【夏休みも出勤】教員の夏休みは2週間。アメリカの教員は夏休み6週間。
教員を目指している人「教員の夏休みってどれくらいあって、みんなどんな感じで過ごしているんだろう??夏休み中も学校に行ったり、仕事をしたりしてるのかな?」
という疑問に答えます。
✓もくじ
1.教員の夏休みは約2週間。【初任だと研修がある。】
2.教員は夏休みでも学校に出勤します。【プールや会議】
3.教員は、夏休みなどに県外に出る場合は、申告が必要。
4.教員の夏休み【おすすめの過ごし方】
5.アメリカの教員は、夏休み6週間
6.アメリカの教員の夏休みの過ごし方とは?
両親・親せきも元小学校教員。夫はアメリカ人で、8年間日本の小中学校で、英語の講師をしていました。アメリカの家族も教員や学校関係の従事者です。
現在は、アメリカ・ミネソタ州在住です。
教員の夏休みに関して、実体験に基づいて解説します。
1.教員の夏休みは約2週間。【初任だと研修がある。】
とはいえ、日本の教員も有休とうまく組み合わせて、合計2週間くらいの夏休みをとることができます。一般企業(頑張って10日間)と比べたら、2週間の休暇は、ふつうに長いですよね。
■初任教員は、夏休み期間中に研修がある。
■教員2年目以降は、夏休みを長くとりやすい。
■私の両親は元教員。夏休みは毎年県外に旅行だった。
私の両親は教員でしたが、お盆の前後の期間で合計2~3週間くらい休暇を取っていました。
毎年、青森や佐賀県、京都や四国など、歴史巡りの旅行に連れて行ってくれました。
私が小学校高学年になったころ、父の仕事が忙しくなった(教務主任になって)ため、夏休みでも旅行する機会は減ってしまいました。
■体験談:私が教員だったとき、夏休みの社員旅行に行かずに、帰省した話
具体的なお話をすると、横浜市で教員になった私は、夏休みに入って、速攻で帰省しました。理由は、うつになっていたからです。もう、実家に帰りたくて仕方がありませんでした。
・夏休み中の、教員の社員旅行も仕事のひとつ?
実は、夏休みに入ってすぐに、互助会の「社員旅行」がありました。管理職の女性から「あなた、社員旅行に行かないって聞いたけど…。本当なの?こんなこと言いたくないけど、これも一つの仕事なのよ。初任なんだから、行かなきゃダメなのよ。」って言われました。
けど、まじで精神的に参っていたので、行きませんでした。
2.教員は、夏休みでも学校に出勤します。【プールや会議】
上記で解説したように、教員には、2週間の夏休みがあります。しかしながら、子どもがいない夏休み期間中の学校でも、ほぼ毎日出勤します。
■夏休み期間中も、「日直」が教員に振り分けられる
単級・小規模の学校では、日直の順番が早く回ってきます。
■夏休み期間中でも、「プール当番」で教員は学校に行かなくてはならない
プール当番になったら、絶対に学校に行かなくてはいけません。
私が教員だったときは、夏休み期間でも「プールの当番」で学校に行って、子どもと一緒にプールに入っていました。私の母も、当時50代後半でしたが、夏休みのプール当番で学校に出勤し、水着を着てプールに入っていたのを覚えています。
■子どもが夏休み期間中でも、教員は会議
子どもは夏休み期間なので、学校には来ません。が、だいたいの教員は出勤して雑務をこなしたり、研修に参加したりと、なんやかんやでやることはあります。
夏休みも終わりに近づく8月末は、学校での会議も増えます。夏休み明けの新学期に向けた準備も始まります。
3.教員は、夏休みなどに県外に出る場合は、申告が必要。
■教員は、県外に出るときに申告しなくてはならない。夏休みも同じ。
と言うことは、例え帰省でも県外なので「お土産」を買わなくてはならない(お土産を期待される、買う方が望ましい)と言うことです。
本当に、嫌でした、これ。県外へ行く申請は、横浜市だけのルールなのかな…?
