• 投稿の最終変更日:7月 4, 2023
VPNが違法か合法かは、国によって違う。ほどんどの国で合法!

VPNが違法か合法かは、国によって違う。ほどんどの国で合法!

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VPNが気になる人「日本にいても、VPNを使えば海外のネットフリックスやAmazonプライムが使えて、ジブリとかの映画が見れるって知りました。VPNを使うことって、違法ですか?」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.VPNが違法か合法かは、国によって違う

2.VPNを違法としている国の一覧

3.VPNを違法並みに規制している中国…VPNを使うとバレるの?

4.VPNが違法ではない国では、VPNで地域ブロック(ジオブロック)解除は合法

この記事を書いている私は、アメリカ在住歴3年。現在は、ミネソタ州ツインシティに住んでいます。

2022年11月末に、CyberGhost(サイバーゴースト)というVPNサービスから、NordVPN(ノードVPN)に切り替えました。NordVPN、最高です。

VPNの違法性に関して、英語のネット調査に基づいて解説します。

\30日間の返金保証あり!/

1.VPNが違法か合法かは、国によって違う

1.VPNが違法か合法かは、国によって違う

VPNを使うと、海外のサイトが利用できるようになって「え!めっちゃすごいんだけど…!」って感動します。

VPNを使うだけで、簡単に海外サイトが利用できるようになるので、「これって大丈夫なのかな…?違法とかじゃない?」と不安に感じる人も多いかもしれません。

今回は、VPNの合法・違法に関して詳しく解説していきます。

■多くの国でVPNは違法ではなく、合法である

多くの国では、VPNは合法とされています。

アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリア、韓国、日本など…VPNを使ってインターネットを自由に利用することが許されています。

なので、安心してVPNを使ってOKです。

✓VPNを使ってジブリを視聴するのは、合法

日本にいながらVPNを利用して、ネットフリックスでジブリなどを視聴することは、合法です。

VPNを利用してNetflixでジブリを見る方法は、【VPN便利すぎ!】Netflixでジブリを見る方法を解説で解説しています。よかったらご覧ください。

■VPNの合法・違法は、VPNの使い方次第

VPNの合法性は、VPN自体の問題ではなく「VPNの使い方」にすべてがかかっていると言えるでしょう。

VPNが合法な国では、一般的に「普通」にVPNを利用すれば、まったく問題はありません。

✓海外では、VPNが積極的に使われている

海外では、VPNサービスが積極的にダウンロードされ、活用されています。

以下の表は、2020年、2021年、2022年のVPNのダウンロードに関するデータを示しています。

表の右側の青い部分は、VPNサービスをダウンロードした割合を多い順に並べています。

■VPNの合法・違法は、VPNの使い方次第

2022年は、

アラブ首長国連邦(25.72%)

カタール(24.03%)

ロシア(23.94%)

の順に、各国内でVPNサービスをダウンロードした割合が多かったというデータ結果が出ています。

✓日本のVPN普及率は低い…

ちなみに日本は、2022年に国民の0.71%がVPNサービスをダウンロードした結果が出ており、世界的に見ても非常に低いデータ結果となっています。

各国の人口に大きな差がありますが、2022年のVPNダウンロード数が多い順に見てみると以下の通りです。

ロシア、インド、アメリカの順に続きます。

毎年、世界中でVPNサービスがダウンロードされているんですね。

■日本はVPNが合法なのに、利用者がまだ少ない

海外在住の日本人ならVPNを利用している人も多いですが、日本在住の日本人でVPNを利用している人は非常に少ないと言えます。

✓日本人がVPNを使わないのは、ネットの危険性を理解していないから?

