• 投稿の最終変更日:9月 14, 2022
アメリカ在住夫婦の生活費は17万円【1年で200万貯金達成】

アメリカ在住夫婦の生活費は17万円【1年で200万貯金達成】

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アメリカ移住を検討中の人「アメリカに住んだら、生活費はどれくらいかかるのか知りたい。というか、本当に日本より生活費は高いのだろうか?アメリカで生活費を抑える方法はあるのかな?」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.アメリカ・ミネソタ州在住。夫婦2人の生活費は17万円。

2.アメリカの友人の生活費。収入17万円で自立するアメリカ人。

3.アメリカで生活費を抑えて、貯金する方法【1年で200万円貯金】

この記事を書いている私は、アメリカ移住歴1年半。

2021年5月に、セントポールのアパートから、ミネアポリスのduplexに引っ越しました。今度は友人と3人で暮らしています。

アメリカでの生活費情報に関して、実体験に基づいて解説します。

1.アメリカ・ミネソタ州在住。夫婦2人の生活費は17万円。

1.アメリカ・ミネソタ州在住。夫婦2人の生活費は17万円。

結論として、アメリカでの生活費は日本と比べて少し高めです。

なぜかというと、家賃も物価も高いからです。また、高額医療費やチップ制度があるので、病気になったり、外食したりすると出費が増えます。

そんなアメリカ生活ですが、ミネソタ州在住の私たちの1ヵ月の生活費は約17万円です。私たちは子なし、共働きです。

倹約生活で生活費を抑えつつも、カヌーやキャンプをして楽しい生活を送れています。

■アメリカでの生活費、1ヵ月17万円の内訳を解説

ミネソタ州セントポールのアパートで、夫婦2人暮らしの生活費内訳は、以下の通りになっています。

家賃:9万円($875)
食費:2万円($200)
交通費:1万円($90)-筆者の通勤バス
ガソリン:5,000円($50)
スマホ:1万円($90)-2台分
インターネット・TV:2万円($170)
電気代:5,000円(夏$40、冬$60)
雑費:1万円

合計:17万円

■アメリカで17万円の生活費での暮らしとは?

私たちのアパートは、ミネソタ州のセントポールにあります。1LDKで物置と駐車場付きです。1LDKといっても、リビングは10畳くらい、寝室も8畳、キッチン3畳、玄関5畳くらいで、かなり広々としていました。安全な地域だったので、夜1人で歩いても大丈夫な感じです。

コロナの影響もあり、外食やバー、ライブなどには行かず、毎週ひたすらキャンプとカヌーで楽しみました。

ミネソタの極寒の冬も、部屋の設定温度は常に60F(15℃)です。アメリカの家はセントラルヒーティングがあるので、外が-30℃でも家の中はそこまで寒くなりません。

コロナの影響で、アダムは自宅勤務だったので、仕事には車を使用しませんでした。アメリカでは、会社からの通勤手当は基本的にありません。

■1ヵ月17万円で暮らす私たちの、アメリカ生活費に関する補足情報

・アメリカの大学の奨学金返済がある

私の夫はミネソタ州にある大学に行きました。奨学金返済が未だに残っています。残りの返済額は300万円ほど。生活費とは別に、毎月奨学金返済で5万円($500)の出費があります。

アメリカの利子はめっちゃ高いので、できるだけ早く完済したほうがいいです。

・アメリカの車の保険料は?