■教員が夏休みに海外旅行に行く場合、申請が必要。
教員が夏休みに海外旅行に行く場合、「絶対に」申告書を提出しなくてはなりません。これは、日本全国、どこでも同じです。
「公務員(国家・地方公務員、教員、消防士、自衛隊)」は、海外に行く場合、申告しなくてはなりません。
■夏休みに海外に行きたい教員が、気を付けること
旅行に行く国名、旅行期間、日程、旅行の目的、滞在先などを申告しなくてはいけません。
4.教員の夏休み【おすすめの過ごし方】
教員は毎年、2~3週間の夏休み期間があります。毎日の激務、ストレスから解放れるせっかくの長期休暇なので、充実させたいですよね。
やっぱり一番のおすすめは海外に行くことです。
■教員が夏休み期間中に、海外に行った方がいい理由
日本じゃない国、別の文化、言葉、習慣、環境に触れることで、以下のようなメリットがあります。
・超リフレッシュできる
・人生を見つめ直すきっかけになる
・自分も成長できる
夏休み明けの子どもに話せば、子どもたちにとってもいい刺激となります(行った国を尊敬する話し方をしなくてはいけません)。
■アジア圏の国なら、近いし安く旅行できる。
↓こんな国がおすすめです。
・サイパン
英語圏なので、おすすめです。アメリカに行くより近いです。ハワイは、日本人だらけなのでオススメしません。
・セブ島(フィリピン)
スクーバダイビングができます。
・台湾
台湾は、親日国です。食べ物もおいしいし、安全だし、なにより日本から近いです。
ちなみに、私の高校の時の英語教師は、夏休み期間中にベトナムに1人旅に行っていました。
■遠い場所まで足をのばすなら...
・ネパール
めちゃくちゃいい国です。仏教やヒンドゥー教をについて学べます。私はハネムーンで行きました。ネパール、最高です。
・英語圏に行こう
やっぱりアメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、イギリスなどのヨーロッパ各国がいでしょう。理由は英語圏だから。
教員なら中学校の基礎英語くらいは話せるはずです。人生のうち、1度でいいので、行ってみることをおすすめします。世界観が変わるかもしれません。
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5.アメリカの教員は、夏休み6週間
日本と比べて、アメリカ(カナダもだいたい同じ)の夏休みについて触れておきます。
■アメリカの教員は、夏休みが6週間~7週間もある
教員によっては、工夫して休みを取って、7週間の夏休暇を取得する人もいるようです。
■アメリカの夏休みは、宿題がないので教員も楽
アメリカの学校は、9月始まりです。夏休みに入る前に学年が終わり、夏休み明けには新しい学年が始まる区切りになります。
6.アメリカの教員の夏休みの過ごし方とは?
アメリカの教員は、どんな夏休みを過ごしているのでしょうか?2ヵ月近くもあるんですもんね。
■アメリカの教員は、子どもが夏休み期間中でもちょっと働いている
アメリカの学校では、子どもが夏休みに入ってすぐの2~3日間は、教員は学校に行って仕事をしなくてはいけません。
そして、子どもの夏休みが明ける直前の1~2週間前にはまた働き始めます。これは日本の学校と同じですね。ただとにかく、子どもも教員も夏休みが長いです。
■アメリカの教員は、子どもがいない夏休み期間の仕事も楽しんでいる
子どもが夏休みに入ったあとの2,3日で、教員は各自の教室にこもって、音楽を聴きながら教室を片づけたりしているようです。
多くの教員は、自分の子どもを学校に連れて行き、教室の大掃除を手伝ってもらいます。
夏休み期間は、教員たちはカジュアルな服装でOKです。教員も、自分の夏休みに向けて、年度をまとめた事務処理をして、サマーブレイクに入ります。
■アメリカの教員の夏休みの過ごし方
教員は夏休み期間中(6~7週間)もお給料がもらえます。また、夏休み期間中に呼び出されたり、学校に行かなくてはならない、ということはほぼ起こりません。
アメリカの教員は、夏休み期間中、
・家でリラックス
・寝過ごす
・趣味に没頭
・自分の子どもとの時間を楽しむ
・教員同士でランチやショッピング
・家族で旅行、海外旅行に行く
■アメリカの教員が、夏休みにアルバイト?
日本の教員と比べたら、アメリカの教員のお給料や働き方はいいですが、アメリカ国内で「教員」という職業を考えた場合、大変な仕事内容に対してお給料はいい方ではありません。
自分の子どもがたくさんいる人(教員)は、夏休み中にアルバイトをしてお金を稼いで、家計を支えている人もいます。
※アメリカでは、子どもが5人とか7人とかいる人も珍しくありません。特にキリスト教徒とか。
■アメリカでも、熱心な教員は夏休みが1週間
熱心なアメリカの教員は、夏休み明けの翌年度のクラスに向けて、準備に力を入れます。
夏休みは1週間だけと決めて、他の日は子供どもがいなくても学校に行き、教室や授業の準備・片付けをしている教員もいるようです。
アメリカでは、勉強会や講演会なども盛んです。大学に戻って、講義を受け教育関係の資格を取る教員もたくさんいます。
以上、いかがでしたか?日本の教員と海外の教員を比べてしまうと、日本の教員の激務さが浮き彫りになってしまいますが…。とはいえ、それでも2~3週間の夏休みが毎年取れるのはいいですよね。ぜひ、海外旅行に行ってリフレッシュしてくださいね。
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トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
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