日本でのVPN利用者が少ない理由としては、

・インターネットに関する危険性の理解度の低さ

・ネット上でのプライバシー保護の重要性を分かっていないこと

・インターネットへのアクセス制限がないから

などが考えられます。

日本は、ナイジェリアとタイよりもVPNサービスのダウンロードの割合が、大幅に低いというデータ結果が出ています(2022年)。

2022年にVPNをダウンロードした日本人は、国民の1%もいないなんて…。

プライバシー保護やセキュリティ強化の観点からも、もっと多くの日本人がVPNを利用すべきだと感じます。

↑公式サイトの一番下までスクロールすると、言語設定を日本語に変更できます。

VPNの用途に関しては、【VPNでできること5つ】用途と必要性、デメリットを解説。の記事で解説しています。よかったらご覧ください。

■VPNを合法としている国でも、VPNを使った違法行為は違法

上記でも述べたように、世界中の多くの国でVPNの利用が合法です。

しかしながら、VPNを使って違法行為をする(不正行為目的でVPNを使用する)ことは、当然ですが「違法」です。違法行為をすれば、処罰の対象になります。

✓VPNを使った違法行為

・違法なファイル(海賊版など)をダウンロードする

・ハッキング行為

・武器やドラッグの売買

・殺し屋サービスなどの売買

・IPアドレスを隠しての、誹謗中傷やストーカー行為など

・ダークウェブへのアクセス

これらの行為は、VPN以前の問題です。VPNに関係なく、どれも違法行為にあたります。

絶対にやめましょう。

✓VPNを、違法に使用するとどうなるの?

上記で示したような違法行為をするために、不正にVPNを使った場合は、以下のような可能性が考えられます。

・インターネット接続を失う(遮断される)可能性がある

・罰金を科される

・逮捕・収監される

VPNを不正に利用し、違法行為をするのはやめましょう。

2.VPNを違法としている国の一覧

世界中の多くの国でVPNを合法としている中、一部の国ではVPNを違法として、厳しく取り締まっています。

■一部の国で、VPNを違法にする理由

VPNを違法としたり、厳しく規制したりする理由や、政府の狙い・目的はなんでしょう?

それは、インターネットからのあらゆる情報(悪影響)を国内に入れないためです。

そのほかにも色々ありますが、要は、むかし日本が「鎖国(さこく)」でキリスト教を排除していたのと同じ感じです。

政府は「海外からの悪い情報を阻止して、国の統制を図り、国民をコントロールしたい」んです。(※ヤバい政府なんだな~、って思えばいいでしょう。)

✓VPNが違法とされる国では、SNSや動画サービス、アプリにアクセスできない

VPNが違法だったり、厳しく規制されていたりする国では、基本的に、多くの日本人が利用しているネットサービスにアクセスできないようになっているのです。

具体的には、TwitterやFacebook、Instagram、YouTube、グーグル、LINE、Yahoo!、Gmailなどなど…これらは使えません。

■VPNを違法としている国

VPNを、「違法または厳しく規制」している国は、以下の通りです。

・中国

・ロシア

・北朝鮮

・ベラルーシ

・イラク

・イラン

・オマーン

・トルクメニスタン

・トルコ

・エジプト

・アラブ首長国連邦

(・シリア)

(・ウガンダ)

✓VPNを違法としている国を、地図で見てみる

地図で見てみると、こんな感じになります。

✓VPNを違法としている国を、地図で見てみる

VPNを規制しているのが、「渡航するのが危険とされている国や地域」に多いことが、地図を見てわかりますね。

■VPNを、違法または厳しく制限している国

VPNを違法としたり、特に厳しく制限したりしている国は、以下の通りです。

・中国

・ロシア

・北朝鮮

・ベラルーシ

・イラク

・イラン

・オマーン

・トルクメニスタン

上記の国は特に、政府組織が国の統制を図る(国民をコントロールする)ために、インターネットの閲覧を厳しく取り締まっています。

戦争中、紛争地域、テロ組織がいる場所に多いイメージですね…。

✓政府がVPNを違法するのは、国民をコントロールするため

統制国家や独裁政権下では、外部(海外やインターネット)からの不利益な情報・ニュースなどを、国民に知ってほしくないんですね。

国民が情報に乏しい方が、コントロール(洗脳)しやすいのです。

■VPNを違法としている「トルクメニスタン」ってどこの国?

■VPNを違法としている「トルクメニスタン」ってどこの国?

↑40年以上燃え続ける、トルクメニスタンの巨大クレーター「地獄の門」

「トルクメニスタン…こんな国あったっけ?」ってくらい、マイナーな国です。

トルクメニスタンは、ウズベキスタン、アフガニスタン、イランと接している、中央アジアにある国です。

✓トルクメニスタンが、世界的に知られていない理由

トルクメニスタンは超統制国家です。

そのため、国に入るにも規制が厳しすぎるし、報道も自由化されていないため、メディアでも取り上げようがないくらい「謎に包まれている国の1つ」なのです。

超独裁体制を取っているので、まぁ、北朝鮮みたいなイメージでいいでしょう。

✓トルクメニスタンでは、VPNも超違法!

