すばらしい名作!アメリカ人が選ぶ英語学習におすすめ洋書9選
英語学習で洋書を読みたい人「英語学習におすすめの洋書が知りたいな。英語の本なんて読んだことないし、難しそうだから、どんな本から読めばいいんだろう…?どうやって本を選べばいいのかな?難しすぎず、楽しく英語学習ができる、おすすめの洋書を知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.【素晴らしい名作】英語学習におすすめの洋書9選
2.英語学習におすすめじゃない、難しい洋書【日本語で楽しもう】
この記事を書いている私は、社会人英語学習歴5年。英会話教室をきっかけに、アダムと国際結婚。
現在はアメリカ在住、英検4級だけど歯科助手として働いています。
英語学習におすすめの洋書に関して、ネイティブ元英語講師で、読書を愛するアダムのアドバイスに基づいて解説します。
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1.【素晴らしい名作】英語学習におすすめの洋書9選
結論として、
・アメリカのジュニアハイスクール(13歳くらい)の生徒が読むレベル
・難しすぎない
・短め
の洋書がおすすめです。
なぜかというと、以上のような洋書なら、「楽しみながら」(←超重要)英語に触れられるからです。
■体験談:私が英語学習のために、洋書を読もうとして失敗した話
具体的なお話をすると、5年前の私は英語に興味がわいた時期で、「洋書が読めたらかっこいいな」と思っていました。
実際に私は、『Into Thin Air: A Personal Account of the Mt. Everest Disaster』というエベレスト山についての話を洋書で読もうとしました。
でも、私には難しい表現が多く、全然内容が頭に入ってこない…結局途中で挫折し、アダムに本をあげました。
するとアダムは「『Into Thin Air』は難しい英語表現もあるからねぇ。もっと簡単な洋書の方が楽しいと思うよ。」と、アドバイスをくれました。
✓外国人にとって、ドラえもんは難しい
逆の体験談として、アダムが日本に住み始めたころ(2011年)、周りの人が「日本語の勉強だったら、ドラえもんの漫画がいいよ」とアドバイスをくれたそうです。
実際にアダムはドラえもんを読んでみましたが、「ドラえもんの道具の名前とか、普段の生活には存在しない日本語ばっかりで、全く日本語の勉強ができなかったよ。」と嘆いていました。
語学学習が目的で本を読むのなら、日常的に使える言葉の本を読みたいですよね。
■英語学習で読みたい、おすすめの素晴らしい名作洋書9選
ってことで、以下で9冊紹介します。どれも有名作品なので、英語でも日本語でも読んでみるといいでしょう。
■英語学習におすすめの洋書:①『The Call of the Wild』
著者はジャック・ロンドンで、初版本は1903年です。「めっちゃ古い本じゃん!英語は大丈夫なの?」って思う人がいるかもしれませんが、大丈夫です。
もちろん、難しい英単語がいくつか出てきますが、洋書を読んで英語学習がしたいな、って人にはおすすめの1冊です。
ちなみに、日本語訳では『野性の呼び声』です。2020年に映画『野性の呼び声』も製作されています。
■英語学習におすすめの洋書:②『Hatchet』
著者はゲイリー・ポールセン。飛行機が不時着したことで、森の中で1人で、斧ひとつで45日間サバイバルする、というストーリーです。
題名の “hatchet”(ハチェット) は、片手で使える「手斧」という意味。
ちなみに、日本語訳では『ひとりぼっちの不時着』です。
映画『A Cry in the Wild』もありますよ(1990年)YouTubeで英語のタイトルで検索すれば出てきます。
■英語学習におすすめの洋書:③『The Giver』
著者は、ロイス・ローリー。日本語訳は『ザ · ギバー 記憶を伝える者』です。映画『ギヴァー 記憶を注ぐ者』(2014年)もあります。
■英語学習におすすめの洋書:④『Where the Red Fern Grows』
著者は、ウィルソンロールズで、有名なアメリカ児童文学書です。日本語訳の本はなさそう…。
アメリカの中学生(11~13歳)が4時間程度で読み切れる本です。
ちなみに、映画『Where the Red Fern Grows』(1974年)もあります(日本語版映画なし)。
2003年製作の映画『Where the Red Fern Grows』が、アメリカのAmazonで観れます。
・アメリカのAmazonで映画を見る方法
