• 投稿の最終変更日:10月 3, 2023
退職代行サービスはやばいのか?→しっかり選べば大丈夫。

退職代行サービスはやばいのか?→しっかり選べば大丈夫。

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仕事を辞めたい人「退職代行を使って仕事を辞めようかと考えています。退職代行を使ったことで、職場とトラブルになったり、次の仕事に影響が出たりするのが不安です。退職代行サービスってやばいんですか? 」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.退職代行サービスはやばいのか?→しっかり選べば大丈夫。

2.退職代行の利用が次の職場にバレたら、やばいよね?

3.退職代行サービスよりもやばい仕事の辞め方をする人もいる。

4.違法でやばい退職代行サービスは、避けるべき。

この記事を書いている私は、20代で11個の仕事を経験しました。

ブラック企業にも勤務していました。辞めたいのに辞めさせてもらえず、1年以上いじめられました。

アメリカ在住歴3年。現在は、ミネソタ州に住んでいます。ホテルの清掃員として働いています。

退職代行サービスに関して、文献調査に基づいて解説します。

1.退職代行サービスはやばいのか?→しっかり選べば大丈夫。

1.退職代行サービスはやばいのか?→しっかり選べば大丈夫。

2017年に退職代行サービス「EXIT」が話題になって以降、退職代行サービスの利用が一般的に浸透しました。

しかしながら、まだ多くの人が「退職代行サービスって、本当に大丈夫なの?」って思っているのも事実です。

■退職代行サービスとは?

退職代行サービスとは、自分で退職届が出せないときに、あなたに代わって手続きをしてくれる業者のことです。

退職代行サービスに関して、【仕事辞めたい】退職代行サービスとは?で詳しく解説しています。よかったらご覧ください。

■退職代行サービスはやばい?→結論、しっかり選べば大丈夫。

「退職の手続きをするのに、本人が関わらなくて大丈夫なの?」って不安に思う人もいるかと思います。

が、弁護士や労働組合が行っている退職代行を利用すれば大丈夫です。

なぜなら、弁護士や労働組合は会社との交渉が合法的にできるからです。

なので、利用する退職代行サービスをしっかり選べば大丈夫です。

おすすめの退職代行サービスに関しては、厳選:おすすめの退職代行サービス4選!辛いなら辞めようで解説しています。よかったらご覧ください。

■退職代行サービスがやばいと思われてしまう原因

■退職代行サービスがやばいと思われてしまう原因

・社会人なのに非常識だと思う人もいる

・職場のことを考えていないと思われる

・会社に行かずに辞める

などが考えられます。

以下でサクッと解説します。

・社会人なのに非常識だと思う人もいる

2017年に退職代行サービスのEXITが話題になってからは、退職代行サービスが世間に知られるようになりました。

しかしながら、年齢が高い上司などは退職代行サービスの存在を知らないのも事実です。

「社会人のくせに、自分で辞めると言えないのか!非常識だ!」なんて思う人もいるのです。

いやいや、「辞めます。」と言ったときに、アメリカ人のように快(こころよ)く「そうか、わかった。次の職場でもがんばってね。寂しくなるなぁ…いつでも顔を出しにおいで!」

なんて言ってくれるような職場だったら、お金を払って退職代行サービスなんて使わないよ…って。

・職場のことを考えていないと思われる

退職代行サービスを使って辞める場合、最短だと「即日退職」が可能です。

やはり、会社側からしたら「突然、一方的に辞められた!しかも電話で、本人ではなく、訳の分からないやつ(退職代行)が言ってきた。」と感じるのでしょうね。

「パワハラや過労で辛い思いをしている」、「イヤな職場で言い出せない」…そんなあなたの状況を把握できない会社は、バッサリ切り捨てていいと思います。

・会社に行かずに辞める

退職代行を使うと、会社に出勤しなくても退職ができます。

引継ぎもしない場合が多いので、残された職場のスタッフが困ることもあるかもしれません。

(引継ぎの内容をまとめたノートやメモなどを、退職前にこっそりと作っておいて、仲のいいスタッフに伝えておくのも一つの手です。)

退職代行サービスのメリット・デメリットに関しては、退職代行サービスのメリット・デメリットとは?で解説しています。よかったらご覧ください。

■退職代行がやばいと思われる原因:非弁問題とは?

退職代行がやばいと思われる原因:非弁問題とは?

