• 投稿の最終変更日:11月 22, 2023
【アメリカ在住・サーバー経験者】レストランで使う接客英語まとめ

【アメリカ在住・サーバー経験者】レストランで使う接客英語まとめ

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レストランで働いている人「外国人のお客さんに対して使える英語表現が知りたいな。とりあえず基本的な接客英語でコミュニケーションできればいいし、あとで仲良くなれたらうれしいな。」

という疑問に答えます。

✓もくじ

1.【海外でサーバー】レストランで使う接客英語はフレンドリー

2.レストランで使う接客英語の基本パターン【来店編】

3.【接客業は辛い】レストランで注文や質問が多い客の英語

この記事を書いている私は、アメリカ在住歴2年。

アメリカに引っ越して3か月のときに、ウィスコンシン州でレストランのサーバーになりました。

現在は、ミネソタ州・ミネアポリス在住です。

レストランで使う接客英語に関して、実体験に基づいて解説します。

1.【海外でサーバー】レストランで使う接客英語はフレンドリー

1.【海外でサーバー】レストランで使う接客英語はフレンドリー

海外でレストランに行くと、とにかくスタッフが超笑顔で、フレンドリーです。

日本みたいに「いらっしゃいませ」なんて言わないし、英語では丁寧語も尊敬語も使いません。

■海外のレストランで使う接客英語は超絶フレンドリーな理由

「海外の文化=フレンドリー」と言えます。

海外のレストランと日本のレストランを比較したときに、最大の違いは、「フレンドリーさ」です。

「いらっしゃいませ」でお辞儀するのではなく、「ハロー」で手を振る、それがアメリカです。

✓海外のレストランは、チップの文化

また、海外には、「チップ」制度があるため、サーバーやスタッフがフレンドリーでなかった場合、チップがもらえない可能性も。お金のための笑顔でもあります。

■レストランの接客英語にはパターンがある

レストランで接客に使う英語は、いくつかのパターンを覚えてしまえば大丈夫です。

基本パターンを覚えたうえで、応用したり、ほかのネイティブなスタッフが使っている英語表現をマネすればOKです。

レストランでの注文や支払いの流れやシチュエーションは、日本のレストランとほぼ似ています。

今回解説する英語さえ話せれば、だいたいのお客さんに対応できます。(自分がお客さんとして行くときも使えます。)

2.レストランで使う接客英語の基本パターン【来店編】

2.レストランで使う接客英語の基本パターン【来店編】

■【レストランでの基本的な接客英語】お客さんが来た!

レストランのあいさつ「いらっしゃいませ。」

Good morning.

Good afternoon.

Good evening.

「何名様ですか?」

How many?

For how many people?

「予約はしてありますか?」

Do you have a reservation?

■【レストランでの基本的な接客英語】席へご案内!

「席にご案内します。/ こちらへどうぞ。」

Please come this way.

Come this way, please.

This way, please. (私はこれをよく使います。)

「すみませんが今、満席です。」

I’m sorry, but there are no tables available at the moment.

アメリカは、レストランもバーも、金曜・土曜のディナーはとんでもなく混みます。

「あと15分後くらいでご案内できますが、待ちますか?お名前は?」

Maybe in 15 minutes, would you like to wait? / Your name?(spell please.)

予約を取る人の名前を聞きます。外国人の名前は難しいので、スペルを聞いてメモします。

■【レストランでの基本的な接客英語】よく使う表現

「少々お待ち下さい。」

One moment, please.

Just a sec.(←ネイティヴの言い方)

「お待たせしました。」

Thank you for waiting. 

Thank you for waiting. Your table is ready.

Thank you for being patient. (←長く待たせてしまった場合。)

■【レストランの接客英語】席にて

「ハロー!今日の調子はどう?」

Hello! How are you today?

Hello! How are you doing today?

How is everyone today?

海外では、必ずこれから始まります。

「メニューをどうぞ。」

Here’s your menu.

「飲み物は何にしますか?」

Can I get you anything to drink?

「注文はお決まりですか?」

Are you ready to order? 

Can I take your order?

「かしこまりました」

Certainly. 

Sure.

OK!

「注文は以上ですか?他に何か注文しますか?」

Anything else?

■【レストランの接客英語】ステーキの焼き加減

■【レストランの接客英語】ステーキの焼き加減

「ステーキの焼き加減はどうしますか?」

How would you like your steak?

rare(生)
medium rare
medium(ふつう)
medium well
well done(火をしっかり通す)

■【レストランの接客英語】卵の焼き加減

「たまごはどうしますか?」

How would you like your eggs?

scrambled スクランブル

omelet オムレツ

sunny side up(片面焼き)目玉焼き

over easy 半熟目玉焼き

over hard(両面焼き)目玉焼き

soft boiled egg 半熟ゆで卵

hard boiled egg 固ゆで卵

■【レストランの接客英語】料理を提供する

「料理を出す時「どうぞ」」

Here you are. 