アメリカのAmazonで映画を見るには、アメリカのAmazonのアカウントとVPNが必要です。
■英語学習におすすめの洋書:⑤『Paddle-to-the-Sea』
著者は、ホリング・C・ホリングです。
アダムが現在も所有している本です。
私も読みましたが、素晴らしいストーリーと、イラストでした。
絵だけでも十分楽しめる洋書です。日本語訳の本はなさそうです。
■英語学習におすすめの洋書:⑥『Anne of Green Gables』
『赤毛のアン』(1908年)は日本でも超有名ですよね。著者は、ルーシー・モード・モンゴメリです。
カナダの、プリンス・エドワード島が舞台となっています。
すでに日本語で読んだことがある人がいるかと思います。アニメも映画もあります。
■英語学習におすすめの洋書:⑦『My Side of the Mountain』
著者は、ジーン・クレイグヘッド ジョージ。
日本語訳では、『ぼくだけの山の家』です。映画『My Side of the Mountain』(1969年)もあります。
本は不朽の名作で、現在でも超有名ですが、映画は古いのでマイナーな感じ。
■英語学習におすすめの洋書:⑧『The Princess Bride』
著者は、ウィリアム・ゴールドマンで、1973年に出版されました。日本語訳で『プリンセス・ブライド』があります。
映画『The Princess Bride』(1987年)も超有名。
私も2回見ました。アダムは何回見たかわからないくらい見ています。
■英語学習におすすめの洋書:⑨『White Fang』
↑アメリカのAmazonで購入できます。
著者は、ジャック・ロンドン。日本語訳では『白い牙』です。
映画『White Fang』(1991年)もあります。ネットフリックスにアニメもあります。ちなみに、“fang”は牙の意味。
いかがでしたか?
以上9作品が、英語学習で「洋書を読みたいな」と思っている人がまず最初に読むべき本かな、と思います。
どの本にも日本語訳の本もあるし、映画・アニメもあるので、先にあらすじを把握してから、洋書で読むのもいいでしょう。
■よくある疑問:英語学習としておすすめの洋書を読むときに、なにか気を付けるべきポイントはあまりすか?
「洋書を読むときに、なにかポイントはあるのかな?」という疑問があると思います。
そういった疑問もあると思いますが、「わからない英単語があっても、読書中は調べない」ことです。
■英語学習が目的なので、洋書の意味を調べないほうがおすすめ
また、その場で辞書を使わないことで、前後の文章から単語の意味を推測する力もつきます。
(日本語も同じですよね。わからない漢字や言葉が出てきても、なんとなく前後の文章から意味が推測できる…英語も同様。)
■英語学習のために、洋書の意味を調べるおすすめの方法
洋書の読書中に、どうしてもわからない単語や、意味を知りたい単語があれば、おすすめの方法は以下の通り。
①どこかにメモ(調べたい英単語と本のページ数)しておく。
②読書後や暇なときに、チャチャッと辞書で意味を調べる。
③意味を知ったうえでまた、その単語があったページに戻り、ちょっとだけ読み返してみる。
洋書を読んで、内容や英単語を完璧に理解する必要はないので、リラックスして読書することを心がけましょう。
✓洋書を読むと、英語力がつくからおすすめ
■英語学習におすすめの、洋書の選び方
ここまで読んで「どうやって洋書を選ぶのかな…?」と思う方もいるかもです。
上記でも書きましたが、
・アメリカのジュニアハイスクール(13歳くらい)の生徒が読むレベル(日本の中3とか高校生レベルかな)
・英語が難しすぎない
・話が短め
以上の3つのポイントを押さえておけば、大丈夫です。
なぜかというと、以上のような洋書なら、楽しみながら英語に触れられるからです。
✓おすすめなのは、英語学習よりも「洋書を楽しむ」こと
洋書を楽しんで読めれば、無意識のうちに英語力も向上します。語学学習って、楽しい方が絶対に上達が早いです。
実際に洋書を少し読んでみて、ページの大体の英単語の意味が分かれば、自分に合ったレベルの本だとすぐにわかります。
■英語学習マニアでなければ、簡単な洋書がおすすめ
洋書マニア以外の人は、分厚い洋書を選んでも、挫折する可能性が高いので、短いストーリーの洋書を選びましょう。
いきなり『ゲーム・オブ・スローンズ』とか、英語で読もうとしたら、もう、最初から気絶するレベルですよね。
でも、洋書を読んで新しい知識を得るには、かなり上級レベルの英語力が必要になります(英語版ウィキペディアで調べ物ができる感じ)。
