【NBAとは?】NBAの魅力/難しさを、すべて解説します。
バスケが好きな人「NBAって、なんですか?具体的に教えてください。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.NBAとは?
2.NBAの創立とは…いつからあるの?
3.NBAのシーズンとは?
4.NBAに所属するチームとは?何チームあるの?
5.NBAのすごさ・難しさとは?
この記事を書いている私は、アメリカ在住歴約4年。現在は、ミネソタ州に住んでいます。
ミネソタ州のNBAチーム「ティンバーウルブズ」を応援しています。マイケル・ジョーダンを尊敬しています。
NBAに関して、英語でのネット調査・アダムのアドバイスに基づいて解説します。
\シーズン中(10~6月)は、ライブで見よう!/
1.NBAとは?
バスケが好きな人もそうでない人も、NBAと言う言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。
今回は、NBAについて詳しく解説していきます。
■NBAとは?
NBAとは、アメリカのプロバスケのリーグだと考えればOK!
世界最高峰のバスケットボールの試合が見れるのが、NBAです。
■NBAとは、何の略?
NBAは、「National Basketball Association」の略です。
読み方は「ナショナル・バスケットボール・アソシエーション」です。
※Association(アソシエーション):協会、連合、団体のこと
■NBAとは、全米プロバスケットボール協会のこと
NBAは日本語で、
「全米プロバスケットボール協会」
「アメリプロバスケットボール協会」
と言います。
「National Basketball Association」を日本語に訳すと、上記のような言い方になるんですね。
日本語だと、堅苦しい聞こえ方になってしまいますね ((゜_゜)
■NBAのレベルとは?
NBAは、世界で1番レベルの高いバスケが見れるリーグです。
めちゃくちゃ強い、すごいバスケの試合が見たい…それが見れるのが、NBAです。
NBAの視聴方法は、別記事で解説しています。
✓NBA選手になれる年齢とは
NBAプレイヤーになれるのは、19歳以上です。
18歳では、NBAには入れません。
NBAの登録人数は、450人です。
(世界のうちで、450人しかNBA選手になれないということです。)
✓NBA以外の、世界のプロバスケリーグとは?
プロバスケリーグと言えば、1番有名・人気なのがNBAです。
が、世界に目を向けると、213カ国もの国が、独自のプロバスケリーグを持っていると言われています。
日本にも、プロバスケリーグ(Bリーグ)がありますよね。
2.NBAの創立とは…いつからあるの?
NBAができた頃の話をしていきます。
今から約80年もさかのぼります。
■NBAの歴史とは
1946年6月6日、ニューヨークシティのコモドア・ホテル(現在のHyatt Grand Central New York/グランドハイアットニューヨーク)にて、BAAとして創立が決定しました。
今から77年前です。(BAAは、NBAの前身。)
✓NBAの前身、BAAとは?
NBAは創立当初、NBAではなく「BAA」でした。
BAAとは、Basketball Association of America(バスケットボール・アソシエーション・オブ・アメリカ)のことを指します。
1946年6月に創立したBAAは、ライバルリーグであった「NBL」を1949年に吸収合併。
BAAから「NBA」になり、現在に至ります。
✓NBAの歴史変遷
1946-1947年シーズン:BAAが創立。参加チームは11
1949-1950年シーズン:NBLと合併してNBAになり、参加チームは17に。
※現在のNBAは、アメリカ29チーム/カナダ1チームの、全30チームで構成されています。
■NBA創立の目的とは?
当初の創立目的は、プロアイスホッケーのアリーナ(アイスリンク)の、空き時間を埋めるためでした。
■NBAの本拠地とは?
NBAのオフィスは、ニューヨークにあります。
住所:Olympic Tower 645 Fifth Avenue New York,NY 10022
✓NBAのオフィスは、世界中にある
NBAは、世界中にもオフィスを構えています。
アフリカ:3オフィス
アジア:3オフィス(香港、マニラ、シンガポール)
カナダ:1オフィス
中国:2オフィス(北京、上海)
ヨーロッパ:2オフィス(ロンドン、マドリード)
インド:1オフィス(ムンバイ)
ラテンアメリカ:2オフィス(メキシコシティ、リオデジャネイロ)
■NBAの全盛期とは?→マイケル・ジョーダンの時代
NBAの全盛期と言えば、やはりマイケル・ジョーダンがプレーしていた時代でしょう。
2023年現在でも、「マイケル・ジョーダンを超えるプレーができる選手は、いない」と言っても過言ではありません。
✓NBAの全盛期を作った、マイケル・ジョーダンとは?
