• 投稿の最終変更日:12月 2, 2022
【夏休みも出勤】教員の夏休みは2週間。アメリカの教員は夏休み6週間。

【夏休みも出勤】教員の夏休みは2週間。アメリカの教員は夏休み6週間。

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教員を目指している人「教員の夏休みってどれくらいあって、みんなどんな感じで過ごしているんだろう??夏休み中も学校に行ったり、仕事をしたりしてるのかな?」

という疑問に答えます。

✓もくじ

1.教員の夏休みは約2週間。【初任だと研修がある。】

2.教員は夏休みでも学校に出勤します。【プールや会議】

3.教員は、夏休みなどに県外に出る場合は、申告が必要。

4.教員の夏休み【おすすめの過ごし方】

5.アメリカの教員は、夏休み6週間

6.アメリカの教員の夏休みの過ごし方とは?

長野の国立大学を卒業後、横浜市の小学校教員にまりました。初任で3年生を担任していましたが、半年でうつになり退職しました。

両親・親せきも元小学校教員。夫はアメリカ人で、8年間日本の小中学校で、英語の講師をしていました。アメリカの家族も教員や学校関係の従事者です。

現在は、アメリカ・ミネソタ州在住です。

教員の夏休みに関して、実体験に基づいて解説します。

1.教員の夏休みは約2週間。【初任だと研修がある。】

1.教員の夏休みは約2週間。【初任だと研修がある。】
結論として、日本の教員の夏休みはぶっちゃけ超短いです。理由は、アメリカやカナダの教員の夏休みが6~7週間もあるからです。

とはいえ、日本の教員も有休とうまく組み合わせて、合計2週間くらいの夏休みをとることができます。一般企業(頑張って10日間)と比べたら、2週間の休暇は、ふつうに長いですよね。

■初任教員は、夏休み期間中に研修がある。

私が初任者だったとき、夏休み期間中に「初任者研修」がありました。特に教員1年目は、研修がたくさんあります。

■教員2年目以降は、夏休みを長くとりやすい。

初任である1年目を乗り越えれば、研修も1年目ほど多くないようです。そのため、頑張って工夫すれば、教員になって2~3年すれば、夏休みも3週間ほど取れるようになるようです。

■私の両親は元教員。夏休みは毎年県外に旅行だった。

私の両親は教員でしたが、お盆の前後の期間で合計2~3週間くらい休暇を取っていました。

毎年、青森や佐賀県、京都や四国など、歴史巡りの旅行に連れて行ってくれました。

私が小学校高学年になったころ、父の仕事が忙しくなった(教務主任になって)ため、夏休みでも旅行する機会は減ってしまいました。

■体験談:私が教員だったとき、夏休みの社員旅行に行かずに、帰省した話

具体的なお話をすると、横浜市で教員になった私は、夏休みに入って、速攻で帰省しました。理由は、うつになっていたからです。もう、実家に帰りたくて仕方がありませんでした。

・夏休み中の、教員の社員旅行も仕事のひとつ?

実は、夏休みに入ってすぐに、互助会の「社員旅行」がありました。管理職の女性から「あなた、社員旅行に行かないって聞いたけど…。本当なの?こんなこと言いたくないけど、これも一つの仕事なのよ。初任なんだから、行かなきゃダメなのよ。」って言われました。

けど、まじで精神的に参っていたので、行きませんでした。

2.教員は、夏休みでも学校に出勤します。【プールや会議】

2.教員は、夏休みでも学校に出勤します。【プールや会議

上記で解説したように、教員には、2週間の夏休みがあります。しかしながら、子どもがいない夏休み期間中の学校でも、ほぼ毎日出勤します。

■夏休み期間中も、「日直」が教員に振り分けられる

単級・小規模の学校では、日直の順番が早く回ってきます。

私の学校は各学年2クラスだったので、夏休み期間中に日直が2回くらい回ってきました。日直に当たった日は、必ず学校にいなくてはいけません。

■夏休み期間中でも、「プール当番」で教員は学校に行かなくてはならない

プール当番になったら、絶対に学校に行かなくてはいけません。

プールの水温や水質をチェックしたり、プールに入りに来た子どもの健康管理や安全の確保、一緒にプールに入ったりします。

私が教員だったときは、夏休み期間でも「プールの当番」で学校に行って、子どもと一緒にプールに入っていました。私の母も、当時50代後半でしたが、夏休みのプール当番で学校に出勤し、水着を着てプールに入っていたのを覚えています。