私たちは車を1台所有しています。車の保険料は、半年に1度、$600くらい支払っています。一度に大きく支払っているので、毎月の生活費には影響していません。

・アメリカは車検なし。

アメリカには車検制度がありません。日本だと2年ごとに車検を受けないとなりませんね。車検がないため、日本の車検のように大きな出費がありません。でも、車検がない分、車が故障する可能性も高いです。車が故障したら、修理代で10~100万円かかってしまうことも。

・アメリカの生活費に負担となる保険料

ぶっちゃけ、私たちは健康保険を支払っていません。だって月々に支払える金額じゃないから。一応、加入している保険はあるのですが、1度も利用したことがなく、請求すら来ないので、そのまま放置です。

アメリカで保険料を支払うとなると、1ヵ月で5万円(2人分)で最低限の治療内容がカバーされる、ってイメージですね。月々5万円支払って、日々の生活が苦しくなるなら、「とりあえず生活費優先で」って感じです。健康保険制度だけとれば、日本は最高ですね。

アメリカでは、いい会社に入って、会社が提携している保険に加入するのが一般的です。いい会社に勤めれば、いい保障が受けられるって感じ。

■アメリカでの生活費を支える収入は?どんな仕事をしているの?

私たちはどんな仕事をしているの?と気になる人もいるかもしれません。ここでは、私たちの仕事や収入について解説します。

夫・アダム
銀行勤めの会社員(フルタイム)
時給は$21(時給2,300円くらい)
手取り25万円くらい

筆者・はるか
歯科助手(フルタイム)
時給は$15(時給1,700円くらい)
(2021年4月末で、引っ越しのため退職しました。)
手取り17万円

基本的にはアダムの収入で生活しています。私もフルタイムで働いていましたが、私の収入がないと仮定して生活していた感じです。食費だけは私が支払っていました。

私の収入はほぼ貯金に回していたので、1年間で200万円貯金できました。

■体験談:アメリカの歯科は高額すぎる。生活費と同じレベル。

先月までの私は、ミネソタ州で歯科助手として働いていました。アメリカで根幹治療(Root Canal)をして歯を救おうとすると、歯1本に対して$1,200~1,500(約15万円)かかります。加入している保険でカバーされるのは前歯と小臼歯のみなので、奥歯の大臼歯は自費になります。そのため、15万円もかかります。被せ物(白)も別途で自費$1,200なので、Root Canalと被せ物と合計して30万円くらいかかります。私たちの、1か月の生活費より高い…。

ちなみに日本で根幹治療をした場合、保険3割負担で1万円くらいで治せます(被せ物は別途)。アメリカでは、医療も立派なビジネスなので、歯の治療も簡単に支払えないほど高額です。歯科保険に加入していない人や、奥歯が虫歯になった人で、抜歯して入れ歯になる患者さんを毎日見てきました。

2.アメリカの友人の生活費。収入17万円で自立するアメリカ人。

2.アメリカの友人の生活費。収入17万円で自立するアメリカ人。

私の勤務先の歯科助手の子が、今月(2021/5月)から実家を出て1人暮らしを始めました。学生なので、ドームと呼ばれる寮生活です。家賃は光熱費やインターネット込みで$600(6万円くらい)。車も所有しており、車の保険料や大学の学費出費、交際費など、もろもろ含めてギリギリ生活できると言っていました。

彼女は時給$14.50で働いているため、1ヵ月の手取りは私と同じくらいで、約17万円。彼女の場合は、手取り17万円で、生活費を差し引いて、毎月$200(2万円)の貯金ができるそうです。

寮生活に関しては、本人含め、4人の女の子との共同生活です。共同生活と言っても、8畳くらいの1部屋は自分のスペースです。キッチン、冷蔵庫、トイレ、シャワーは共同です。8畳分のスペースが1人で使えるなら、月6万円で、全然悪くないですよね。

3.アメリカで生活費を抑えて、貯金する方法【1年で200万円貯金】

3.アメリカで生活費を抑えて、貯金する方法【1年で200万円貯金】

上記では、私たちの生活費の内訳を詳しく解説しました。そんな私たちですが、2020年3月~2021年4月の1年間で、200万円ほど貯金することができました。

コロナの影響もあり、私の会社から20万円のボーナスが出たり、アメリカ政府から補助金として、合計で50万円くらいもらえたのもかなり大きかったですね。

私の稼ぎ分はほぼ貯金に回したため、200万円の貯金を達成できました。

(2020年12月に、私は40万円以上かけてレーシックを受けました。かなりの出費額でしたが、もう眼鏡もコンタクトレンズも買わなくて済みます。)