マイケル・ジョーダンは、1963年ニューヨークのブルックリン生まれで、現在は60歳です。
現役当時の体格は、198cm/98kg。
NBAの公式サイトでも
「”By acclamation, Michael Jordan is the greatest basketball player of all time.”」
(史上最高のバスケットボール選手)
参考:NBA公式サイト
と称賛(しょうさん)されています。
✓NBAの全盛期とは、いつか?
マイケル・ジョーダンがNBAでプレーしていた期間は、以下の通りです。
1984~1993年
1995~1998年
2001~2003年
特に、1980年代~1990年代のマイケル・ジョーダンのプレーは、当時、世界中を興奮と新たなバスケットボールの世界へと導きました。
NBA選手としての期間が切れ切れになっているのは、マイケル・ジョーダンが途中で転向しているからです。
父親の突然の死や、メジャーリーグの選手になったりと、いろいろ経験しています。
バスケが神がかってうまいのに、プロ野球選手(MLB)にもなるなんて、すごすぎですね。
(コネでメジャーリーグに入った、という批判もありますが…。)
↓マイケル・ジョーダンの神プレーを見てみましょう(^^♪
空中で一瞬静止するプレーは、何度見ても興奮します。
まさに「エア・ジョーダン」ですね。
■NBAで、最も優勝回数が多いチームとは?
NBAで、もっとも優勝回数が多いチームは、以下の2チームです。
・Boston Celtics(ボストン・セルティックス)
・Los Angeles Lakers(ロサンゼルス・レイカーズ)
合計17回も、NBAで優勝を果たしています。
3.NBAのシーズンとは?
NBAのシーズンについて、詳しく解説していきます。
■NBAのレギュラーシーズンとは?
レギュラーシーズン:10月~翌年4月
NBAのレギュラーシーズンは、82試合も行われます。
移動日も含めて、平均で中2、3日で試合が行われます。
かなりのハードスケジュールです。
41試合:ホームゲーム(自分たちのスタジアムでプレー)
41試合:アウェイゲーム(敵チームのコートでプレー)
■NBAのポストシーズン(プレーオフ)とは?
ポストシーズン(プレーオフ):4月~6月
レギュラーシーズンの結果で、4月中旬頃からポストシーズンが始まります。
カンファレンスごとの勝者(8チーム)が、NBAプレーオフで戦います。
シーズンのチャンピオンが決定します。
↓ちなみに、2022-2023年シーズンはこんな感じでした。
プレーオフに進めば、合計で約100試合もプレーすることになります。
■NBAのファイナルは、世界中で3億人が視聴
NBAのファイナルともなれば、世界中で3億人もの人が、試合を視聴すると言われています。
ファイナルでは7試合が行われ、先に4試合勝った方が、そのシーズンのチャンピオンとなります。
4.NBAに所属するチームとは?何チームあるの?
NBAに所属するチームは、30チームです。
アメリカから29チーム、カナダ1チームの、全30チームで構成されています。
■NBAのカンファレンスとは?
NBAのリーグは、西と東で2つのカンファレンスに分かれています。
下の地図で、赤が西カンファレンス(Western Conference)、青が東カンファレンス(Eastern Conference)となっています。
西カンファレンス:15チーム
東カンファレンス:15チーム
■NBAの西カンファレンスとは
上の地図上で赤色の、西カンファレンス(Western Conference)は、3つの地区に分かれています。
各地区で5チームです。
■NBAの東カンファレンスとは
上の地図上で青色の、東カンファレンス(Eastern Conference)は、3つの地区に分かれています。
各地区で5チームです。
■NBAの各地区のチームとは
NBAのすべてのチーム名を載せておきます。
✓NBAの西カンファレンス(Western Conference)のチームとは
上の地図上で、赤色のカンファレンスです。
・Northwest Division(ノースウェスト/北西地区)
・Minnesota Timberwolves(ミネソタ・ティンバーウルブズ)-MIN
・Denver Nuggets(デンバー・ナゲッツ)-DEN
・Oklahoma City Thunder(オクラホマシティ・サンダー)-OKC
・Portland Trail Blazers(ポートランド・トレイルブレイザーズ)-POR
・Utah Jazz(ユタ・ジャズ)-UTA
・Pacific Division(パシフィック/太平洋地区)
・Los Angeles Lakers(ロサンゼルス・レイカーズ)-LAL
・Golden State Warriors(ゴールデンステート・ウォリアーズ)-GSW
・Los Angeles Clippers(ロサンゼルス・クリッパーズ)-LAC
・Sacramento Kings(サクラメント・キングス)-SAC