退職代行サービスに関連して、「非弁問題(ひべんもんだい)」についても知っておくといいでしょう。

非弁問題(=非弁行為とも)とは、弁護士法に反する違反行為のことです。

退職代行サービスの内容によっては、非弁行為に当たることもあるので注意が必要です。

非弁行為のリスクなしに交渉できるのは、弁護士だけだと考えておけばOKです。

(労働組合には、強い法的効力が認められるため、退職代行サービスでできることもたくさんあります。)

✓弁護士の退職代行:交渉できる

・未払いの残業代請求可能

・有休、退職金に関する交渉が可能

・訴訟にも対応できる

・非弁行為の可能性ゼロ

✓労働組合の退職代行:交渉できる

・辞めさせてもらえないときの交渉可能

・未払い残業代などを請求できる

・退職金の請求ができる

・離職票の請求ができる

✓一般企業の退職代行:交渉できない

・退職の意向を伝えることだけ可能

■弁護士が行っている退職代行は、非弁行為の心配なし!

急に会社を辞めた場合、会社から訴訟(そしょう)を起こされるリスクもゼロではありません。

特にブラック企業に勤めている人や、引き留められて退職届が受理されずに困っている人は、弁護士法人による退職代行を利用しましょう。

弁護士法人が運営する退職代行サービスを利用すれば、万が一会社がトラブルを起こそうとしても、弁護士が代理人となって対応してくれるからです。

2.退職代行の利用が次の職場にバレたら、やばいよね?

2.退職代行の利用が次の職場にバレたら、やばいよね?

「退職代行サービスを利用したことが、転職先にバレないか心配…」と思う人もいるはず…。

実際のところ、退職代行サービスを利用したことはバレにくいです。

■退職代行サービスを使っても、次の職場にバレないのでやばくない。

このご時世、前職調査自体が減っています。

社会的に「プライバシー保護」意識が強まっていため、前職調査などを無断で実施するのは難しいでしょう。

ツイッターやフェイスブックなどのSNSで、退職代行を使ったことに関して投稿するのは避けましょう。誰が見ているかわかりません。

■前職調査とは?

「前職調査(ぜんしょくちょうさ)」と言うものがあります。

前職調査とは、人事や調査会社を通じて採用する企業が応募者の経歴について調べることです。

(アメリカでは、前職調査をするのがまだまだ一般的。面接時の書類記入欄に、前職で一緒になったスタッフなど2~3人の名前・連絡先を書かなくてはなりません。採用する企業側は実際に電話するんです。どんな人だったか、一緒に働いてどうだったか、とか色々聞くんですよ~。日本は、それがないからいい。)

とはいえ、転職先が同じ業界の場合は、人伝えに退職代行サービスの利用がバレる可能性もゼロではありません。

■「退職」は労働者の権利。退職代行サービスを使うことはやばくない。

2.退職代行の利用が次の職場にバレたら、やばいよね?

労働者は民法(第627条)によって「退職の自由」を保障されています。

原則、本人が辞めたいと言えば、会社側に退職を拒否する権利はありません。

万が一、退職代行サービスを利用して辞めたことがバレても、

「退職の意向を伝えても、受理してもらえなかった」

「嫌がらせがすごくて、退職の意向を伝えられる状況ではなかった」

などの理由を考えておけば大丈夫です。

これなら、企業側(転職先)も納得しやすいでしょう。

■会社に損害賠償を求められたら、やばいよね?

ブラック企業の場合、「急に辞められて、業績が下がった!」とか「人手が足りなくなって、売り上げに影響が出る」など、難クセつけて損害賠償をむしり取ろうとするゴミみたいなのが存在するのも事実…。

(特に重要なポジションで働いていた場合など)

ですが、退職・辞職のそれ自体を理由に、会社が労働者に対して損害賠償を請求することは、法律上できません。(民法627条、628条)

退職代行を使われた会社側の対応に関しては、退職代行を使われたら会社は従うのみ!職場環境を見直すべき。で解説しています。よかったらご覧ください。

■ブラック企業でも、弁護士法人の退職代行ならあきらめるかも

いくら超ブラックな会社であっても、弁護士が行う退職代行ならあきらめる可能性も高いかもしれません。

なぜなら、会社は本人と直接連絡を取らずに、「代理人である弁護士(退職代行)」を通して話さないとならないからです。

※もし会社から電話などの連絡が何度も入っても、無視して対応する必要はありません。

3.退職代行サービスよりもやばい仕事の辞め方をする人もいる。

3.退職代行サービスよりもやばい仕事の辞め方をする人もいる。

「退職代行サービスを利用して辞めるなんて…社会人としてダメなのかな…」と引け目を感じてしまう人もいるかもしれません。

そんなことありませんよ!