トルクメニスタンでは、政府がすべてのメディアをコントロールしています。

そのため、トルクメニスタンでは、VPNは完全にブロックされています。もしVPNを使おうとすると、速攻で検知されて処罰の対象となってしまいます。

・政府の監視統制が厳しすぎて、VPNも役に立たない

トルクメニスタン政府は、すべてのオンライン活動を監視・モニターしているので、どんなに優秀なVPNサービスでも歯が立たない状況です。

(トルクメニスタンの国民が唯一使えるのが、「Turkmenet」と呼ばれる、超厳しく検閲されたネットワークです。)

・トルクメニスタンのVPNが違法な事実が、確信に変わるデータ

コロナの感染者数や死亡者数に関する、世界中のデータをWHOのサイトで見ることができます。

トルクメニスタンのVPNが違法な事実が、確信に変わるデータ

画像出展元:WHO公式サイト

↑2023年5月2日のデータですが、トルクメニスタンと北朝鮮だけが唯一、「コロナ感染者0人」「死亡者数0人」というデータです。

「え、うそでしょ」って思ってしまいましたが、めちゃくちゃコントロールされている国なので…まぁ納得の数字というか。

だって、世界中であれだけの人が亡くなったのに、「世界中で唯一コロナゼロでした~」なんて無理ですよね。

VPNやインターネットと同様に、外部との接触や交流を遮断し、独自の道を突き進んでいる国です。

なので、本当はコロナ感染者がいるけど、0人って言っているかもだし、外部との接触がほぼないため、本当にコロナが0の可能性もあるかもだし。

トルクメニスタンって、こんな国。

なんか、こんな話を聞くと「日本って自由なんだな~」と改めて思いますよね。本当にありがたいものです。

■VPNを制限つきで合法としている国

・エジプト

・トルコ

・アラブ首長国連邦

これらの国では、VPNの使用自体は違法ではありません。

✓VPNが違法でなくても、制限されているのは事実

しかしながら、政府が特定のVPNの利用を積極的にブロックしています。

また、政府が禁止しているウェブサイトにVPNを使ってアクセスすると罰金が科せられたりするなど、VPNの利用には慎重でないといけません。
・エジプトは、テレビ電話もダメ?

エジプトでは、VPNの利用自体は合法です。が、「不道徳な行為」に対する取り締まりがあります。

この「不道徳な行為」の中には、FaceTimeやスカイプといった、ビデオ通話アプリの利用も含まれています。

・トルコでは、SNSにアクセスできない

トルコでは、TwitterやFacebook、YouTubeなどにアクセスできないように制限されています。

・アラブ首長国連邦の、VPN違法に対する罰金がヤバい

特に、アラブ首長国連邦での罰金金額がハンパではない(2千万円近くする)ので、VPNを使わない方が身のためだと言えます。

■合法だが、事実上VPNを制限している国

・シリア

・ウガンダ

✓ウガンダがVPNを制限するのは、経済的な理由

ウガンダに関しては、ちょっと変わった理由でVPNを制限しています。

ウガンダがVPNを制限している理由は、政府による統制や監視ではなく、「経済的な理由」です。

・ウガンダは、SNS利用を課税対象とした

ウガンダ政府は、SNSの利用を課税対象としました。

つまり、SNSを使うのに税金を払わなくてはいけない、ということ。

これが原因で、多くの国民がVPNを使ってSNSを利用し始めました。(まぁ、当然ですよね…。)

で、今度は政府がVPNを制限することとなったのです。今でも多くの人が、VPNを使っているのが現状です。

✓インドでも、VPNは注意して使おう

インドでは、VPNを合法的に利用できます。が、インド政府もインターネットの暗号化には、好意的ではないようです。

個別に通信の検閲や監視を行っているみたいなので、VPNの利用は注意した方がいいでしょう。

3.VPNを違法並みに規制している中国…VPNを使うとバレるの?