・Phoenix Suns(フェニックス・サンズ)-PHO
・Southwest Division(サウスウェスト/南西地区)
・New Orleans Pelicans(ニューオリンズ・ペリカンズ)-NOP
・Dallas Mavericks(ダラス・マーベリックス)-DAL
・Houston Rockets(ヒューストン・ロケッツ)-HOU
・Memphis Grizzlies(メンフィス・グリズリーズ)-MEM
・San Antonio Spurs(サンアントニオ・スパーズ)-SAS
✓NBAの東カンファレンス(Eastern Conference)のチームとは
上の地図上で、青色のカンファレンスです。
・Atlantic Division(アトランティック/大西洋地区)
・New York Knicks(ニューヨーク・ニックス)-NYK
・Boston Celtics(ボストン・セルティックス)-BOS
・Brooklyn Nets(ブルックリン・ネッツ)-BKN
・Philadelphia 76ers(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)-PHI
・Toronto Raptors(トロント・ラプターズ)-TOR
・Central Division(セントラル/中部地区)
・Chicago Bulls(シカゴ・ブルズ)-CHI
・Milwaukee Bucks(ミルウォーキー・バックス)-MIL
・Cleveland Cavaliers(クリーブランド・キャバリアーズ)-CLE
・Detroit Pistons(デトロイト・ピストンズ)-DET
・Indiana Pacers(インディアナ・ペイサーズ)-IND
・Southeast Division(サウスイースト/南東地区)
・Miami Heat(マイアミ・ヒート)-MIA
・Atlanta Hawks(アトランタ・ホークス)-ATL
・Charlotte Hornets(シャーロット・ホーネッツ)-CHA
・Orlando Magic(オーランド・マジック)-ORL
・Washington Wizards(ワシントン・ウィザーズ)-WAS
上記の合計30チームが、2023年現在のNBA所属チームです。
5.NBAのすごさ・難しさとは?
上記で「NBAでは、世界で1番うまいバスケが見れる」と述べました。
でも具体的には、何がどんなにすごいのか、NBA選手になる難しさなど、なかなかイメージが湧きませんよね。
NBAのすごさや、NBA選手になることの難しさなどを、以下で具体的に解説していきます。
NBAのすごさを知ることで、試合観戦がもっと楽しくなるかもしれませんよ(^^)
■NBA選手になる難しさとは?
NBA選手になるのは、非常に難しいことです。
世界中でバスケをやっている人口は、4.5億人と言われています。
その中でNBA選手になれるのは、450人です。
450人をバスケの競技人口である4.5億人で割ってみると、0.000001%の人が、NBA選手になれるということになります。
■NBA選手の人種の傾向とは
2021年のNBA選手を見た場合、
アフリカ系(黒人):73.2%
白人:16.8%
ラテン系:3.1%
アジア系:0.4%
というデータが出ています。
NBA選手の7割以上が身体能力の高い、アフリカ系の選手だということが分かります。
アジア系のNBA選手は、ほとんどいませんね。
■アメリカのNCAA(カレッジバスケ)も、NBA並みの難しさ?
アメリカでは、NCAAと呼ばれるカレッジバスケ(大学生のバスケリーグ)も大人気です。
※NCAAは、エヌシーエーエーと言っても伝わりますが、アメリカ人は一般的に「エヌシーダブルエー」と言います。
✓アメリカの高校バスケ選手が、大学でプレーできるのは3.5%だけ!
2020年におけるNCAAの調査では、
「アメリカの男子高校生のバスケ選手のうちで、大学に行ってもバスケがプレーできるのは、たった3.5%」
だそうです。
✓アメリカの大学は、バスケのレベルが高すぎて選手になるのが難しい
高校でバスケをやっていても、大学レベルとなると、レベルが高すぎてチームに入れない、プレーできないんですね。
大学でもバスケを続けたくても、桁が違い過ぎてプレーできない/ついていけないって、ヤバいですよね。
・アメリカの大学生バスケは、日本のプロよりも強い
アメリカの大学のバスケも、すでにレベルがめちゃくちゃ高いんです。
NCAAのディビジョン1部は、日本のプロバスケチームよりも強いです。
そんなこと言ったら、NBAのレベルはどんなことになってしまうんだ…って感じです((+_+))
✓アメリカでは、バスケのスカラーシップで大学がタダに。NBAの希望も…
アメリカでは、大学からバスケのスカラーシップがもらえれば、学費が無料になります。
とはいえ、アメリカ全土で多くの高校生選手が、スカラーシップを得るために一生懸命練習しています。
✓アメリカの大学から、バスケのスカラーシップを得る方法とは?