■子どもが夏休み期間中でも、教員は会議

子どもは夏休み期間なので、学校には来ません。が、だいたいの教員は出勤して雑務をこなしたり、研修に参加したりと、なんやかんやでやることはあります。

夏休みも終わりに近づく8月末は、学校での会議も増えます。夏休み明けの新学期に向けた準備も始まります。

3.教員は、夏休みなどに県外に出る場合は、申告が必要。

3.教員は、夏休みなどに県外に出る場合は、申告が必要。

■教員は、県外に出るときに申告しなくてはならない。夏休みも同じ。

静岡県出身の私が教員になったのは、横浜市です。県外への帰省や旅行の場合、例え週末の1泊2日程度でも、緊急時に備えて、申請書を提出しなくてはなりませんでした。

と言うことは、例え帰省でも県外なので「お土産」を買わなくてはならない(お土産を期待される、買う方が望ましい)と言うことです。

本当に、嫌でした、これ。県外へ行く申請は、横浜市だけのルールなのかな…?

■教員が夏休みに海外旅行に行く場合、申請が必要。

教員が夏休みに海外旅行に行く場合、「絶対に」申告書を提出しなくてはなりません。これは、日本全国、どこでも同じです。

「公務員(国家・地方公務員、教員、消防士、自衛隊)」は、海外に行く場合、申告しなくてはなりません。

■夏休みに海外に行きたい教員が、気を付けること

海外渡航申請自体は、厳しくないし、難しくもありません。が、とにかく、絶対に申請しなくてはならないものです。基本的には、海外に行く3週間~1ヵ月前くらいに申請します。

旅行に行く国名、旅行期間、日程、旅行の目的、滞在先などを申告しなくてはいけません。

4.教員の夏休み【おすすめの過ごし方】

4.教員の夏休み【おすすめの過ごし方】

教員は毎年、2~3週間の夏休み期間があります。毎日の激務、ストレスから解放れるせっかくの長期休暇なので、充実させたいですよね。

やっぱり一番のおすすめは海外に行くことです。

■教員が夏休み期間中に、海外に行った方がいい理由

日本じゃない国、別の文化、言葉、習慣、環境に触れることで、以下のようなメリットがあります。

・超リフレッシュできる
・人生を見つめ直すきっかけになる
・自分も成長できる

夏休み明けの子どもに話せば、子どもたちにとってもいい刺激となります(行った国を尊敬する話し方をしなくてはいけません)。

■アジア圏の国なら、近いし安く旅行できる。

↓こんな国がおすすめです。

・サイパン

英語圏なので、おすすめです。アメリカに行くより近いです。ハワイは、日本人だらけなのでオススメしません。

・セブ島(フィリピン)

スクーバダイビングができます。

・台湾

台湾は、親日国です。食べ物もおいしいし、安全だし、なにより日本から近いです。

ちなみに、私の高校の時の英語教師は、夏休み期間中にベトナムに1人旅に行っていました。

■遠い場所まで足をのばすなら...

