仮想通貨とは世界共通の単位。初心者にもわかりやすく簡単解説。
仮想通貨に興味がある人「仮想通貨ってなんですか?仮想通貨を持っているメリットとかも知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.仮想通貨とは?初心者にもわかりやすく、簡単解説。
2.仮想通貨の仕組みとは?
3.仮想通貨の今後とは?
夫・アダムが、2017年から仮想通貨と米国株を運用しています。超IT系の友人も、2017年から仮想通貨と米国株を運用中。
もう一人の友人は、国株をメインに運用、テスラ株で約3,000万円を作り出しました。
仮想通貨に関して、実体験・英語の文献調査に基づいて解説します。
1.仮想通貨とは?初心者にもわかりやすく、簡単解説。
近年、「仮想通貨」や「ビットコイン」という言葉をよく耳にするようになりましたね。
でも実際のところ、仮想通貨の概念が複雑なので「なんのことだかサッパリ…」という人も多いのではないでしょうか?
今回は、仮想通貨に関して簡単に、基本情報をまとめて解説していきます。
■仮想通貨とは、暗号資産である
仮想通貨は「暗号資産」とも呼ばれます。
インターネット上でやり取りができるもので、「財産的価値」があります。
仮想通貨は、世界共通の単位であり「通貨」です。価格変動もあり、世界中で使うことができます。
■仮想通貨の定義
・不特定の者に対して、代金の支払いなどに使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドルなど)と相互に交換できる。
・電子的に記録され、移転できる。
・法定通貨又は法定通貨建ての資産(プリペイドカードや電子マネーなど)ではない。
引用:政府広報オンライン
■仮想通貨を英語で言うと「クリプトカレンシー/cryptocurrency」
仮想通貨を英語で言うと「cryptocurrency」です。発音は、「クリプトカーレンシー」。
「crypto/クリプト」が暗号、「currency/カーレンシー」が「通貨」という意味です。
仮想通貨に関する英会話では「crypto/クリプト」と略すことが多いです。
■仮想通貨って、普通の「お金」とは違うの?
仮想通貨は、実物で存在しません。
あくまで、データ上のみでやり取りが行われるものです。
そりゃまあ、「存在しないものに価値がある」って言われても、「え?」ってなりますよね。
■仮想通貨は、電子マネーとは別物。
価格が変動しますし、世界中で使うことができます。
価格変動はしませんし、日本国内のみで利用できます。
■代表的な仮想通貨の種類とは?
「仮想通貨」と聞いて多くの人がすぐに連想するのが以下の感じです。
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)
・ライトコイン(LTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
など
上記の種類が、仮想通貨の代表格と言えます。
■仮想通貨の種類数
2022年9月時点で、20,268種類もの仮想通貨が存在します。
つまり、半分は使われていない(価値がない)ものです。
2021年の年末以降、毎月1,000種類の仮想通貨が誕生しています。
■世界初の仮想通貨がビットコイン。
ビットコインが世界初の仮想通貨です。
2009年にビットコインの運用が開始されました。
■ビットコイン以外の仮想通貨を「アルトコイン」と呼ぶ
ビットコイン以外の仮想通貨(イーサリアムやリップルなど)のことを「アルトコイン」と言います。
アルトコインとは、ビットコイン以外の通貨の総称です。
↓仮想通貨について学ぶなら、この2冊がおすすめ。
↑仮想通貨の基礎知識~実践的な内容まで学べる1冊。実際の取引方法なども解説されています。
↑仮想通貨投資のプロが書いた本。イラストや図で解説してくれるので、イメージしやすいです。仮想通貨の基礎~最新情報まで学べます。
■仮想通貨でできることとは?
仮想通貨でできることは、ザックリと以下の通りです。
・投資
・送金
・決済(買い物)
実際に、夫・アダムも友人も、仮想通貨を「長期的な投資」を目的として利用しています。
■仮想通貨が使えるお店はあるの?
