• 投稿の最終変更日:3月 3, 2023
すばらしい名作!アメリカ人が選ぶ英語学習におすすめ洋書9選

すばらしい名作!アメリカ人が選ぶ英語学習におすすめ洋書9選

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英語学習で洋書を読みたい人「英語学習におすすめの洋書が知りたいな。英語の本なんて読んだことないし、難しそうだから、どんな本から読めばいいんだろう…?どうやって本を選べばいいのかな?難しすぎず、楽しく英語学習ができる、おすすめの洋書を知りたいです。」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.【素晴らしい名作】英語学習におすすめの洋書9選

2.英語学習におすすめじゃない、難しい洋書【日本語で楽しもう】

この記事を書いている私は、社会人英語学習歴5年。英会話教室をきっかけに、アダムと国際結婚。

現在はアメリカ在住、英検4級だけど歯科助手として働いています。

英語学習におすすめの洋書に関して、ネイティブ元英語講師で、読書を愛するアダムのアドバイスに基づいて解説します。

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1.【素晴らしい名作】英語学習におすすめの洋書9選

素晴らしい名作】英語学習におすすめの洋書9選

結論として、

・アメリカのジュニアハイスクール(13歳くらい)の生徒が読むレベル
・難しすぎない
・短め

の洋書がおすすめです。

なぜかというと、以上のような洋書なら、「楽しみながら」(←超重要)英語に触れられるからです。

■体験談:私が英語学習のために、洋書を読もうとして失敗した話

具体的なお話をすると、5年前の私は英語に興味がわいた時期で、「洋書が読めたらかっこいいな」と思っていました。

実際に私は、『Into Thin Air: A Personal Account of the Mt. Everest Disaster』というエベレスト山についての話を洋書で読もうとしました。

でも、私には難しい表現が多く、全然内容が頭に入ってこない…結局途中で挫折し、アダムに本をあげました。

するとアダムは「『Into Thin Air』は難しい英語表現もあるからねぇ。もっと簡単な洋書の方が楽しいと思うよ。」と、アドバイスをくれました。

✓外国人にとって、ドラえもんは難しい

逆の体験談として、アダムが日本に住み始めたころ(2011年)、周りの人が「日本語の勉強だったら、ドラえもんの漫画がいいよ」とアドバイスをくれたそうです。

実際にアダムはドラえもんを読んでみましたが、「ドラえもんの道具の名前とか、普段の生活には存在しない日本語ばっかりで、全く日本語の勉強ができなかったよ。」と嘆いていました。

語学学習が目的で本を読むのなら、日常的に使える言葉の本を読みたいですよね。

■英語学習で読みたい、おすすめの素晴らしい名作洋書9選

ってことで、以下で9冊紹介します。どれも有名作品なので、英語でも日本語でも読んでみるといいでしょう。

■英語学習におすすめの洋書:①『The Call of the Wild』

著者はジャック・ロンドンで、初版本は1903年です。「めっちゃ古い本じゃん!英語は大丈夫なの?」って思う人がいるかもしれませんが、大丈夫です。

なぜなら、この本はライティングスタイルが読み手に優しいからです。

もちろん、難しい英単語がいくつか出てきますが、洋書を読んで英語学習がしたいな、って人にはおすすめの1冊です。

ちなみに、日本語訳では『野性の呼び声』です。2020年に映画『野性の呼び声』も製作されています。

■英語学習におすすめの洋書:②『Hatchet』

著者はゲイリー・ポールセン。飛行機が不時着したことで、森の中で1人で、斧ひとつで45日間サバイバルする、というストーリーです。

題名の “hatchet”(ハチェット) は、片手で使える「手斧」という意味。

ちなみに、日本語訳では『ひとりぼっちの不時着』です。

映画『A Cry in the Wild』もありますよ(1990年)YouTubeで英語のタイトルで検索すれば出てきます。

■英語学習におすすめの洋書:③『The Giver』

著者は、ロイス・ローリー。日本語訳は『ザ · ギバー 記憶を伝える者』です。映画『ギヴァー 記憶を注ぐ者』(2014年)もあります。

■英語学習におすすめの洋書:④『Where the Red Fern Grows』

著者は、ウィルソンロールズで、有名なアメリカ児童文学書です。日本語訳の本はなさそう…。

アメリカの中学生(11~13歳)が4時間程度で読み切れる本です。

ちなみに、映画『Where the Red Fern Grows』(1974年)もあります(日本語版映画なし)。

2003年製作の映画『Where the Red Fern Grows』が、アメリカのAmazonで観れます。

・アメリカのAmazonで映画を見る方法

アメリカのAmazonで映画を見るには、アメリカのAmazonのアカウントとVPNが必要です。

アメリカのAmazonのアカウントの作り方に関しては、【超簡単】アメリカ版のAmazonアカウントの作り方・手順。英語が苦手でも大丈夫!で解説しています。よかったらご覧ください。
VPNに関しては、【簡単3分】NordVPN(ノードVPN)の登録方法と使い方で解説しています。

