ゲイリーラーソンの『ファーサイド』でアメリカユーモアを英語で学習しよう。
英語学習中の人「アメリカのユーモアを漫画から学びたいな。どうすればアメリカのユーモアを学べるのかな?」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.アメリカのユーモアを学ぶなら、ゲイリーラーソンの『ファーサイド』がおすすめ。
2.ゲイリーラーソンの『ファーサイド』でアメリカユーモアを英語で学習しよう
3.ゲイリーラーソンのファーサイドグッズまとめ
この記事を書いている私は、アメリカ人・アダムと結婚し、アメリカ在住です。アダムは日本で8年間、英語講師として子どもたちに英語の楽しさを教えてきました。
ゲイリーラーソンの『ファーサイド』に関して、アダムのアドバイス・英語の文献調査に基づいて解説します。
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1.アメリカのユーモアを学ぶなら、ゲイリーラーソンの『ファーサイド』がおすすめ。
↑上のコマの解説。
「あら、かわいい猫ね。フレンドリーな猫かしら?」と言いながら、右のマダムが猫を触ろうとしています。…が、左側の飼い主の服はボロボロ、売れにもひっかき傷が。明らかにヤバい猫ですよね。
アメリカ人って、愉快(ゆかい)で冗談ばかり言って、人生を楽しんでいるイメージがありませんか?
そんなアメリカ人のユーモアを『ファーサイド』という漫画から学びましょう!
■ゲイリーラーソンとは?
ゲイリーラーソン(Gary Larson)は、アメリカの漫画家です。彼の作品である『The Far Side』は、アメリカでは超有名です。
『ファーサイド』はかつて、毎週、新聞のコラムに1イラストごと掲載されていました。2,000点近くの作品を、15年間にわたって連載。
日本で言ったら、新聞に掲載されていた「サザエさん」みたいな感覚ですかね。
1度は彼のイラストを見たことがある人も多いはずです。
↑2023年版のカレンダーも売られています。(英語版)
アマゾンでゲイリーラーソン(Gary Larson)の本が買えますよ!
■ゲイリーラーソンの『ファーサイド』って?
下記に貼り付けた『ファーサイド』冊子の表紙の絵は、ハエがスープでおぼれている場面です。どんなユーモアだと思いますか?
…実は、この表紙の舞台は映画館。ハエがおぼれているのは映画の1シーンで、この映画を多くのハエが見ているのが手前に伺えます。(小さくて見にくいですが。)
シュールだけど、意味が深いでしょ?
↑この表紙の冊子は、『ファーサイド』のギャラリー⑤(5巻)です。
ピンタレストでも、いろいろな作品を見ることができます。
↑ファーサイドに関しての動画もあります。英語なので難しいですが、見ているだけでも面白いですよ!(^^)!
2.ゲイリーラーソンの『ファーサイド』でアメリカユーモアを英語で学習しよう
Learn English with American Jokes(英語をアメリカのジョークで学ぼう)
ゲイリーラーソンの『ファーサイド5』の本の中から、8枚ご紹介します。
まずはイラストを見て、イラストの下に書いてあるキャプション(説明文)を読みましょう。
添えられた説明文だけでイラストが理解できるなら、あなたの英語と理解力は素晴らしいです。(私には難しい…)
アダムがイラストと説明文を、優しい英語でかみ砕いて説明している英語が、さらに下に書いてあります。アダムの説明文を読んで、もう一度、イラスト・説明文を見返してみましょう。
アメリカのユーモアを、楽しく学びましょう!
1. A Dog's Life(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
↑このコマは「もしも~だったら」のシリーズです。
ご主人がまだ寝ている早朝に、ペットの犬も「仕事」の前にコーヒーを飲むのが日課。
「仕事」と言っても、吠える、モノをかむ、走るなど、犬がやること。
犬だって、ご主人様にお仕えする仕事の前は緊張するんでしょうね。気合とか入れるのかな?(笑)
アダム:Maybe this is true! Haha. Maybe dogs do the same thing as humans. They wake up early and drink coffee before they start their “job”. Their job is to bark, chew things, run and all the other things that dogs do. This comic is a “what if” joke. What if this is true?
New Words:
While – 何々しながら
Nervous - 心配
Prepare - 準備
2. Late Night Snack(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
小さな男の子が夜中にクッキーを食べたい…キッチンに行きたいのに、階段下の暗闇にはワニが潜んでいる、という子どもならではの想像力。
子どもの「空腹 対 想像力」の戦いが繰り広げられています。
アダム:The little boy is hungry and wants to go to the kitchen and eat cookies. But because it is dark and because of his imagination, he is scared to go to the kitchen. It is a battle between his hunger and his fear. Tonight he sees alligators in the dark. Maybe tomorrow he will see monsters in the dark.