アメリカでは現在、仮想通貨でいろいろな商品が買えます。
例えば、
・マイクロソフト
・スターバックス
・ホームデポ(アメリカ最大手のホームセンター)
・ホールフーズ(大手スーパー)
・AT&T(インターネット会社)
Bakkt(バック)というアプリなどを使って商品を購入できます。
日本でもビットコインが利用できるお店があります。
記憶に新しいところでいうと、アメリカの車会社「テスラ」は、ビットコインで車を購入できるようにしていましたね。現在はできません。
■体験談:アメリカのスーパーで、仮想通貨のATMを見かけた話。
初めて見たので、正直びっくり。さすがアメリカですね。
画像引用:Bitcoin.com
↑アメリカ全土では、数え切れないほどあります。
画像引用:Bitcoin.com
↑ミネソタ州ミネアポリス周辺だけでもこんなにたくさん…。アメリカ人にとっては、すでにかなり身近な存在なのです。
≫ビットコインATMの設置場所を検索できるサイトがあります。
調べてみたら、日本にも2台あります。(東京と大阪)
2.仮想通貨の仕組みとは?
仮想通貨の仕組み、基本情報をサクっと解説します。
■仮想通貨の仕組みとは…
→「P2P」といって、ユーザー同士で取引情報を管理しています。
P2Pとは、Peer to Peer(発音:ピァ トゥ ピァ)の略で、「対等、仲間の意味」になります。
■仮想通貨は、ブロックチェーンで成り立っている
仮想通貨を実現させているのは、ブロックチェーンと呼ばれるテクノロジーです。
ブロックチェーンを簡単に説明しておくと、取引するデータを「ブロック」という1単位で記録し、その「ブロック」を「チェーン」のようにつないで保管する技術のことを言います。
ブロックチェーンは、情報を記録するデータベースの技術・テクノロジーのことです。
■ブロックチェーンは無敵?
ブロックチェーンは、破壊や改ざんができません。
アクセスキーがない限り、誰もあなたの仮想通貨を盗むことはできません(不可能です)。
↓ブロックチェーンを説明している動画です。
英語ですが、なんとなーくイメージがつかめるかも。参考までにどうぞ。
■仮想通貨の特徴とは?
仮想通貨は、発行数に上限があるものが多いです。
仮想通貨の流通量に対する、需要と供給によって価格変動が生じます。
人気の仮想通貨は、みんな欲しがるので価値が上がります。
✓仮想通貨の価値を保つ
仮想通貨の発行数に上限があるのは、仮想通貨の価値を保つためです。
一定の仮想通貨を発行し続けて、世の中に普及すれば
「みんな持っている」
「簡単に手に入る」
「余っている」
↓
「価値が下がる」
という考え方です。
✓仮想通貨の価値基準は、ビットコイン
仮想通貨の価値の基準となっているのが、世界初の仮想通貨である「ビットコイン」です。
「金/ゴールド」が、世界中で共通の価値として認識されているのと同じ感じです。
金の価値を基準に、銀(シルバー)やプラチナなどの価値も決まります。(シルバーやプラチナと比べたら、金が1番価値がありますよね。)
「ビットコイン=金」で、アルトコインたちはシルバーやプラチナ、銅など、金以外のもの。金(ビットコイン)を基準に価値が決まる。仮想通貨も同じイメージでOKです。
■仮想通貨のメリットとは?
仮想通貨のメリットは、主に以下の通りです。
・個人間で直接送金可能
・送金手数料が安い
・世界共通の単位なのでラク
・ブロックチェーンは、データ改ざんが不可能
それぞれ簡単に解説します。
・仮想通貨は、個人間で直接送金可能
イメージとしては、相手にEメールでお金を送金しているのと同じ感じ。
・仮想通貨は、送金手数料が安い
送金に仲介者がいないので、手数料が発生しなかったり、手数料がかかったとしても安く済んだりします。
「銀行から自分のお金を取り出すだけなのに、なんで手数料がかかるの?」
「お金を相手に送るのにも手数料を払わなきゃならない…」
というストレスを解消してくれるのが、まさに仮想通貨なのです。
・仮想通貨は、世界共通の単位なのでラク
仮想通貨は世界共通の単位なので、外貨に換金する必要がありません。
仮想通貨を使えば、海外旅行に行ったときに「日本円→米ドル」に換金する必要がなくなります。
・仮想通貨のブロックチェーンは、データ改ざんが不可能
ブロックチェーンとは、情報を記録するデータベースの技術(テクノロジー)のことです。
ブロックチェーンは破壊、改ざんなどが非常に難しいです(不可能といえます)。
取引の記録を消すこともできないため、不正ができません。
システムダウンも起きない、といった特徴もあります。
仮想通貨のメリットに関しては、【仮想通貨】メリット・デメリットとは?今後の課題も。で詳しく解説しています。よかったらご覧ください。
■仮想通貨のデメリットとは?
