想としては、「皮もむきやすいし、おいしいんだけど、1粒ずつの袋の皮が厚めでチョット気になる…」って感じでした。

で、結果的に薄皮を食べないように、果肉だけチュチュっと吸って、皮は捨てるような食べ方にしたら、「めっちゃ甘くておいしいじゃん!」ってことに気が付きました。

■アメリカのみかん:⑧Clementine(クレメンタイン)

「マンダリン×スイートオレンジ」のかけ合わせです。小さく、種なしで、皮が薄くてむきやすいです。アメリカでは、クリスマスのストッキングに、クレメンタインを入れるのも定番です。

■アメリカのみかん:⑨Satsuma orange(サツマオレンジ)→温州(うんしゅう)みかん

日本の「温州みかん=Satsuma」です。温州みかんは、鹿児島で突然変異でできたみかんです。日本独自の品種です。

■アメリカのみかん:⑩SUMO(スモ)

名前はSUMOですが、実は日本・熊本で有名なデコポンです!「清見×ポンカン」とのかけ合わせの品種です。品種自体は日本のデコポンなので、海外ではまだ、あまり生産されていないようです。世界的に広まったのも、10年ほど前のこと。

日本=相撲=SUMOって感じでしょう。ごつごつして、頭の出っ張りも相撲のチョンマゲに見えるからみたい。(英語での発音はスモウではなく、スモです。)

ごつごつしている皮が特徴。種なしで、皮がむきやすいです。果汁たっぷりで、果肉の粒1つ1つがとても小さくて繊細だということです。そして、ものすごく甘い。まだこの品種がアメリカやカナダで知られるようになったのは、たった10年前。そのため、SUMOを育てるのは、ほかのオレンジやみかんと比べて難しく、値段は少し高め。(私の職場でも、旬の時期の特売で1個$2.50で売っています。)

■アメリカのオレンジに関して。

・Trifoliate Orange(トリフォリエイトオレンジ)

カラタチという日本・中国の品種。小さく、苦い。中国では、薬として使われます。

2.アメリカのオレンジおすすめの種類3つ

上記で10種類のオレンジ・みかんをご紹介しました。「結局、どれがいいの?」って思った人も多いはず。私の個人的なおすすめは以下の3つです。

・SUMO(スモ)

・Cara Cara(カラカラ)

・クレメンタイン

私は甘いオレンジ・みかんがすきなので、1番おいしいと思うのは、SUMOです。SUMO=デコポンと知り、納得。まじでおいしい。

■体験談:私がアメリカのスーパーで働いて、いろいろなオレンジを試食させてもらっている話。

具体的なお話をすると、現在の私はミネアポリスのスーパーで働いています。青果売り場を担当していて、最近はオレンジが旬なので、いろいろな種類を試食させてもらっています。

私のお気に入りのオレンジは、カラカラとSUMO(スモ)です。青果売り場を担当している、ほかのスタッフにも聞いてみました。「SUMO、ネーブルオレンジ、クレメンタイン」という回答を得ました。まぁ、人それぞれ好みがあるので、「これが1番!」って正解はないんですが。

本当にいろいろなオレンジがあって楽しいです。

3.アメリカのオレンジの有名産地は「フロリダ州」

アメリカのオレンジの有名産地は「フロリダ州」

では、アメリカのオレンジの産地について解説していきます。「オレンジ=カリフォルニア」のイメージが強い人も、多いのではないでしょうか?

■アメリカのオレンジの産地【フロリダ】

アメリカでオレンジの産地と言えば、フロリダが1番。フロリダ州では、約7万6,000人もの人がオレンジなどの柑橘系生産に関わる労働者です。2012年は、1年間で1億3千万ケース(箱)ものオレンジが生産されています。

90%のアメリカ国内のオレンジジュースは、フロリダ産です。フロリダ州内には、7千本以上もの柑橘類の木が生えています。フロリダ州の、車のナンバープレートにもオレンジが入っています。

フロリダでは、主に「オレンジジュース向け」のオレンジが生産されています。

■アメリカのオレンジの産地【カリフォルニア】

カリフォルニアでは、「食用向け」のオレンジが主に生産されています。カリフォルニアは、フルーツ生産量がアメリカ国内でNo.1です。確かに、職場で入荷する果物の多くはカリフォルニア産です。国内生産なら、輸入の関税もかからないし。