Here you go. 

This is your sushi.

「どうぞ、お楽しみ下さい。」

Enjoy!

Enjoy your meal! 

Enjoy your lunch! 

Enjoy your dinner!

■【レストランの接客英語】お客さんが食事中

「飲み物の追加はいかかですか?」

Would you like another glass? ( bottle? )

お客さんがお酒を飲んでいる場合は、どんどん飲ませて、お会計金額をあげましょう。そうすれば、自分の得られるチップも増えます。

アメリカのレストランやバーでは、炭酸ジュース(コーラ、ペプシ、スプライト、ルートビアーなど)は「お代わり無料」が基本です。

「お水のおかわりはいかかですか?」

Would you like some more water?

「食事のほうはいかがですか?」

Is everything alright?

Is everything OK?

■【レストランの接客英語】お客さんが食事を終えたら

「食事はどうでしたか?」

Was everything alright?

Was everything OK?

How did you like your meal?

Did you enjoy?

「食後にコーヒーかデザートはいかがですか?」

Would you like any coffee or dessert?

「お皿を下げてもいいですか?」

May I take your plates?

Are you finished? May I take these dishes?

■【レストランの接客英語】お会計

お客さんが「Can I get my bill?」と言ったら「どうぞ。」

Here’s your check. 

Here’s your bill.

■【レストランの接客英語】お会計のチップ

お客さんが「おつりはいらないよ!」

Keep the change.

は、お釣りは不要です、あなた(サーバー)のチップです、という意味です。

■【レストランの接客英語】お客さんが帰る

「ありがとうございました。」

Thank you very much.

「また来てください。」

Thank you!

Good night.

Take care.

Have a good one.

■【レストランの接客英語】トイレを案内

「トイレは下の階にあります。」

The bathroom is down stairs.

海外のレストランに行くと、上記の英語が日常的に使われています。

これだけ覚えていれば、本当に便利なのでぜひ参考にしていただければと思います。

3.【接客業は辛い】レストランで注文や質問が多い客の英語

接客業は辛い】レストランで注文や質問が多い客の英語

アメリカのレストランで働くと、「え、そんな注文の仕方あり?」って驚くことがたくさんあります。

アメリカでは、嫌いな食べ物は抜いて調理してもらう人が多いんです。

ここでは、お客さんが言ってくる注文や、質問の英語表現をご紹介していきます。

■【レストランの接客英語】メニュー内容を変更してほしいお客さん

「○○(メニュー名)で…けど、マッシュルーム抜きにしてください。」

Could I get the hmm…○○, but no mushrooms, please.

「ツナの代わりに、エビの天ぷらをお願いできますか?」

Could I get Shrimp Tempura instead of Tuna, please?

ツナの寿司なのに、「ツナをエビ天に代えて」という注文もありました。そういう場合は追加料金が発生するので、「It costs more money, ok?」と確認します。「追加料金はいくら?」と聞かれたら、確認しに行かなくてはならないので、忙しい時はめっちゃイライラします(笑)

「もっと辛くしてください。」

Extra spicy, please.

■【レストランの接客英語】メニューについて質問してくるお客さん

「コーラの会社は何があるの?/ペプシかコーラ」

What coke products do you have?

炭酸飲料が好きなアメリカ人にとって、コーラなのか、ペプシなのかは、結構重要らしい…。ダイエットコーラは「ダイコーク」と略します。

「ドラゴンロールって何?何の食材が使われているの?」

What is the Dragon Roll?

(ドラゴンロールって何?何の食材が使われているの?)こういう質問に対しては、いちいち他のスタッフに確認して対応します。例えば、ツナ、マンゴー、アボカド、キュウリ、ソースだった場合、お客さんによっては「じゃあ、キュウリなしで」とか言ってきます。

■【レストランの接客英語】グルテンフリーのお客さん

「どのメニューがグルテンフリーですか?」

Which ones are gluten free?

アメリカでは、グルテンフリーのお客さんは意外と多いです。グルテンフリーと言われたら、寿司にのせる天かす(crunchy/クランチー)は抜かないといけません。お醤油も、グルテンフリーのものを提供します。

グルテンフリーは「GF」と表記されることもあります。

■【レストランの接客英語】食べ物アレルギーがあるお客さん

「えびアレルギーなんです。」

I’m allergic to shrimp.