世の中には、本当にいろいろな人がいます。

■退職代行サービスよりもやばい仕事の辞め方

・バックレる

・ラインやメールで一方的に辞める

・親にお願いして会社に電話してもらう

こんな感じの辞め方をする人は、世の中には意外とたくさんいます。

アメリカだとバックレる人も多いですよ。それでも普通に生活している…。

退職代行サービスを利用して辞めるのは、しっかり手続きをして辞める方法です。

いろいろな人の仕事の辞め方に関して、仕事を辞めたい人が知っておきたい、最悪な辞め方を避ける方法。で解説しています。よかったらご覧ください。

4.違法でやばい退職代行サービスは、避けるべき。

4.違法でやばい退職代行サービスは、避けるべき

退職代行サービスには、いろいろなものがあります。

弁護士や労働組合が行っているサービスなら、違法でもないし、信頼度も高いです。

一方で、一般企業が行っていている退職代行の中には、違法なものがあるのも事実です。

■一般企業が行う格安退職代行サービスは、やばい?

・特定商取引法に関する記載がない

・料金が異常に安い or 高額

・追加料金に関する記載がわかりにくい

・実際は、弁護士や労働組合と深く関わっていない

こんな感じの退職代行サービスはヤバい可能性が高いので、使わないようにしましょう。

以下で詳しく解説します。

・特定商取引法に関する記載がない

特定商取引法の概要は以下の通りです。

特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。 具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。

退職代行サービスは、特定商取引法当てはまります。

なので、退職代行サービスの公式サイトに特定商取引法に関する記載があるか確認しましょう。

記載がなければ、その退職代行は使わないようにしましょう。

・料金が異常に安い or 高額

退職代行サービスの費用の相場は、だいたい3~5万円前後となっています。

利用料金がほかのサービスと比べて、あまりにも安い場合、あまりにも高い場合は疑いましょう。

「料金が高いから、退職もスムーズにいく」というわけではないのでご注意。

※弁護士が行う退職代行サービスだけは、弁護士なので当然高額になります。

退職代行の料金に関しては、退職代行サービスの利用料金まとめ。費用の相場は3~5万円の記事で詳しく解説しています。よかったらご覧ください。

・追加料金に関する記載がわかりにくい

怪しい退職代行の場合、サイト上のわかりにくいところに、追加料金に関して書かれていたりします。

目につかなうように、ひっそりと「△△のサービスはオプション、追加料金5万円」とか…。

特徴としては、初回料金が格段に安くて、ほかの退職代行サービスとの相場を下回っている場合が多いようです。

安いからといって利用して、結果的に高額請求されることも。

そういう退職代行サービスは、使ってはいけません。

・実際は、弁護士や労働組合と深く関わっていない

サイト上では「労働組合と提携している」とか「顧問弁護士が監修している」と言いつつ、実際は労働組合も弁護士もほとんど関与していないなんてこともあるようです。

運営会社の担当者が交渉している場合、非弁行為となり違法性があります。

なので、退職代行サービスの

「公式サイトがしっかりしているか?」

「実績や創業年数があるか?」

「ネット上の口コミなどは信頼できるか?」

など、事前にしっかり調べてから利用しましょう。

■弁護士・労働組合が行う退職代行はやばくない!

■弁護士・労働組合が行う退職代行はやばくない!

ここでは、おすすめの退職代行サービスを4つご紹介します。

弁護士法人みやび(弁護士)

退職110番(弁護士)

退職代行ガーディアン(労働組合)

退職代行SARABA(労働組合)

・弁護士法人みやびの退職代行サービス

利用料金:55,000円(税込)

※残業代や退職金の請求などを依頼した場合、報酬金として回収額の20%がかかる。

特徴:弁護士なのでブラック企業にも強い

↓弁護士法人みやびの評判・口コミを知りたい人

利用料金:税込43,800円(正社員・アルバイト・パート一律)

残業代・未払金・退職金・慰謝料などの請求をした場合、報酬金として回収額の20%がかかる。

※詳しいオプション内容に関しては、退職110番の公式サイトで確認できます。

・労働組合が運営する退職代行:【退職代行ガーディアン】

【退職代行ガーディアン】は、東京都労働委員会に認証されている法適合の合同労働組合が行うので、違法性なしです。

利用料金:税込29,800円(正社員・アルバイト・パート一律)で追加料金なし

↓退職代行ガーディアンの評判・口コミを知りたい人

退職代行SARABA(サラバ)は、労働組合の退職代行SARABAユニオンが退職代行業務を行います。

利用料金:税込24,000円(正社員・アルバイト・パート一律)で追加料金なし

↓SARABAの評判・口コミを知りたい人

公務員や教員の退職代行に関しては、公務員・教員でも、退職代行は使える。注意点やおすすめを紹介。で解説しています。よかったらご覧ください。

以上、参考になればうれしいです。

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