■英語学習におすすめの洋書:⑤『Paddle-to-the-Sea』

著者は、ホリング・C・ホリングです。

アダムが現在も所有している本です。

私も読みましたが、素晴らしいストーリーと、イラストでした。

絵だけでも十分楽しめる洋書です。日本語訳の本はなさそうです。

■英語学習におすすめの洋書:⑥『Anne of Green Gables』

赤毛のアン』(1908年)は日本でも超有名ですよね。著者は、ルーシー・モード・モンゴメリです。

カナダの、プリンス・エドワード島が舞台となっています。

すでに日本語で読んだことがある人がいるかと思います。アニメも映画もあります。

■英語学習におすすめの洋書:⑦『My Side of the Mountain』

著者は、ジーン・クレイグヘッド ジョージ。

日本語訳では、『ぼくだけの山の家』です。映画『My Side of the Mountain』(1969年)もあります。

本は不朽の名作で、現在でも超有名ですが、映画は古いのでマイナーな感じ。

■英語学習におすすめの洋書:⑧『The Princess Bride』

著者は、ウィリアム・ゴールドマンで、1973年に出版されました。日本語訳で『プリンセス・ブライド』があります。

映画『The Princess Bride』(1987年)も超有名。

私も2回見ました。アダムは何回見たかわからないくらい見ています。

■英語学習におすすめの洋書:⑨『White Fang』

↑アメリカのAmazonで購入できます。

著者は、ジャック・ロンドン。日本語訳では『白い牙』です。

アメリカのAmazonで商品を購入する方法に関しては、【アメリカAmazon】賢い使い方や商品検索の方法を丁寧に解説。で解説しています。よかったらご覧ください。

映画『White Fang』(1991年)もあります。ネットフリックスにアニメもあります。ちなみに、“fang”は牙の意味。

いかがでしたか?

以上9作品が、英語学習で「洋書を読みたいな」と思っている人がまず最初に読むべき本かな、と思います。

なぜなら、上記の作品はアメリカ人であれば、最低でも2,3冊は学校で読んだことがあるほど、すべて超有名ですばらしい本だからです。

どの本にも日本語訳の本もあるし、映画・アニメもあるので、先にあらすじを把握してから、洋書で読むのもいいでしょう。

■よくある疑問:英語学習としておすすめの洋書を読むときに、なにか気を付けるべきポイントはあまりすか?

「洋書を読むときに、なにかポイントはあるのかな?」という疑問があると思います。

そういった疑問もあると思いますが、「わからない英単語があっても、読書中は調べない」ことです。

なぜなら、読書中に辞書を使って調べていたら、本の内容も頭に入らないし、わからない英単語なんて、ぶっちゃけそこまで重要ではないからです。

■英語学習が目的なので、洋書の意味を調べないほうがおすすめ

また、その場で辞書を使わないことで、前後の文章から単語の意味を推測する力もつきます。

(日本語も同じですよね。わからない漢字や言葉が出てきても、なんとなく前後の文章から意味が推測できる…英語も同様。)

■英語学習のために、洋書の意味を調べるおすすめの方法

洋書の読書中に、どうしてもわからない単語や、意味を知りたい単語があれば、おすすめの方法は以下の通り。

①どこかにメモ(調べたい英単語と本のページ数)しておく。

②読書後や暇なときに、チャチャッと辞書で意味を調べる。

③意味を知ったうえでまた、その単語があったページに戻り、ちょっとだけ読み返してみる。

洋書を読んで、内容や英単語を完璧に理解する必要はないので、リラックスして読書することを心がけましょう。

✓洋書を読むと、英語力がつくからおすすめ

また、洋書をたくさん読むことで、自然と「英語を概念でとらえる」力が身につきます。
「日本語ではなんて表現するかわからないけど、英語ならなんとなく言っていることが分かるし、イメージもできる」、こんな感じになるのです。

■英語学習におすすめの、洋書の選び方

ここまで読んで「どうやって洋書を選ぶのかな…?」と思う方もいるかもです。

上記でも書きましたが、

・アメリカのジュニアハイスクール(13歳くらい)の生徒が読むレベル(日本の中3とか高校生レベルかな)

