• 投稿の最終変更日:12月 2, 2022
【比較】日本の教員はブラック。アメリカの教員は、ブラックじゃない。

【比較】日本の教員はブラック。アメリカの教員は、ブラックじゃない。

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教員を目指す人「教員ってどうなの?多忙でブラックな仕事ってイメージが強いけど...ブラックじゃない部分とかあるのかな?」

という人に向けた記事です。

✓もくじ

1.「教員はブラックじゃない」わけない!理由は?

2.アメリカの教員は、ブラックじゃない。結構ホワイトな事実。

3.日本の教員にも、「ブラックじゃない」点がある。

この記事を書いている私は、現在は、国際結婚してアメリカ在住です。

両親、叔父、叔母も元教員。アメリカ人夫・アダムは、日本の小中学校で英語講師を合計6年間経験しています。アメリカの夫の家族も、教員です。

教員の仕事に関して、実体験、日本とアメリカの比較に基づいて解説します。

1.「教員はブラックじゃない」わけない!理由は?

1.「教員はブラックじゃない」わけない!理由は?

結論として、「教員はブラック」です。

なぜかというと、激務でプライベートの時間がないから。また、業務内容に対してお給料が良くないからです。

■子どもがいないのに、夏休み期間も出勤しなくてはならない教員。...それってブラックじゃない?

子どもがいない学校に、夏休み期間中も行かなくてはなりませんよね…。それって意味あるの?って思ってしまいます。仕事の拘束時間が長すぎです。

仕事によるプレッシャーに関して、仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴とは?5つの対処法。で解説しています。よかったらご覧ください。

■体験談:私が教員になって、「ブラックじゃない」なんて感じなかったこと。

体験談:私が教員になって、「ブラックじゃない」なんて感じなかったこと。

具体的なお話をすると、私は、大学卒業後すぐに横浜市の小学校教員になりました。

結果的には、半年(9月半ば)で辞めましたが、プライベートなんてありませんでした。

朝は7時前に出勤。帰宅は夜10~11時が当たりまえでした。こんなの、完全にブラックです。

そして、転職して歯科助手になりました。完全シフト制での勤務になり、仕事とプライベートを区別できるようになりました。

■外国人英語講師は教員っぽいが、ブラックじゃない。

私の夫・アダムは、日本の小中学校で合計6年間、英語を教える講師として勤務していました。朝8時過ぎに出勤し、4時には帰宅です。

放課後は、中学生と卓球したり、部活練習の観戦をしたり。残業なし、土日も完全に休みです。

クラスを担任することもないので、責任も重くないです。

2.アメリカの教員は、ブラックじゃない。結構ホワイトな事実。

ここで、アメリカの教員の仕事について解説していきます。日本と比較すると、だいぶホワイトなことが分かります。

・アメリカの教員がブラックじゃない理由:①夏休み6週間

アメリカでは、夏休みが2~3ヵ月間あります。子どもたちに出される宿題は、一切ありません。そして、教員も6~7週間、夏休みとなります。夏休み期間、学校に行くこともありません。プールの補助や講習もありません。

・アメリカの教員がブラックじゃない理由:②教育システムが違う

アメリカでは、特別支援の子に対する理解・対応が手厚いです。教員や授業へのサポートも日本よりいいです。アメリカでは、小中高で「落第」もあります。その時点で学ばないといけない学習内容を理解できていない場合は、できるまで次の学年に上がれません。(支援が必要な子にも、ちゃんと支援がつきます。)

・アメリカの教員がブラックじゃない理由③:親が協力的

アメリカでは、親が進んで教育、学校行事やボランティアに参加します。日本のように、教員だけに負担が行きません。PTAも、親がめちゃくちゃ参加します。

・アメリカの教員がブラックじゃない理由④:掃除しなくていい

アメリカの学校では、清掃業者が校内掃除をします。そのため、教員が子どもの掃除指導をする必要がありません。

・アメリカの教員がブラックじゃない理由⑤:自由な時間が多い

アメリカの教員も多忙っちゃ多忙ですが、日本の教員の激務とは比べ物になりません。アメリカの教員は、もっと自由な時間が持てますし、プライベートも充実させることが可能です。

30歳までなら、ワーキングホリデーを利用して海外で働くことができます。

ワーキングホリデーに関しては、ワーホリとは、海外に住んで働けるビザが取れる最高の制度!で解説しています。よかったらご覧ください。

■アメリカの教員が「ブラックじゃない」とは言えない理由

■アメリカの教員が「ブラックじゃない」とは言えない理由

上記では、「アメリカの教員はブラックじゃないよ~」と解説しました。が、アメリカの教員にも、「ブラックな一面」はちゃんとあります。

・アメリカの教員が「ブラックじゃない」とは言えない理由①:クビにされる可能性あり

アメリカの教員は、常に中立の立場でなくてはいけません。政治、人種、肌の色、宗教、性別などの話題・事柄に関して、一言でも差別的だと思われる発言をしたら…即解雇されます。

・アメリカの教員が「ブラックじゃない」とは言えない理由②:命を落とす可能性

日本でいう「悪い子」「グレてる子」と言えば、学校に来ない、タバコを吸うなど、その程度です。が、アメリカでは、ドラッグや子どもがナイフや銃を所持している可能性があります。危険な地域や、大都市で教員をしている場合は、生徒に殺される可能性もゼロではありません。

アメリカの学校には、金属探知機があって、毎日子どもたちは持ち物検査を受けます。日本じゃ考えられないですね。

3.日本の教員にも、「ブラックじゃない」点がある。

3.日本の教員にも、「ブラックじゃない」点がある。

最後に、日本の教員のブラックじゃない点を解説します。

・日本の教員がブラックじゃない点①:福利厚生

教員は「公務員」なので、福利厚生はしっかりしています。といっても、一般企業でも福利厚生がいい会社はたくさんあります。

・日本の教員がブラックじゃない点②:安い給食

教員になって、1番いいなと思うのは、「安くておいしい給食」ですね。教員が払う給食費も1ヵ月4,000円程度で超破格です。一般企業に勤めた場合、お昼は持参しないとなりません。アメリカじゃ、ランチはリンゴやチーズ、ビスケットとかですからね。

以上、日本とアメリカの教員生活を比較しつつ、日本の教員が「ブラックじゃない」とは言えない理由を解説しました。

公務員や教員の退職代行に関しては、公務員・教員でも、退職代行は使える。注意点やおすすめを紹介。で解説しています。よかったらご覧ください。

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