バスケが上手な選手は、大学からの「スカウト」でスカラーシップをもらいます。
バスケの名門校(高校)であれば、スカウトがすでに目を光らせているので、試合会場にスカウトが来ています。
また、親やコーチなどが推薦状や手紙、プレーの様子を映した動画などを、スカウトに送りまくってアピールしています。
「うちの子がすごいから、ぜひ!」って感じ…アメリカ人らしいですよね。
・アメリカの大学から、バスケのスカラーシップを得ることの難しさとは
本当に、本当にバスケが上手くなければ、大学からのスカラーシップを得ることは難しいです。
超超、超~競争倍率が高いので、めちゃくちゃ狭き門です。
アメリカの高校なんて言ったら、何校あるか数えきれませんからね。
・バスケでスカラーシップを得ても、怪我したら終わり
やっとの思いで大学のスカラーシップが得られても、怪我のリスクもあります。
怪我をしたら、大学との契約(スカラーシップ)の条件によって、スカラーシップを失う可能性もあります。
怪我をしてバスケを続けられなければ、卒業できずに中退しなくてはならないこともあります。
■NBAのレベルは、日本のプロバスケとは比較にならない強さ
NBAでのバスケのプレーは、日本のプロバスケとは全く比べ物になりません。
そもそも、身体能力が桁違いです。
✓NBA選手の身体能力とは?
NBAプレイヤーは、とにかく身体がデカいです。
NBAの平均身長は、200㎝ほどです。
日本のプロバスケであるBリーグの平均身長は、190㎝くらいです。
バスケの世界では、10㎝の差はものすごーく大きいです。
NBA選手は、高身長、技術が上手い、ポイントが取れる、パスが上手い、動きが速い、チームワークができる…そんな選手が生き残れます。
・NBA選手がジャンプできる高さとは?
NBA選手の平均ジャンプの高さは、71㎝です。
そりゃあ、ダンクシュートだって簡単にできますよね。
■NBAの選手になるには、バスケが上手いだけではダメな理由とは?
NBA選手になるには、バスケのスキル・プレーが超人的に上手いだけではダメです。
NBA選手に求められるものは、具体的に以下の通りです。
・超人的なバスケのスキル・プレー
・大きな体格(平均身長2m)
・桁外れの身体能力
・チームメンバーとの協調性
・規律を守れること(discipline)
・自己鍛錬(discipline)
・自制心が強いこと(discipline)
・コーチの指示を絶対に聞くこと
・威張らない姿勢
・スター気取りにならないこと
・私生活や食事面でも、プロとしての意識をもって生活する
・練習でも100%超え、全力で向き合うこと
・練習、食事、私生活…すべてにおいて、常に100%
などなど…
以上のように、NBAでプロバスケ選手として必要な能力は、バスケの技術だけではありません。
✓NBA選手に必須な「discipline(鍛練)」とは?
NBAを始めとする、アメリカのプロスポーツ選手になるために重要なのは、
「discipline」
(規律/自制心/鍛練/統制)
だとよく言われます。
disciplineの発音は、「ディサプリン」です。
常に100%で、すべてのことに全力で取り組むことで、NBAで生き残れるチャンスを勝ち取っているのです。
・Michael Jordan had a lot of discipline.
(マイケル・ジョーダンは、自己鍛錬/自制心がすごかった。)
・Michael Jordan was very disciplined.
(マイケル・ジョーダンは、とても自己鍛錬をしていた。)
・The best players have the most discipline.
