• 投稿の最終変更日:12月 2, 2023
アメリカ人直伝!最高においしいチェックスミックスの作り方。

アメリカ人直伝!最高においしいチェックスミックスの作り方。

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アメリカ在住者「アメリカのスーパーでよく見かける「チェックスミックス」ってなに?アメリカ人は、自宅でチェックスミックスを作るって聞いたんだけど…どうやって作るの?おすすめのレシピがあれば知りたいです。」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.アメリカで大人気の【チェックスミックス】とは?

2.アメリカ人直伝!最高においしいチェックスミックスの作り方。

この記事を書いている私は、アメリカ在住歴2年半。現在はミネソタ州に住んでいます。近所のスーパー勤務で、青果売り場を担当しています。

超料理上手な夫のおばさんから、最高においしいチェックスミックスの作り方を教えてもらいました。

チェックスミックス関して、実体験・英語の文献調査に基づいて解説します。

1.アメリカで大人気の【チェックスミックス】とは?

1.アメリカで大人気の【チェックスミックス】とは?

アメリカ在住の人なら、1度は食べたことがあるはず!

今回は「Chex Mix/チェックスミックス」について書いていきます。

■アメリカ人が大好き「チェックスミックス」ってなに?

チェックスミックスとは、アメリカで超人気・超一般的なスナック(お菓子)のことです。

シリアルやプレッツェル、ナッツなどがミックスされています。

↑日本で買うと、輸入になるので高いですね。

↑こんなのも発見。

■チェックスミックスの、3つのカテゴリー

チェックスミックスには、大きく分けて3つのカテゴリーがあります。

・しょっぱい系

・しょっぱい、甘いミックス系

・甘い系

やはり、しょっぱい系がダントツで人気です。

ホームメイドなら、チリパウダーやクミンなどを使ってスパイシーな味も作れます。

■チェックスミックスを支える、シリアル会社「ゼネラル・ミルズ」

アメリカの超大手で、シリアルを作っている会社が「General Mills/ゼネラル・ミルズ」です。(ちなみに英語での発音は、ジェネラル・ミルズです。)

ゼネラル・ミルズの本社は、ミネソタ州・ミネアポリスにあります。私の家から車で20分で行けます。

スーパーのシリアルコーナーに行けば、絶対にゼネラル・ミルズの商品が並んでいます。

■「チェックスミックス」の誕生について

ゼネラル・ミルズの商品である「Chex/チェックス」というシリアル…。

このシリアルが誕生してから、チェックスミックスが商品化されるまで、意外にも40年以上かかっています。

■チェックスミックスに関する年表

1937年 Wheat(麦)チェックスが誕生

1950年 Rice(米)チェックスが誕生

1952年 Life magazine(ライフマガジン)で、「チェックス・パーティーミックス」の宣伝として、レシピが掲載された。
※Lige magazineは、アメリカで超有名な雑誌。

1958年 Cone(トウモロコシ)チェックスが誕生 

1985年 ついにチェックスシリアルがミックスされて発売!

1996年 ゼネラル・ミルズが、チェックスミックスに関する商品をすべて買収

以上が、チェックスミックスのざっくりとした歴史です。

1985年までは、アメリカ人は自分でいろいろミックスさせて、独自のチェックスミックスを作っていたことになります。

だから各家庭で、代々伝わる秘伝のレシピなるものが存在するんですね。

■ゼネラル・ミルズは、13種類のチェックスミックスを販売

現在、ゼネラル・ミルズは、全部で13種類のチェックスミックスの袋を販売しています。

期間限定のバラエティーパックを含めたら、ものすごい種類になります。

チェックスミックスの定番と言えば、青色の袋のトラディショナルですかね。

↑アメリカのAmazonだとこんな感じ。

夫・アダムはチェックスミックスに似ているスナックでも、「Gardetto’s(発音:ガーデドーズ)」という商品が好きです。

↑アメリカのAmazonで買えば、安く買えます。

アメリカのAmazonで商品を買いたい場合は、まずアメリカAmazonのアカウントを作りましょう。詳しくは【超簡単】アメリカ版のAmazonアカウントの作り方・手順。英語が苦手でも大丈夫!で解説しています。よかったらご覧ください。

↑日本で買うと1万円超え…やばいですね。

■シリアルの箱には、チェックスミックスのレシピが載っている

アメリカで買えるシリアルの箱には、チェックスミックスのレシピが書かれていることが多いです。

(私は、基本的にシリアルを食べないし、食べたとしても甘い系のシリアルしか食べないので、知りませんでした。)

とはいえ、アメリカ人って各家庭に「代々伝わる、おばあちゃんのレシピ」みたいなものがあります。それがマジでおいしいんですよね。

■体験談:アメリカ人家族に、超絶おいしいチェックスミックスの作り方を教えてもらった話。

体験談:アメリカ人家族に、超絶おいしいチェックスミックスの作り方を教えてもらった話

夫・アダムのおばさんは、とても料理が上手です。で、彼女が作るチェックスミックスが本当に、めちゃくちゃおいしいんです。

食べ始めたら止まらない感じ。売っているチェックスミックスとは、比べ物にならないくらいおいしいです。

自宅でチェックスミックスを作るのには、時間がかかりますが、その分おいしい。思ったよりも、材料自体はシンプルでびっくり。

作っている途中でつまみ食いをしましたが、ちゃんとローストできるまでは、サクサク食感ではないので、興味深かったです。

2.アメリカ人直伝!最高においしいチェックスミックスの作り方。

2.アメリカ人直伝!最高においしいチェックスミックスの作り方。

2022年春、ついに!夫・アダムのおばさんが作る「最高においしいチェックスミックス」の最強の作り方を、伝授してもらうことができました。

今回、アダムのおばさんが作るレシピを、そのままご紹介します。

■チェックスミックスに必要な材料

■チェックスミックスに必要な材料

【チェックスミックスの中身】

値段は高いですが、日本でも買えます。(コストコで買えるはずなので、探してみてください。)

