仮想通貨は、なぜ価値があるのか?仮想通貨の価値の決まり方。
仮想通貨に興味がある人「仮想通貨は実在しないのに、なぜそんなに価値があるんですか?日本円やアメリカドルなど、すでに使われているお金だけではダメなのですか?」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.仮想通貨は、なぜ価値があるのか?
2.仮想通貨の価値の決まり方
3.仮想通貨の価値が、なくなる日は来るのか?
この記事を書いている私は、アメリカ在住歴3年。現在はミネソタ州に住んでいます。
夫・アダムが、2017年から仮想通貨と米国株を運用しています。隣に住む超IT系の友人・ルークも、2017年から仮想通貨と米国株を運用中。
仮想通貨の価値に関して、実体験・英語の文献調査に基づいて解説します。
1.仮想通貨は、なぜ価値があるのか?
仮想通貨は「価値がある!」と思う人のみによって運用されている通貨です。
■仮想通貨は、現物で存在しないのに価値がある
仮想通貨は、すべてデータのみで存在します。日本円、アメリカドルのように紙幣や硬貨では存在しません。
仮想通貨は、インターネット上にのみ、データで存在しているという特徴があります。
✓仮想通貨は存在しないのに、価値があるのはなぜ?
仮想通貨を利用・保有している人は、世界中で3億人以上いるのです。
↓仮想通貨について学ぶなら、この2冊がおすすめ。
↑仮想通貨の基礎知識~実践的な内容まで学べる1冊。実際の取引方法なども解説されています。
↑仮想通貨投資のプロが書いた本。イラストや図で解説してくれるので、イメージしやすいです。仮想通貨の基礎~最新情報まで学べます。
■仮想通貨に価値がある理由
①非中央集権
②信頼できるシステム
③いつでもどこでもアクセス可能
④低コストで利用できる
⑤仮想通貨は、お金の要素に当てはまる
以下で、それぞれ解説していきます。
■仮想通貨に価値がある理由:①非中央集権
仮想通貨は「ブロックチェーン」という、高度なテクノロジーで構成されています。
ブロックチェーンのシステムには、中央集権となる存在がいません。
✓仮想通貨のブロックチェーンのイメージ
左側:従来の中央集権型のイメージです。政府や銀行などがまさにコレ。
右側:ブロックチェーンのイメージ。全員が対等に通信できます。
✓仮想通貨を構築する「ブロックチェーン」とは?
Blockchain(ブロックチェーン)は、仮想通貨に関する情報・データをすべて記録・管理している台帳のようなものです。
ブロックチェーンは、「インターネット以来の、超高度のテクノロジー」と言われています。
✓仮想通貨の価値は、みんなが対等であること
✓仮想通貨の大きな価値は、自由であること
✓ブロックチェーンのおかげで、仮想通貨の過去データや取引履歴を見れる
何度も言いますが、ブロックチェーンでは中央権限が存在しません。
ブロックチェーンでは、すべての取引がネットワーク上で記録・承認・共有されているため、過去のデータや取引履歴など、すべてを記録してあるデータベースを参照することが可能です。
✓ブロックチェーンだからこそ、できること
※トランザクションとは…
トランザクションとは、取引のこと。コンピュータシステム上の、データに対する一連の処理。
■仮想通貨に価値がある理由:②信頼できるシステム
ブロックチェーンは、超高度なテクノロジーです。
ブロックチェーンそのものが、まさに「価値」としてとらえることができます。
✓ブロックチェーンのおかげで、信頼性が高い
そのため、非常に信頼できるシステムとしても高い価値を見出されています。
✓銀行や政府より、テクノロジー技術やデータの方が信頼しやすい
日本円やアメリカドル、元やペソ、ルピーなど…法定通貨の価値は、その通貨が発行される中央銀行に対する「信頼」によって成り立っています。
例えば、「あの銀行、経営がうまくいっていなくて、もうすぐつぶれるかもって…」なんて噂を聞いたら、その銀行に貯金している人はとても不安になりますよね。その噂話がウソだったとしても、多くの人がその銀行を利用しなくなるでしょう。
✓ブロックチェーンのデータは、改ざん・不正されない
ブロックチェーンの仕組みは、仮想通貨に関連するすべてのコンピュータ(末端)が行った、すべてのコイン取引の情報について、全記録し、1つのデータベース(ブロックチェーン)に収めておきます。
そのため、ハッカーなど悪者がデータを不正に改ざんしようとしても、過去すべてのデータを改ざんしなくてはならないことになります。
しかし、それは不可能なので、ブロックチェーンのデータを改ざんしたり、不正したりすることはできないとされているのです。
✓ブロックチェーンでは、偽造防止や暗号化技術で安全
ブロックチェーンでは、暗号技術を用いて安全な取引を実現可能にしています。
また、台帳情報を共有することで、取引の透明性・プライバシーの保護も両立しているのです。
✓ビットコインの安全性は高い
正しい方法でビットコインを保管すれば、「ビットコインほど安全性の高いものはない」とまで言われているほどです。
✓仮想通貨は、政府よりも信頼できる?