中国は日本から近いので、仕事の関係で中国に滞在している日本人も多いです。

中国国内に滞在しているせいでインターネットが自由に使えないのは、けっこう困りますよね。

ここでは、中国国内でVPNを利用することに関して、解説していきます。

■中国では、VPNが違法レベルに厳しい

中国では現状、VPNに対する規制が非常に厳しく、中国政府が認可していないVPNサービスを利用して違法とされた場合、罰金刑が科せられるそうです。

(現時点では、中国ではVPNが違法という意見と、違法ではないという意見が混在しています。)

✓政府が認可したVPNは、信用できない

政府が認可したVPNサービスって…そんなの絶対に信用できないですよね。

絶対に記録(ログ)を取っているし、政府に要求されたら記録を提出されてしまうことが容易に想像できます。

記録を取られていたら、VPNの特徴である「匿名性」が保障されていません。

✓中国では、多くのVPNサービスがブロックされる事実

中国では政府の規制により、ほとんどのVPNサービスがブロックされ、利用できないようになっています。

✓VPNの取り締まりが違法並みに厳しい中国で、VPNを使ったらバレるのか?

ちゃんとした(信頼性・質の高い)VPNサービスを慎重に使えば、中国国内でVPNを利用しても、バレることはないでしょう。

なぜなら、「プライバシー保護・匿名化」が、VPNの最大の特徴だからです。信頼できる有料版のVPNサービスであれば、匿名化もセキュリティ強化もガッチリしています。

難読化サーバーや、Kill Switch機能がついているVPNサービスを選びましょう。
中国国内で使えるVPNに関しては、【おすすめ有料VPN】有料版VPNがおすすめな理由。中国は?の記事で解説しています。よかったらご覧ください。

✓中国でVPNによる、個人摘発の事例はまだない

今のところ、中国国内では「個人で楽しむ程度のレベルであれば、VPNによるインターネットの利用は黙認されている」のが実情のようです。

中国で、個人のVPN使用による摘発(てきはつ)はほぼありません。

※ただ、インターネットの規制が、年々厳しくなっているのも事実です。

■VPNを違法としている国でVPNを使うときは、細心の注意が必要(キルスイッチ必須)

有料版のVPNサービスなら大丈夫と言っても、やっぱりVPNを違法としている国では、細心の注意が必要です。

「Kill Switch(キルスイッチ)」は、絶対に利用しましょう。

✓有料VPNで使える「キルスイッチ」とは?

「Kill Switch(キルスイッチ)」とは、万が一VPNが切れたときは、インターネット接続も一緒に切ってくれる(遮断してくれる)機能のことです。

NordVPNExpressVPNには、キルスイッチの機能が備わっていますよ!

キルスイッチの使い方に関しては、【簡単3分】NordVPN(ノードVPN)の登録方法と使い方の記事で解説しています。よかったらご覧ください。
↑公式サイトの一番下までスクロールすると、言語設定を日本語に変更できます。

4.VPNが違法ではない国では、VPNで地域ブロック(ジオブロック)解除は合法

4.VPNが違法ではない国では、VPNで地域ブロック(ジオブロック)解除は合法

アメリカや日本のように、VPNが違法ではない国では、VPNを利用してジオブロック(地域ブ制限)を解除することは合法です。

■VPNの「ジオブロック」とは?

ジオブロックとは、インターネットへのアクセスを住んでいる場所によって制限する仕組みのことです。

ジオブロックは、「地域ブロック」とか「地域制限」とも呼ばれます。

簡単にイメージできる例としては、「この動画は、お住まいの国では視聴できません。」ってやつです。

■ジオブロック解除で、VPNを使うとできることとは?

VPNを使ってジオブロックを解除すると、日本に住んでいながら海外のAmazonプライムやネットフリックスで映画やドラマが見れるようになります。

逆も同じように、海外在住者が日本のAmazonやネットフリックスで映画を見れるようになります。

キルスイッチの使い方に関しては、【簡単3分】NordVPN(ノードVPN)の登録方法と使い方の記事で解説しています。よかったらご覧ください。
VPNでできることに関しては、【VPNでできること5つ】用途と必要性、デメリットを解説。の記事で詳しく解説しています。よかったらご覧ください。

■おすすめの有料VPN

私がおすすめするVPNは、NordVPN(ノードVPN)です。

NordVPNは、比較的リーズナブルな価格で、通信速度が速いサービスを提供しています。サーバー台数やサーバー設置国数も多く、サービスは日本語にも対応。

30日間の返金保証もあるので、まずはNordVPNから試しに使ってみるといいでしょう。
↑公式サイトの一番下までスクロールすると、言語設定を日本語に変更できます。
おすすめの有料VPNに関しては、【おすすめ有料VPN】有料版VPNがおすすめな理由。中国は?の記事で解説しています。よかったらご覧ください。

以上、参考になればうれしいです。

VPNで自由に、快適に、安全にインターネットを利用しましょう。

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