アレルギー持ちの人は、だいたい注文時に教えてくれます。揚げ物などは同じ油を使うので、提供できないことなどを説明します。アレルギーだけは、命に関わることなのでしっかり確認しないといけません。ただの好き嫌いとはわけが違うので。

■【レストランの接客英語】お客さんが何かほしいとき

■【レストランの接客英語】お客さんが何かほしいとき

「ナプキンとフォークをもらえますか?」

Could I get some silverware, please?

シルバーウェアは、ナプキン・フォーク・ナイフ・箸などのセットのことです。

「ウナギのタレを小皿で下さい。」

Side of Eel sauce, please.

「Side of ~, please.」 は本当によく言われます。ご飯は別のお皿で下さい、とかスパイシーマヨを下さい、とか。

「赤ちゃん用の高いイスを借りてもいいですか?」

Can I get a high chair?

■【レストランの接客英語】スペシャルメニューを聞いてくるお客さん

「今日のスペシャルメニューってあるの?」

Do you have any specials today?

「何かオススメはありますか?」

Do you have any recommendations?

海外の人って、おすすめをすごく聞いてきます。「人気のメニュー」をオススメすれば乗り切れます。

「ハッピーアワーはありますか?」

Do you have happy hour?

私のレストランには、ハッピーアワーはありませんでした。ハッピーアワーがある場合、時間帯もお店によって違います。バーとかだと16時前後とかが多いのかな。

「お子様メニューはありますか?」

Do you have a kid’s menu?

私のレストランには、お子様メニューはありませんでした。

■【レストランの接客英語】わがままなお客さん

「このお酒の味が好きじゃないので、別のものをもらえませんか?」

I don’t like this drink…can I get different one, please?

これは本当にわがままな注文です。自分で頼んだお酒の味が好きではなかったときに、2口ほど飲んで、キャンセルする人がいます。1杯目の代金はもらいません。(私のレストランでは)

「このスープ、辛すぎて食べられないんだけど。どうにかできませんか?」

This soup is too hot (spicy) for me. Do you have something for it?

辛いマークが付いているメニューを注文したにも関わらず、「辛すぎて食べられない。どうにかならないか?」というお客さんもいました。

そのときは良い対応が思い浮かばず、お湯を渡してスープを薄めるようにすすめましたが…(笑)正しい対応は、白米をオススメすることだったのかな、と。

■【レストランの接客英語】お客さんへの対応の仕方

「確認しなくてはならないので、すぐに戻ります!」

I have to double check, I’ll be back!

I’ll find out!

お客さんに質問されて分からないとき、答えられないときは「確認してきます」って言って、ほかのスタッフに聞きましょう。

基本的には、自分の担当するお客さんなので、自分で対応し、説明しなくてはいけません。難しい英語でも、カタコトでも、自力でお客さんに説明しなくてはならない場面も多いです。

私のレストランのスタッフはとてもいい人たちなので、複雑な説明のときや、クドイお客さんのときは、一緒にお客さんの所に行って、説明してくれたことも何度もありました。

アメリカで働いていると、本当に色々なお客さんが来て、さまざま注文をしてきます。

1つ1つに対応しなくてはいけません。

■【これが現実?】レストランでの接客や英語が丸わかり、衝撃映画

アメリカのレストランでの仕事を知りたいなら、この映画!

『Waiting/ウェイターはつらいよ』(2005年製作)

アメリカでのサーバーの仕事は、本当に大変でストレスが溜まります。

しかし、レストランで一緒に働く仲間との笑いが、救ってくれます。

日本とは全く違う文化を、映画から学びましょう。

(私もサーバーをしていた時は、レストランのキッチンでFワードばかり吐いてました。お客さんのところに行くときはめちゃくちゃスマイルになります。)

アメリカのレストランで働きたくなくなる可能性大!(笑)

私のレストランではこんなことありませんでしたが、現在でもなお、アメリカのレストランの裏方ってこんな感じです。(さすがに現在は映画内容みたいにひどくはないはずですが…。)

残念ながら映画『Waiting』の日本語版がないようです。スラング英語やFワードのオンパレードなので、難しいとは思いますが、英語を理解しなくても、サーバーの仕事やストレスがなんとなくわかります。アメリカのレストラン業界は独特の雰囲気です。

食べ物を運んできてくれる人には、親切にしましょう。(さもなければ、裏で何をされているかわかりませんよ)私がサーバーだったときも、超変なお客もいたな~ってしみじみ。

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