日本が破綻してなくなってしまうことは、近い将来はまだなさそうですが、そんなこと誰にもわかりません。
また、経済が弱い国だったら、その国民が「仮想通貨の方が信頼しやすい」と感じるのは、当然のことでしょう。
■仮想通貨に価値がある理由:③いつでもどこでもアクセス可能
仮想通貨は、インターネットと秘密鍵さえあれば、いつでもどこでも自分が保有するビットコインへのアクセスが可能です。
✓仮想通貨は、簡単アクセスでストレスなし
銀行だったら、平日の夕方や週末は営業時間外なので、利用できなかったり手数料が高くなったりしますね。
仮想通貨には、そういったストレスがありません。
✓仮想通貨は、ソースコードも見れる
ビットコインの技術も信頼性・安全性が非常に高く、ソースコードも誰でも見ることができます。
■仮想通貨に価値がある理由:④低コストで利用できる
仮想通貨は、銀行口座を持てないような人(貧しい国や地域の人)でも、インターネットさえあれば利用することができます。
この点も、仮想通貨の価値を高める理由の1つです。
✓仮想通貨は、世界共通の価値
仮想通貨は、世界中どこでも共通している「通貨」です。
特に、大きなお金をまとめて送る国際送金のときに、送金手数料を大きく抑えることができます。
これは、銀行を利用した国際送金や、日本円・米ドルなどの法定通貨ではできないことです。
■仮想通貨に価値がある理由:⑤仮想通貨は、お金の要素に当てはまる
仮想通貨は、「お金の要素」に当てはまります。
✓お金の要素とは?
・モノやサービスと「交換」できる
(ノートを買う、マッサージを買う)
・「金額」という数字で表すことで、モノやサービスの価値(尺度)を一律に判断できる
(家=3,000万円、テレビ=5万円、リンゴ=200円など)
・腐ったり壊れたりせず、その価値を保存できる
(「貯蔵」の機能があるので、必要なときに利用できる)
✓お金の価値は、信頼に由来している
お金は、コミュニティ(人)からの信頼がその価値を生み出しています。
仮想通貨も同様に、大きなコミュニティ(世界中の多くの人)からの信頼によって、その価値を見出されました。
世界中で3億人以上が利用していれば、そりゃ価値も高まりますよね。
✓仮想通貨は、お金の要素に当てはまる
上記で述べた「お金の要素」に、ビットコインもしっかり当てはまるので、ビットコイン(仮想通貨)は法定通貨と同じような価値があると認識されているのです。
具体的にはこんな感じ。
・モノやサービスと「交換」できる
→ビットコインで買い物ができる。
・「金額」という数字で表すことで、モノやサービスの価値(尺度)を一律に判断できる
→日本円は「円/yen」、米ドルは「ドル/dollar」、ビットコインは「BTC」という金額を示す単位がある。
・腐ったり壊れたりせず、その価値を保存できる
→仮想通貨(ビットコイン)はデータなので、ネットワークを維持するコンピュータがある限り永久的に残る。(ビットコインは、100%の耐久性があると言われています。)
上記のような、「お金(法定通貨)」に関する項目に、仮想通貨(ビットコイン)が当てはまるのです。
2.仮想通貨の価値の決まり方
では、仮想通貨の「価値の決まり方」について解説していきます。
■仮想通貨の価値は、発行枚数の上限で保たれている
ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨には、発行枚数に上限が設けられています。
法定通貨は供給量に制限がありませんが、仮想通貨はその点が大きく異なります。
仮想通貨の発行枚数に上限を設けることで、一定の価値を保つ仕組みになっているのです。