そして、カリフォルニア産のオレンジは、たくさん輸出されています。主に、カナダ、韓国、中国、日本に輸出されています。

■アメリカのスーパーで入荷する、オレンジの箱には日本語が…。

アメリカのスーパーで入荷する、オレンジの箱には日本語が…。

確かに、アメリカのスーパーで働いているのに、日本語が書かれた箱やパッケージをよく見かけます。「カリフォルニア産」「オレンジ」「レモン」「ラズベリー」「メキシコ産」「日本向け」「防カビ剤」などなど…韓国語や中国語は見かけません。

韓国人も中国人も、英語で書いてあれば読めるから、自分たちの言葉は不要なのでしょう。日本人は、「日本語以外は受けつけない」って感じなんでしょうね…「日本人は本当に英語が読めないんだなぁ。」って、なんか恥ずかしいです。

4.気になる…アメリカのオレンジに使われている農薬は?

4.気になる…アメリカのオレンジに使われている農薬は?

アメリカの野菜や果物って「農薬」のイメージが強い人も多いかもしれません。実際のところどうなのでしょう?

■アメリカのオレンジは農薬がついている

防カビ剤などの農薬がついている可能性があります。以下の2点に気を付けましょう。

・皮は必ずむいて食べる

・オレンジに触ったら手を洗う

水洗いや、野菜にも使える洗剤で丸洗いしてから食べればいいでしょう。塩もみして水で洗うのも、皮についた残留農薬を落とす方法です。

↑野菜や果物を洗える洗剤。

アメリカの野菜・果物の残留農薬に関して≫【オーガニックが少なすぎ】日本の野菜の海外の反応。の記事で詳しく解説しています。よかったら、合わせて読んでみてください。

■アメリカのオレンジなど、皮を使うときは気をつけて。

オレンジをはじめとし、レモンやライム、グレープフルーツなど、柑橘系のフルーツの皮には残留農薬がついている可能性があります。皮ごと紅茶に入れたり、皮を使うマーマレードジャムとかは要注意です。皮だけで10分間ゆでるといいようです。

↓こんなの発見。参考にどうぞ。

■知らぬが仏…

ちなみに、私はアメリカのレストランで働いていましたが、オレンジを洗わずにそのまま切っていました(ブルームーンとかね)。また、現在働くスーパーで、果汁100%のオレンジジュースを作っていますが、洗わずにそのまま器械へ投入します。

うーん。目をそらしたくなる現実…。食の安全を今一度、見直した方がよさそうですね。まぁ、知らぬが仏ですが。

■アメリカでオレンジの箱を開けると、腐っている率が高い。

スーパーで働いている私は、特に今の時期、オレンジやみかんをよく店頭に並べます。入荷したての段ボールでも、開けたときカビが生えたり、腐ったりしているのも多いんです。(だから防カビ剤が使われるんだろうけど…)もちろん、店側はいいものだけを店頭に並べるので、お客さんが知る由(よし)もありません。

「もしかしたら、あなたが買ったそのオレンジは、腐ったオレンジの横にあったものかも…」なんてことも普通にありえます。なので、食べる前に皮はしっかり洗いましょう。

■アメリカでオレンジを選ぶときのポイント

・皮にツヤ、ハリがある

・皮にしわがない

・皮が乾燥していない

・ヘタがしおれていない

5.アメリカでオレンジと言えば「オレンジジュース」

5.アメリカでオレンジと言えば「オレンジジュース」

アメリカでオレンジと言えば、オレンジジュースです。アメリカ人はオレンジジュースが大好きです。「Orange Juice」なので「OJ(オージェイ)」と略して呼ばれます。

■アメリカでオレンジジュースを作ろう。

自分の好きなオレンジをたくさん買って、自宅でオレンジジュースを作ってみましょう。オレンジを半分に切って、絞ればOK。超簡単にできますよ。

■私がアメリカで出会った、オレンジジュースをおいしくするリキュール

私はビールもワインもウイスキーも、「大人の苦いお酒」が苦手です。正直、まったく飲めません。そんな私がやっと出会えたお酒(リキュールですが。)があります。

【Dr. McGillicuddy’s Cherry】という名前のリキュールです。

アメリカで買えますが、日本では売っていません。これをオレンジジュースに入れて飲みます。めちゃくちゃおいしいカクテルになるので、ぜひ試してみてください。リキュールなので、度数は強いですが、値段は高くありません。

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