・ネパール

めちゃくちゃいい国です。仏教やヒンドゥー教をについて学べます。私はハネムーンで行きました。ネパール、最高です。

・英語圏に行こう

やっぱりアメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、イギリスなどのヨーロッパ各国がいでしょう。理由は英語圏だから。

教員なら中学校の基礎英語くらいは話せるはずです。人生のうち、1度でいいので、行ってみることをおすすめします。世界観が変わるかもしれません。

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5.アメリカの教員は、夏休み6週間

5.アメリカの教員は、夏休み6週間

日本と比べて、アメリカ(カナダもだいたい同じ)の夏休みについて触れておきます。

■アメリカの教員は、夏休みが6週間~7週間もある

地域や学校によって異なりますが、アメリカでは一般的な子どもの夏休みが6~7週間あります。例えば、子どもの夏休みが8週間だったとすると、教員の夏休みは6週間くらいになります。

教員によっては、工夫して休みを取って、7週間の夏休暇を取得する人もいるようです。

■アメリカの夏休みは、宿題がないので教員も楽

アメリカの学校は、9月始まりです。夏休みに入る前に学年が終わり、夏休み明けには新しい学年が始まる区切りになります。

そのため、夏休み中、子どもは宿題がありません。プール当番もないので日本の教員と比べると、かなり楽ですね。(アメリカは、そもそもプール自体がない学校も多いです。)

6.アメリカの教員の夏休みの過ごし方とは?

6.アメリカの教員の夏休みの過ごし方とは?

アメリカの教員は、どんな夏休みを過ごしているのでしょうか?2ヵ月近くもあるんですもんね。

■アメリカの教員は、子どもが夏休み期間中でもちょっと働いている

アメリカの学校では、子どもが夏休みに入ってすぐの2~3日間は、教員は学校に行って仕事をしなくてはいけません。

そして、子どもの夏休みが明ける直前の1~2週間前にはまた働き始めます。これは日本の学校と同じですね。ただとにかく、子どもも教員も夏休みが長いです。

■アメリカの教員は、子どもがいない夏休み期間の仕事も楽しんでいる

子どもが夏休みに入ったあとの2,3日で、教員は各自の教室にこもって、音楽を聴きながら教室を片づけたりしているようです。

多くの教員は、自分の子どもを学校に連れて行き、教室の大掃除を手伝ってもらいます。

夏休み期間は、教員たちはカジュアルな服装でOKです。教員も、自分の夏休みに向けて、年度をまとめた事務処理をして、サマーブレイクに入ります。

■アメリカの教員の夏休みの過ごし方

教員は夏休み期間中(6~7週間)もお給料がもらえます。また、夏休み期間中に呼び出されたり、学校に行かなくてはならない、ということはほぼ起こりません。

アメリカの教員は、夏休み期間中、

・家でリラックス
・寝過ごす
・趣味に没頭
・自分の子どもとの時間を楽しむ
・教員同士でランチやショッピング
・家族で旅行、海外旅行に行く

■アメリカの教員が、夏休みにアルバイト?

日本の教員と比べたら、アメリカの教員のお給料や働き方はいいですが、アメリカ国内で「教員」という職業を考えた場合、大変な仕事内容に対してお給料はいい方ではありません。

自分の子どもがたくさんいる人(教員)は、夏休み中にアルバイトをしてお金を稼いで、家計を支えている人もいます。

※アメリカでは、子どもが5人とか7人とかいる人も珍しくありません。特にキリスト教徒とか。

■アメリカでも、熱心な教員は夏休みが1週間

熱心なアメリカの教員は、夏休み明けの翌年度のクラスに向けて、準備に力を入れます。

夏休みは1週間だけと決めて、他の日は子供どもがいなくても学校に行き、教室や授業の準備・片付けをしている教員もいるようです。

アメリカでは、勉強会や講演会なども盛んです。大学に戻って、講義を受け教育関係の資格を取る教員もたくさんいます。

以上、いかがでしたか?日本の教員と海外の教員を比べてしまうと、日本の教員の激務さが浮き彫りになってしまいますが…。とはいえ、それでも2~3週間の夏休みが毎年取れるのはいいですよね。ぜひ、海外旅行に行ってリフレッシュしてくださいね。

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