✓ビットコインの発行枚数の上限
ビットコインの発行上限枚数は、2100万枚とされています。
2021年3月29日時点では、その89%程度が発行・流通されており、残りの11%についてはマイニングによって、今後順次発行されていくことになります。
■仮想通貨の価値を保つ
もし、一定の仮想通貨を発行し続けて、世の中に普及すれば
「みんな持っている」
「簡単に手に入る」
「余っている」
↓
「価値が下がる」
という考え方です。
■仮想通貨の価値は、ビットコインが基準
仮想通貨の価値は、ビットコインの価値が基準となり決まっています。
ビットコインは、インターネットの世界における「金/ゴールド」とも言われています。
今後も、ビットコインよりも価値が高くなるアルトコインはないでしょう。
✓ビットコインは、仮想通貨の中で1番価値がある存在
現在、ビットコインは仮想通貨の中で1番価値が高いです。
2021年には一時、ビットコインの時価総額が異常に跳ね上がり、世界中で話題となりましたね。
「仮想通貨=ビットコインだけ」ではなく、ビットコインも仮想通貨の種類の1つです。
ビットコインの他にも、イーサリアムやリップルなどのアルトコインが、数多く存在します。
3.仮想通貨の価値が、なくなる日は来るのか?
では、仮想通貨の価値は、いつかなくなってしまうのでしょうか?
その答えとしては、仮想通貨の価値は、「将来的になくなることはない」と考えられています。
■仮想通貨は、将来もなくならない
今後、世界中でいろいろなものがデジタル化され、バーチャル化されていくことが大きく予想されます。
✓仮想通貨は、バーチャルリアリティーと相性がいい
仮想通貨は、デジタル化される未来と非常に相性がいいので、将来的に仮想通貨がなくなるということは考えにくいです。
■仮想通貨の価値がなくなることは…ない?
ビットコインの価値が将来的になくなる、ということも考えにくいです。
理由は、ビットコインは、インターネット世界での「金/ゴールド」とも言われるからです。
一方で、アルトコインの多くは、将来的に価値がなくなり消えていくでしょう。
(※イーサリアムなど、有名なものは消えません。)
■仮想通貨は支持され続けるので、価値はなくならない
世界中には、中央銀行や政府が発行する通貨や、その制度自体に不満がある人が結構います。
以上、参考になればうれしいです。
■コメントや質問がある方は、私のSNSにダイレクトメッセージをください(^^♪
(※時差があるので、3日以内に返信するように心がけています。)
・ツイッター
・インスタグラム
・YouTube
・[email protected]
(EメールでもOKですが、私からの返信が迷惑メールに入ってしまうようなので、要注意。)
あわせて読みたい記事
トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
■お知らせ■
当サイトはリンクフリーです。
リンクを貼る際の許可は必要ありません。
なお、本文の引用は出典元URLを貼っていただければOKです。
本サイトでは、アフィリエイト広告を利用しています。
最近の記事
- 超便利!海外送金サービス「wise(ワイズ)」の賢い使い方11月 30, 2023/0件のコメント
- 【VPN】YouTubeプレミアムの値段を、安くする裏技を解説11月 18, 2023/
- NHL/アイスホッケーの人気・不人気チームを解説。人気な理由は?10月 26, 2023/
■カテゴリーから探す
アダムが運営する、アメリカのヤードゲーム文化を紹介するサイト:ぱーてぃーげーむアメリカはこちら