仮想通貨のデメリットについて。ここでは4つご紹介します。
・仮想通貨には、中央管理者(組織)が存在しない
・仮想通貨は個人管理なので、アクセスキーを失ったらアクセス不可能
・仮想通貨は中身が見えないので、政府が嫌っている
・仮想通貨を作るのに、膨大なエネルギーを消費する
以下で詳しく解説します。
・仮想通貨には、中央管理者(組織)が存在しない
中央管理者がいないことは、メリットでありデメリットでもあります。
中央管理者がいないことで、利用者の「自由」が得られるというメリットの一方、責任のすべては利用者である「あなた」に生じます。
・仮想通貨は個人管理なので、アクセスキーを失ったらアクセス不可能
通常、銀行が私たちのお金を管理していますよね。
銀行に行ってお金を下したり、貯金したり、送金したり…。
万が一、利用している銀行が破綻してなくなっても、政府がお金を補償してくれます(預金保険制度)。
一方で、仮想通貨の場合は、銀行や政府などの中央管理者が存在しません。
仮想通貨を管理しているのは「あなた本人」なので、もしアクセスキー(アクセスできる長~い番号)を忘れた(紛失した)場合、誰もアクセス不可能になります。
もし、あなたがビットコインで30億円持っていたとしても、キーをなくしてアクセスできなくなったら、その30億円は永久にそのままになります。
誰も触れることができないのです。
一夜にして、一文無しになる可能性があります。
・仮想通貨は中身が見えないので、政府が嫌っている
仮想通貨は、誰が誰にいくら送金したのか、誰がいつ何を購入したのかなどを追跡することはできません。
そのため、テロリストや犯罪者が利用するには好都合なのです。
たとえば、アメリカで言ったら、ヘロインなどの超やばいドラッグを買うのに仮想通貨が好都合…とかそんな感じ。
今、ロシアとウクライナが戦争中ですね。
いろいろな大手企業やビジネスがロシアから撤退しても、仮想通貨だけは誰にも止められないのです。
ロシア政府は仮想通貨を使って武器を買ったり、軍資金を調達したりできるのです。
・仮想通貨を作るのに、膨大なエネルギーを消費する
仮想通貨を作るのには、超超超~複雑なコンピュータプログラムを稼働させる必要があります。
ビットコインを1つ作るのでさえ、膨大なエネルギーをコンピュータが消費するので、とにかく環境にはよくありません。
これを理由に、アメリカの大手車会社である「テスラ」は、ビットコインで車の売買から手を引きました。
(将来的に、ビットコインを作るのに消費するうちの、半分のエネルギーを太陽発電や風力発電などの電力で補うことができたら、またビットコインでの取引を再開させると、イラン・マスクは言っています。)
仮想通貨のデメリットに関しては、【仮想通貨】メリット・デメリットとは?今後の課題も。で詳しく解説しています。よかったらご覧ください。
3.仮想通貨の今後とは?
仮想通貨は今後どうなっていくのか、気になりますよね。
だってもう、かれこれ13年も(2009年~)出回っているのですから。
■仮想通貨の将来性とは…
仮想通貨の価値の変動はあるものの、仮想通貨はすでに人気すぎるので、将来的にもなくならないと考えているアメリカ人が多いです。
実際に、アメリカの大手企業で仮想通貨(ビットコイン)で買い物ができますし。
✓仮想通貨は、バーチャルリアリティーと相性がいい
↑友人が持っているVRで、よく一緒に遊びます。
また、VR(バーチャルリアリティー)がもっと普及して、バーチャルの中で仮想通貨が使われることも大いに考えられます。
アメリカに住んでいると、本当に多くのアメリカ人がテクノロジーを有効に活用しているのを体感します。
みんなスマートウォッチでインターネットを利用しているし、イヤフォンだけで友人と会話を楽しんでいます。(若い人から70歳のお年寄りまで)
■仮想通貨の今後の予想とは
ビットコイン、イーサリアム、ライトコインの3つは、今後も仮想通貨の主軸となっていきます。
今後も、いろいろな仮想通貨が作られていくので、随時チェックしていきましょう。
以上、参考になればうれしいです。
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トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
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