■アメリカで生活費を抑える方法

アメリカでの生活は、住む地域によって本当に異なります。ウィスコンシン州に住んでいたときは、2LDKで家賃6万円でした。大都市に行くほど、家賃が上がりますね。

私たちがしている倹約生活の方法を参考までにご紹介します。シンプルに生きれば、お金はかかりません。

①とにかく家賃を抑える

家賃を少しでも抑えることができれば、年間で大きなお金を節約できます。$50でも$100でも安い家賃の方がいいですよね。

大都市なら小さな家(アパート)に住んだり、シェアハウスに住んだり、方法はいろいろあります。郊外なら、家賃も下がるので、おすすめですが、田舎には仕事がないんですよね。

②外食せずに、自炊で節約

特にアメリカにはチップ制度があるので、食事以外にも出費が…。食べれば食べるほど、チップの金額も上がります。食事代金の18%が通常のチップ金額の目安です。私たちは、いつも20%のチップを渡しています。

しかし、そもそも外食しなければ大きな出費もないので、自炊がおすすめ。私は歯科助手をしていた1年間、ほぼ毎日ランチにサンドイッチを作って持って行っていました。職場の友人は、週2~3回の頻度でレストランで外食ランチをしています。1回のランチで$20+チップなので、1回のランチで$25の支払いと考えて、1ヵ月で2万~3万円近く、外食ランチに支払っていることになります。

ランチを外食しないだけで、1年間で20~30万円ほど貯金できますね。夫婦で外食すれば、1回の出費で$30~50は簡単に超えます。「外食は月に1~2回だけ」と決めるのもいいでしょう。

③必要なものだけを買う

必要なものだけを買うようにしています。例えば、この1年で、私は服を一切買わなくなりました。どうせ買っても同じような服ばかりですし、普段着ないような服を買えば、そのまま着ないで終わります。「ほしい」と思っても、「必要かどうか」を考えるように心がけています。

食材にしても同じです。基本的にシンプルな生活を送っているので、スーパーの買い物もいつも同じものしか買いません。買い物の時間短縮にもなって、一石二鳥です。オーガニックなどを気にしないのであれば、日本よりも格安で野菜や果物を買うことができます。

④週末はキャンプがおすすめ

私たちの週末は、基本的にキャンプです。ミネソタ州にはたくさんのキャンプ場があります。キャンプ場利用料$20くらいと、ガソリン代、食費だけかかりますが、週末を安く満喫できる方法でもあります。カヌーやカヤックをもっていれば、お金をかけずに湖でリラックスすることも可能です。

とにかく、お金をかけずに大自然を満喫するのが私たちの生活スタイルです。

私はあまり深く関わっていない分野ですが、夫・アダムはいろいろやって楽しんでいます。内容は、以下の感じです。

■2017年から運用する仮想通貨

アダムは2017年ころから、仮想通貨に参加しています。合計で50万円ほど投下。2021年5月現在では、90万円ほどになりました。40万円ほどアップですね。

■2021年1月から始めたアメリカ株の運用

数か月前に始めた株の運用。なんだかんだで50万円ほど投下したみたいです。4ヵ月ほどで70万円になりました。20万円アップですね。

ストレスにならない程度で、資産運用を始めるのもいいかと思います。

いかがでしたでしょうか?

アメリカで生活費を抑える方法としては、やはり家賃と食費(外食費)を上手にコントロールすることだと思います。

また、アメリカでコントロールしづらい大きな出費は医療費と保険料。これに関しては、いい会社に就職するか、起業して大きく稼ぐほかに、いい方法は見つからなそうです。

楽しいアメリカライフを送る参考になれば、幸いです。

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