(ベストプレイヤーは、最も自制心を持っている。)
※自己鍛錬:厳しい練習により、自身の能力や技術を向上させ、鍛えること。
※自制心:自分の感情や行動をコントロールし、自分を制御する力のこと。
✓NBAでは、コーチの指示は絶対命令。従わなければ、去れ。
NBAでプレーするには、コーチの指示は絶対に聞かないといけません。
「今、シュートのチャンスだ…」と思って、コーチの指示ではないプレーや行動を取ってしまうような選手は、NBAでは全くやっていけません。
すぐに契約を切られてしまうと考えてOKです。
・NBA選手で、スターみたいな態度を取る人は、すぐに消えていく
めちゃくちゃバスケが上手くて、どんなに完璧な選手でも、NBAプレイヤーになって「スター選手」みたいな態度を取ってしまう人は、NBAの世界からすぐに消えていきます。
なぜなら、NBAプレイヤーに必要なのは「discipline(規律/自制心/鍛練/統制)」だから。
スター選手みたいな態度を取る選手は、チームメンバーとの協調性にも欠けますし、コーチの指示に従わなくなったり、練習を怠ったりします。
■NBAと言えば、マイケル・ジョーダン
現役時代のマイケル・ジョーダンは、とにかく「discipline(規律/自制心/鍛練/統制)の塊(かたまり)」と言っても、過言ではありません。
マイケル・ジョーダンのプレーは、彼の努力の結晶です。
彼の練習は、信じられないほど厳しかったと有名です。
✓マイケル・ジョーダンの、NBA時代のドキュメンタリー映画「The Last Dance(マイケル・ジョーダン:ラストダンス)」
画像出展:IMDb
マイケル・ジョーダンに関する、ドキュメンタリー映画があります。
なぜマイケル・ジョーダンがあんなに強かったのかも、このドキュメンタリーを見ればわかるでしょう。
未公開映像や彼のスポンサー、コーチなども見れます。
■NBA選手になった日本人とは?
NBA選手として活躍できるアジア系の割合は、たったの0.4%(2021年)です。
そんな狭き門を通った、日本人選手が3人います。
上記の3人が、NBAで活躍した日本人選手です。
✓日本人NBA選手:田臥勇太(タブセ・ユウタ)
田臥勇太選手は、2004-2005年シーズンに、NBA(フェニックス・サンズ)で活躍しました。
NBAで活躍したプレー時間は、合計で17分。7得点3アシストでした。
身長173cm、体重77kg。
✓日本人NBA選手:八村塁(ハチムラ・ルイ)
八村塁選手は、2019~2023年現在、NBAで活躍している現役NBA選手です。
ロサンゼルス・レイカーズに所属しています。身長203cm、体重104kg。
✓日本人NBA選手:渡邊雄太(ワタナベ・ユウタ)
渡邊雄太選手は、2018~2023年現在、NBAで活躍している現役NBA選手です。
ブルックリン・ネッツに所属しています。身長206cm、体重98kg。
■多くのNBA選手が、バスケで人生を救われている事実とは
NBA選手の多くが、バスケをプレーすることで人生を救われています。
というのも、7割以上のNBA選手はアフリカ系アメリカ人です。
アメリカでは人種差別の理由から、アフリカ系アメリカ人は、貧しい生活を強いられている人がたくさんいます。
多くのアフリカ系アメリカ人のNBA選手も、それに当てはまります。
もしも彼らがバスケに出会っていなければ、ほとんどの人がクライム(犯罪)で監獄(かんごく)にいることでしょう。
✓貧しいアメリカ人は、犯罪と隣り合わせ
アメリカで貧しく育つということは、犯罪が身近に起きていることがほとんどです(特に大都市)。
バスケをしていなければ、犯罪やドラッグに手を染めてしまう機会が増えるのです。
暇な時間:バスケに打ち込む→NBA選手に
暇な時間:犯罪やドラッグに手を出す→監獄行き
✓バスケは、貧しくてもできる最高のスポーツ。NBAも夢ではない。
バスケは、ボールさえあれば誰でもできるスポーツです。
一方で、アメリカで人気のアイスホッケーやアメフトなどは、たくさんのギアが必要なので、「お金持ちしかできないスポーツ」と言っていいでしょう。
バスケが上手になって、大学からのスカラーシップがもらえれば、大学だって無料で行けますからね。
バスケというスポーツは、多くの貧困層アメリカ人を救っていると言えます。
■NBAの選手でいられる期間とは?
夢を叶えてNBA選手になった場合、「プロ選手として活躍できる期間(キャリア)」はどれくらいだと思いますか?
NBAプレイヤーの平均所属期間(NBA選手として活躍する平均期間、キャリア)は、4.5年(4年半)だというデータが出ています。
怪我のリスクもありますしね。
✓NBAで活躍したキャリア期間が、1番長い選手とは?
NBAのキャリアが1番長かった選手は、Vince Carter(ヴィンス・カーター)です。現在46歳。
1998年~2020年の引退まで、なんと22年間(22シーズン)もNBAプレイヤーとして活躍していました。
スラムダンカーで有名な選手で、NBAでも「史上最高のダンカー」と称賛されています。
✓NBAで、1番短いキャリアだった選手とは?