アダム:This is something many people can understand. Having a good imagination is a good thing, but many times our imaginations create something scary. We often have to battle our imagination if we want something.
New Words:
Nightly – 毎晩、夜な夜な
Crisis – 危機、ピンチ
Stomach – お腹
Imagination – 想像力
Hunger-空腹
3. Scorpion School(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
サソリが学校で、人間のつま先を刺す練習をしています。(そんな学校があったら怖い!)
サソリもちゃんと訓練するんですね(笑)
アダム:This is where scorpions learn how to attack humans. This picture is from the lesson on how to sting a toe. Johnny, the young scorpion looks nervous. Haha. I hope scorpions don’t have a school like this!
New Words:
Scorpion – サソリ
Your turn -あなたの番
Sting – 刺す
Toe-つま先
4. Scary Dentist(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
誰でも歯医者は怖いもの…特に子どもは歯医者さんが怖くて仕方ないですよね。
歯科医院に行った男の子「ボビー」は、歯医者さんの本当の姿を目撃してしまったのです。「マスクかぶってたのか…!」ってね。
アダム:Many children in America don’t like going to the dentist. They think the dentist is scary. In this picture, the dentist is REALLY scary. Maybe all children think dentists are scary monsters?
New Words:
Dentist – 歯医者
Buzzed – (アナウンスする)ブザーで伝える
Reception -受付
5. Angry Worker(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
みんな彼が誰なのか知らない(ハチはいっぱいいるから、みんながみんな知り合いではない)が、やっている仕事とかに不満があるんだろうなぁ…ハチの巣を爆弾で切り落とそうとしている場面です。
ハチの「一家心中」と言うか、戦争で言うなら「玉砕(ぎょくさい)」とでもいうのか…?
ハチの巣は、みんなの家なわけで…。もし爆弾であの命綱を切り落としたら、みんな路頭に迷います。
彼は仕事に相当の不満があるんだな…ってのがわかりますね。「毎日一生懸命働いているのに、この待遇かよ。このくそ、俺はやってやるぞ」って感じ?
アダム:Maybe everyone feels this way sometimes at work? This bee is angry because of the hard work he does, so he wants revenge on the hive. Do you think the police can stop him?
New Words:
Disgruntled – 不満
We figure -なんとかする、考える
Revenge -復讐
Hive-ハチの巣
6. Hooked Fish(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
通常、悪いニュース(お知らせ)をしたあとは、いいニュースを伝えて相手の気分をなだめますよね。このコマの場合、いいニュース…ある?
お医者さんが診てあげているけど、悪いニュースしかないかも…。強いていうなら、人間はもう死んでいるから、食べられることはないよってことくらいかな。
アダム:Usually after some one starts with the bad news, they will say what the good news is. Do you think there is good news in this picture? That fish is in a very bad situation and I don’t know if that doctor can help.
アダム:Maybe the doctor thinks the good news is that the fisherman is dead and won’t eat the fish.
New Words:
Definitely – 絶対に
Hooked – 引っかかった、針がついた
Usually – いつも、たいてい
Situation – 状況
7. Polar Bears Hunting(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
これ、アダムのお父さんのお気に入りのコマです。
「俺が持ち上げるから、お前が捕まえる…そんなシンプルな作戦なのに。難しかった?」って。カール(左側のクマ)は失敗してしまいました。
捕まえるはずだった人間はもう逃げちゃったからね。
アダム:This is my dad’s favorite. It was a simple plan, but Carl failed. Carl is the bear on the left. He was suppose to catch the man but the man ran away.
New Words:
Lift - 持ち上げる
Grab – 掴む
Concept – 概念、コンセプト
Complex – ややこしい、複雑
8. Chicken Fight(ゲイリーラーソンのファーサイド⑤より)
なんでチキンがバーでカウボーイと闘ってたの?…ってそれだけを描いたイラスです。チキンは生卵を投げつけて、カウボーイはピストルを撃った…どっちが先だった?
なんのオチもないけど、「なんでチキン?」ってのがポイント。
アダム:This one is just an interesting situation. The policeman is asking if anyone knows what happened because why would a chicken be in a bar and fighting a cowboy. What do you think? Why was the cowboy fighting the chicken?
New Words:
Stand back -近づかないで!
Cowboy -カウボーイ
Happened -起こった
3.ゲイリーラーソンのファーサイドグッズ
ここまで読んで、「ファーサイドのシュールな感じが好きだな~。」と思った人も多いはずです。
Amazonで、ファーサイドに関連するグッズを取り扱っているので、まとめてご紹介しておきます。
■ゲイリーラーソン『ファーサイド』のカレンダー
↑2023年版のカレンダーです。
↑アートブック
■ゲイリーラーソン『ファーサイド』19巻
↑ファーサイドの19巻がありました。
この記事で取り上げた内容は、『ファーサイド』の5巻です。
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トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
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