【シーズニング】

■チェックスミックスに必要な材料

・バタースティック:3本(約350g)

ウスターソース(Worcestershire sauce):大さじ7

・ガーリックパウダー:大さじ1

・オニオンパウダー:大さじ1

セロリソルト:大さじ3/4

※「テーブルスプーン=大さじ1」と考えればOK      

【チェックスミックスに必要な道具】

↑ターキーの丸焼きなど、アメリカで一般的に使われる「Roasting Pan」。これでおいしいチェックスミックスがローストできます。

■チェックスミックスの作り方

①オーブンを250℉(120℃)に余熱する

②バター3本を容器に溶かす。

③バターが溶けたら、ウスターソース、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、セロリソルトを加えて、木べらでよくまぜる。

④ミックスナッツを入れて、ソースが絡むようにまぜる。

⑤プレッツェルを入れて、ソースが絡むようにまぜる。

⑥その他のシリアルもどんどん入れて、全体にソースが絡むようにザクザクまぜる。

⑦250℉で2時間じっくりローストする。

※2時間ローストしている間、15分おきに全体的にまぜる。(合計8回まぜます。)

⑧出来上がり後、冷めてきたらキッチンペーパーを敷いたタッパーに移す。

①オーブンを250℉(120℃)に余熱する

②バター3本を容器に溶かす。

■チェックスミックスの作り方
■チェックスミックスの作り方

↑予熱中のオーブンに入れて溶かしてもいいし、コンロを弱火にして溶かしてもOKです。

③バターが溶けたら、ウスターソース、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、セロリソルトを加えて、木べらでよくまぜる。

■チェックスミックスの作り方

④ミックスナッツを入れて、ソースが絡むようにまぜる。

④ミックスナッツを入れて、ソースが絡むようにまぜる。

⑤プレッツェルを入れて、ソースが絡むようにまぜる。

⑤プレッツェルを入れて、ソースが絡むようにまぜる。

↑プレッツェルは、全部は使いません(多すぎるので)。袋に少しだけ残します。おばさんは、1ポンド袋(約450g)の3分の2を使っていました。

⑥その他のシリアルもどんどん入れて、全体にソースが絡むようにザクザクまぜる。

■チェックスミックスの作り方

⑦250℉(120℃)のオーブンで、2時間じっくりローストする。(ふたはしません。)

■チェックスミックスの作り方

※↑2時間ローストしている間、15分おきに全体的にまぜる。(合計8回まぜます。)

⑧出来上がり後、冷めてきたらキッチンペーパーを敷いたタッパーに移す。

⑧出来上がり後、冷めてきたらキッチンペーパーを敷いたタッパーに移す。

↑2時間ローストして、出来上がりました。冷ましています。もう、つまみ食いを始めたら止まらなくなります。

■チェックスミックスの保存方法

タッパーやジップロックで密閉した状態であれば、2~3週間は食べられます。空気に触れた状態で保存すると、チェックスが湿気やすいです。

タッパーに入れる場合、キッチンペーパーを下に敷きます。

■チェックスミックスを作るときのコツ

・シリアルの材料を入れ始めたら、どんどん混ぜる(初めて作った私は、ゆっくり混ぜていたので味にムラができてしまいました。)

・バターを溶かす、作り始めの時点から、オーブンに入れるまでの間、おばさんは電気コンロを弱火にしておき、バターが固まらないようにして混ぜていました。

・大量に作ると、混ぜるのが大変。何度も作って、混ぜる練習をしましょう。

・15分おきにかき混ぜるとき、試しに味見をしてみましょう。ロースト途中のものは、食感が微妙なのですぐに「あ、まだだ。」ってわかります。

・シリアルを入れる順番に、決まりはありません。おばさんはいつもナッツを先に入れて、2番目にプレッツェルを入れるそうです。ナッツやプレッツェルについている「塩」も、ちょっと溶けてソースの味に加わるので、早めの段階で入れるそう。

・プレッツェルは、ナッツのあとに加えます。

・1度、おばさんが「ハニー味のチェリオ」を使って、作ってくれたことがありました。正直、「ハニー味じゃない、いつものほうが絶対においしい!」って思いました。

・コーンフレークは薄すぎるので、チェックスミックスには不向きです。

■チェックスミックスは、自分でアレンジできる。

・プレッツェルの形はなんでもOK!

・ミックスナッツも、中身はなんでもOK!(おばさんは、カシューナッツ、アーモンド、マカダミアナッツ、ピーカン、ピスタチオのミックスを使っています。)

・シリアルも、どの種類を使ってもOK!(シリアルに味がついている場合、その味が意外にも全体の味を左右します。いろいろ試してみて、自分の好みを見つけましょう。)

・アルディでそろう材料・ジェネリックブランドで作れば、コストも抑えられます。

以上、ぜひ自宅でチェックスミックスを作ってみてくださいね!

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