NBAで1番短いキャリアだった選手は、Jameson Curry(ジェイムソン・カリー)という選手。
NBAでのキャリアは、3.9秒でした。
■NBAのドラフトで選ばれても、NBAの試合でコートに立てるわけではない
「NBA選手」と言っても、コート上で実際にプレーできるかは保証されていません。
特に大学生などは、ドラフトで選ばれて、そのままデベロップメント・リーグでプレーすることの方が多いです。
■毎年NBAのドラフトで、若い選手が入ってくる。代わりはいくらでもいる事実。
NBAでは、毎年「ドラフト」が行われます。
ドラフトでは、常に若い選手がNBAに入ってくるので、正直に言って「お前の替わりは、いくらでもいる」という、厳しい世界なのです。
めちゃくちゃうまいプレイヤーは、年俸(契約金)が何億円もします。
チームからすると、
「プレーはうまいから、うちのチームに欲しいけど…契約金が高すぎる。しかも年齢が若いわけじゃないし…。だったら十分に上手くて、契約金が安くて、若い大学生のプレイヤーをドラフトでとった方が、メリットが多いな。」
と、こんな風に考えるわけです。
NBA=ビジネス。金、カネ、金、の世界なのです。
スター気取りでチームの協調性がない選手や、コーチの指示に従わないような選手は、真っ先に消えていく理由も、ココ(替わりはいくらでもいる)とつながります。
■NBA選手の60%が、5年後には貯金ゼロ
NBA選手の60%が、「5年後には貯金がゼロ」だという、衝撃の事実についても触れておきます。
理由は、NBAで稼いだ大金をパーティーや高級車、豪遊(ごうゆう)で、一気に使い果たしてしまうからです。
永遠にそんな大金が入ってくるとは限らない…ってことに気が付かないんですね。
✓NBA選手の多くは、無計画にお金を使いまくる
上記で、多くのNBA選手が貧しい環境で育っていると述べました。
貧しく育っているので、十分な教育(お金の使い方)を得られないまま大人になっている(バスケしか知らない、犯罪が身近だったなど)場合も多いのです。
スカラーシップによって、無料で大学に行き、NBA選手になると同時に、いきなり何億円もの大金が舞い込んできます。
20代前半のNBAプレイヤーですよ?
そりゃ、パーティーしますよね。高級車だって買いますよ。
多くのアメリカ人は、お金を派手に、パーっと使うのが大好きです。
✓貧しい環境からNBA選手になった場合、お金に関する教育や知識が少ない
お金に関する知識がないので、「貯金/投資」という概念もないです。
なので、貯金しない人がほとんどです(NBA選手の60%)。
上記で述べましたが、NBA選手の平均キャリアは4年半です。
これらから考えても「NBA選手になってから5年後には、60%のNBA選手が貯金ゼロ」というデータにも、納得がいきますね。
ちなみに、英語で「一文無し/お金が全くないこと」を
I’m broke.(発音:アイム・ブロウク)
と言います。
以上、参考になればうれしいです。
NBAの魅力を知り、これを機にNBAの試合を観戦してみてくださいね!
\シーズン中(10~6月)は、ライブで見よう!/
✓アメリカ/海外のプロスポーツを、ライブで見る方法
アメリカのプロスポーツの簡単な観戦方法を、別記事で解説しています。
✓アメリカ/海外のプロスポーツの、過去の試合を見る方法
\30日間の返金保証あり!/
■コメントや質問がある方は、私のSNSにダイレクトメッセージをください(^^♪
(※時差があるので、3日以内に返信するように心がけています。)
・ツイッター
・インスタグラム
・YouTube
・[email protected]
(EメールでもOKですが、私からの返信が迷惑メールに入ってしまうようなので、要注意。)
あわせて読みたい記事
トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
■お知らせ■
当サイトはリンクフリーです。
リンクを貼る際の許可は必要ありません。
なお、本文の引用は出典元URLを貼っていただければOKです。
本サイトでは、アフィリエイト広告を利用しています。
最近の記事
- 超便利!海外送金サービス「wise(ワイズ)」の賢い使い方11月 30, 2023/0件のコメント
- 【VPN】YouTubeプレミアムの値段を、安くする裏技を解説11月 18, 2023/
- NHL/アイスホッケーの人気・不人気チームを解説。人気な理由は?10月 26, 2023/
■カテゴリーから探す
アダムが運営する、アメリカのヤードゲーム文化を紹介するサイト:ぱーてぃーげーむアメリカはこちら