過去の私も「洋書を読んで英語学習したい!」と思っていました。
でも、正直言って、背伸びして難しい洋書を読んでも、学んだ単語を一生使わなければ意味がありません。
もしかしたら、読んでる洋書は150年以上前の英語で、現在は誰も使ってない英語かもしれません。
2.英語学習におすすめじゃない、難しい洋書【日本語で楽しもう】
ここでは、他のサイトで紹介している洋書だけど、「正直、英語学習には向いてない洋書だよ。日本語で読んだ方がいいよっ」って洋書をご紹介します。
■英語学習におすすめしない洋書:『Moby Dick』
著者、ハーマン・メルヴィルのめちゃくちゃ長文の洋書です。1851年に発表された本。
1851年って…日本はまだ江戸時代で鎖国中です(笑)
✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由
170年前の英語で英語学習したいと思う人なんて、あんまりいないと思います。正直、この本を日本語訳『白鯨』で読んでも難しいのでは…?
とりあえず、映画で見てみて、ストーリーを把握してみるといいでしょう。
■英語学習におすすめしない洋書:『A Tale of Two Cities』
著者は、チャールズ・ディケンズ。
英語で読むのをおすすめしない理由は、この本が、1859年に書かれたもので、古~い昔のイギリス英語で書かれているからです。
✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由
著者が天才なので、「彼のような英語で文章を書ける人なんていない」と言われているような存在の人。
日本人がそんな英語を読んでも、意味ないかなと思います。
読書大好きなネイティブスピーカーのアダムでさえ、古い英語で読むのが難しいと言うレベルです。
(現代の日本人が、侍が書いた本を読む感じでしょうか?笑)
ちなみに、日本語訳では『二都物語』です。わざわざ英語で読む本じゃないので、日本語で読むことをおすすめします。
■英語学習におすすめしない洋書:『 Alice's Adventures in Wonderland』
『不思議の国のアリス』はほとんどの日本人が知っているかと思います。著者は、イギリスの数学者、チャールズ・ラトウィッジ・ドドソンです。
「有名な本だし、日本人にも人気の本なのに、読まない方がいいのなんで?」と思ったかもしれません。
✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由
外国人にとっての『ドラえもん』と同じ状態です(「暗記パン」を知らない外国人に言っても通じない感じ)。
とにかく、英語で読むと超難しいので、おすすめしません。素直に、日本語で楽しみましょう。
■英語学習におすすめしない洋書:『The Adventures of Tom Sawyer』
『トムソーヤーの冒険』も超有名ですね。著者はマーク・トウェインで、1876年に出されています。
✓この洋書を、英語学習におすすめしない理由
この本を英語で読まない方がいい理由は、作家のライティングスタイルが独特だからです。
アメリカ人(中学3年生)が学校の授業で、「英語を勉強する」ときに使われる本(日本人で言う国語の本)です。
そんな英語は、ネイティブじゃない日本人にとっては難しすぎます。日本人が夏目漱石の『こころ』を国語の授業で勉強する感じでしょうか?
日本語を勉強している外国人に「日本語学習なら、夏目漱石の『こころ』がいいよ!」なんてアドバイスする人、いないですよね…。
『トムソーヤーの冒険』も名作なので、日本語で読んで味わって楽しみましょう。
■英語の本を、Audible(オーディブル)で勉強する方法もアリ。
画像出展:Amazon
Audible(オーディブル)とは、Amazonが提供しているオーディオブックのサービスです。
あなたが読みたい本(洋書)を、英語で読んでくれるので、楽しみながらリスニングの勉強ができますよ。
いかがでしたか?
結論、楽しんで洋書が読めるかどうか、が全てです。
洋書で英語に親しみながら、楽しい時間を過ごせれば、1番いいと思います。いい本に出合って、英語を学びつつ、心も頭も健康にしましょう!
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トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
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