・英語が難しすぎない

・話が短め

以上の3つのポイントを押さえておけば、大丈夫です。

なぜかというと、以上のような洋書なら、楽しみながら英語に触れられるからです。

✓おすすめなのは、英語学習よりも「洋書を楽しむ」こと

洋書を読むうえで大事なことは、「洋書から英語学習する」のではなく「洋書を楽しむ」ことです。

洋書を楽しんで読めれば、無意識のうちに英語力も向上します。語学学習って、楽しい方が絶対に上達が早いです。

実際に洋書を少し読んでみて、ページの大体の英単語の意味が分かれば、自分に合ったレベルの本だとすぐにわかります。

■英語学習マニアでなければ、簡単な洋書がおすすめ

洋書マニア以外の人は、分厚い洋書を選んでも、挫折する可能性が高いので、短いストーリーの洋書を選びましょう。

いきなり『ゲーム・オブ・スローンズ』とか、英語で読もうとしたら、もう、最初から気絶するレベルですよね。

読書はリラックスしたり、何か新しい知識を得たりするものです。

でも、洋書を読んで新しい知識を得るには、かなり上級レベルの英語力が必要になります(英語版ウィキペディアで調べ物ができる感じ)。

過去の私も「洋書を読んで英語学習したい!」と思っていました。

でも、正直言って、背伸びして難しい洋書を読んでも、学んだ単語を一生使わなければ意味がありません。

もしかしたら、読んでる洋書は150年以上前の英語で、現在は誰も使ってない英語かもしれません。

それよりも、「名作の洋書/素晴らしい洋書」を味わいながら読んで、美しい英語に触れる方が、心にも健康的です。楽しく英語学習できるでしょう。

2.英語学習におすすめじゃない、難しい洋書【日本語で楽しもう】

英語学習におすすめじゃない、難しい洋書【日本語で楽しもう】

ここでは、他のサイトで紹介している洋書だけど、「正直、英語学習には向いてない洋書だよ。日本語で読んだ方がいいよっ」って洋書をご紹介します。

■英語学習におすすめしない洋書:『Moby Dick』

著者、ハーマン・メルヴィルのめちゃくちゃ長文の洋書です。1851年に発表された本。

1851年って…日本はまだ江戸時代で鎖国中です(笑)

✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由

この本を英語学習向けの洋書としておすすめしない理由は、超昔の船乗りの話なので、船乗りや海に関係した英語表現がたくさん出てくるからです。
また、多くの英語表現が古い英語なので、ぶっちゃけ、現代のアメリカ人が使っていない英語ばかりです。

170年前の英語で英語学習したいと思う人なんて、あんまりいないと思います。正直、この本を日本語訳『白鯨』で読んでも難しいのでは…?

とりあえず、映画で見てみて、ストーリーを把握してみるといいでしょう。

■英語学習におすすめしない洋書:『A Tale of Two Cities』

著者は、チャールズ・ディケンズ。

英語で読むのをおすすめしない理由は、この本が、1859年に書かれたもので、古~い昔のイギリス英語で書かれているからです。

✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由

著者が天才なので、「彼のような英語で文章を書ける人なんていない」と言われているような存在の人。

日本人がそんな英語を読んでも、意味ないかなと思います。

読書大好きなネイティブスピーカーのアダムでさえ、古い英語で読むのが難しいと言うレベルです。

(現代の日本人が、侍が書いた本を読む感じでしょうか?笑)

ちなみに、日本語訳では『二都物語』です。わざわざ英語で読む本じゃないので、日本語で読むことをおすすめします。

■英語学習におすすめしない洋書:『 Alice's Adventures in Wonderland』

不思議の国のアリス』はほとんどの日本人が知っているかと思います。著者は、イギリスの数学者、チャールズ・ラトウィッジ・ドドソンです。

「有名な本だし、日本人にも人気の本なのに、読まない方がいいのなんで?」と思ったかもしれません。

✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由

この本を英語で読まない方がいい理由は、本で使われる多くの英語が、本のストーリーのために作られた言葉なので、非現実的だからです。
また、言葉遊び(同音異義語でリズムをとるなど)も多数使われているので、英語がネイティブではない私たちにとっては、理解不能…そういう面白さをまったく楽しめないです。

外国人にとっての『ドラえもん』と同じ状態です(「暗記パン」を知らない外国人に言っても通じない感じ)。

とにかく、英語で読むと超難しいので、おすすめしません。素直に、日本語で楽しみましょう。

■英語学習におすすめしない洋書:『The Adventures of Tom Sawyer』

『トムソーヤーの冒険』も超有名ですね。著者はマーク・トウェインで、1876年に出されています。

✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由

この本を英語で読まない方がいい理由は、作家のライティングスタイルが独特だからです。

アメリカ人(中学3年生)が学校の授業で、「英語を勉強する」ときに使われる本(日本人で言う国語の本)です。

そんな英語は、ネイティブじゃない日本人にとっては難しすぎます。日本人が夏目漱石の『こころ』を国語の授業で勉強する感じでしょうか?

日本語を勉強している外国人に「日本語学習なら、夏目漱石の『こころ』がいいよ!」なんてアドバイスする人、いないですよね…。

トムソーヤーの冒険』も名作なので、日本語で読んで味わって楽しみましょう。

■英語の本を、Audible(オーディブル)で勉強する方法もアリ。

画像出展:Amazon

Audible(オーディブル)とは、Amazonが提供しているオーディオブックのサービスです。

あなたが読みたい本(洋書)を、英語で読んでくれるので、楽しみながらリスニングの勉強ができますよ。

いかがでしたか?
結論、楽しんで洋書が読めるかどうか、が全てです。

なぜなら、洋書を読むのが楽しいと、英語力(速読や読解力)が上がりまくるから。とは言っても、速読や読解力はテストや検定などでしか必要とされません。

洋書で英語に親しみながら、楽しい時間を過ごせれば、1番いいと思います。いい本に出合って、英語を学びつつ、心も頭も健康にしましょう!

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