【保存版】アメリカ人が選ぶ、有名な英語の名言スピーチ4選。
英語学習をしている人「有名な英語の名言スピーチが知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.【保存版】アメリカ人が選ぶ、有名な英語学習向けの名言スピーチ4選
2.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【チャップリン】
3.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【リンカーン】
4.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【キング牧師】
5.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【スティーブ・ジョブズ】
この記事を書いている私は、社会人英語学習歴5年目。アダムと国際結婚して4年目。現在はアメリカで歯科助手として働いています。
有名な英語の名言に関して、アダムのアドバイスに基づいて解説します。
1.【保存版】アメリカ人が選ぶ、有名な英語学習向けの名言スピーチ4選。
歴史に残る、世界的にも有名すぎる素晴らしい名言スピーチを厳選しました。各スピーチ、かなり長いです。
まずは動画でスピーチを聞いてみて、そのあと日本語訳を読んで、自分が共感できる部分だけ英語を読んでみるといいでしょう。もちろん全文読んでもOK。
2.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【チャップリン】
アダムの1番のお気に入りは、チャップリンのスピーチです。
I’m sorry. I don’t want to be an emperor. That’s not my business. I don’t want to rule or conquer anyone. I should like to help everyone if possible. Jew, *Gentile, black men, white.
(申し訳ないが、私は皇帝などにはなりたくはない。それは私の務めではない。私は誰に対しても、支配や征服などしたくないのだ。できることなら皆を助けたいのだ。ユダヤ人も,キリスト教徒も,黒人も,白人も。)
※*Gentile=ユダヤ人にとっての異邦人、つまりキリスト教徒
We all want to help one another. Human beings are like that. We want to live by each other’s happiness, not by each other’s misery. We don’t want to hate and despise one another. In this world there’s room for everyone and the good earth is rich, and can provide for everyone. The way of life can be free and beautiful.
(私たちは皆,お互い助け合いたいと思っている。人間というのはそういうものだ。私たちは他人の不幸ではなく,お互いの幸福によって生きたい。お互いを憎んだり見下したりしたくないのだ。この世界には、皆全員に場所がある。大地は豊かであり,皆に恵みを与えてくれる。人生は自由で美しいものになりうるのだ。)
But we have lost the way. Greed has poisoned men’s souls, has barricaded the world with hate, has *goose-stepped us into misery and bloodshed. We have developed speed, but we have shut ourselves in. Machinery that gives abundance has left us in want. Our knowledge has made us cynical, our cleverness hard and unkind. We think too much and feel too little.
(しかし私たちはその道を失ってしまった。貪欲さが人間の魂を毒し,世界を憎しみで囲い込み,私たちを軍隊歩調*で追いやって、悲惨と殺戮へと追い込んだ。私たちはスピードを発達させたが,自らを閉じ込める結果となってしまった。富を生み出すはずの機械は、私たちを貧乏にさせた。知識は私たちを皮肉屋にし,賢さは私たちを非常で冷酷にした。私たちは考えてばかりで,感じることができなくなった。)
*グースステップ式行進:第二次世界大戦中のドイツ兵の行進に見られた,膝を曲げず脚を高く上げる行進の仕方
More than machinery we need humanity. More than cleverness we need kindness and gentleness. Without these qualities, life will be violent and all will be lost. The aeroplane and the radio have brought us closer together. The very nature of these inventions cries out for the goodness in men, cries out for universal brotherhood for the unity of us all.
(機械より、私たちに必要なのは人間性だ。賢さより、私たちに必要なのは優しさや思いやりだ。これらの資質がなければ,人生は暴力で満ち,すべてを失ってしまう。飛行機やラジオのおかげで、私たちはお互いの距離を近づけることができるようになった。これらの発明品のまさにその性質が,人間の善良さや国境を越えた兄弟愛や、私たちが団結することを強く訴えかけることにある。
Even now my voice is reaching millions throughout the world, millions of despairing men, women and children ― victims of a system that makes men torture and imprison innocent people.
(今も私の声は世界中の多くの人々に届いている。絶望している男の子にも,女の子にも,子どもたちにも。無実の人々に拷問を与え、投獄する組織の犠牲者のもとに。)
To those who can hear me, I say, “Do not despair. The misery that is now upon us is but the passing of greed, the bitterness of men who fear the way of human progress, the hate of men will pass and dictators die. And the power they took from the people will return to the people. And so long as men die, liberty will never perish”
(今、私の声が届いている人々に言おう。「絶望してはいけない」と。今,私たちにのしかかっている不幸はつかの間の貪欲さに過ぎない。人間の進歩を恐れる人々の敵意に過ぎないのだ。人間の憎しみは消え去り,独裁者は死に絶えるだろう。そして独裁者が民衆から奪った権力は、また民衆のもとに戻るだろう。そして人間は永遠に生きることはできないのだから、自由は決して滅びることはないのだ。)
Soldiers, don’t give yourself to brutes ― men who despise you, enslave you, who regiment your lives, tell you what to do, what to think and what to feel, who drill you, diet you, treat you like cattle, use you as cannon fodder.
(兵士たちよ!獣に身を任せてはいけない。奴らは君たちを軽蔑し,奴隷にし,君たちの暮らしを統制する。君たちが何をすべきか,何を考えるべきか,何を感じるべきか命令してくる。君たちをしごき,決められた食事を与え,君たちを家畜のように扱い,君たちを大砲の餌食として利用するだけだ。)
Don’t give yourselves to these unnatural men! Machine men with machine minds and machine hearts! You are not machines! You are not cattle! You are men! You have a love of humanity in your hearts. You don’t hate. Only the unloved hate the unloved and the unnatural. Soldiers, don’t fight for slavery. Fight for liberty!!
(あの残酷な連中に身を任せてはいけない!機械の頭と機械の心を持った機械人間に!君たちは機械ではない!君たちは家畜ではない!君たちは人間なのだ!君たちは心に人類愛をもった人間なのだ!憎むことはない。愛されぬ者だけが憎むのだ。兵士よ!隷属になるために戦うな!自由のために戦うのだ!)
In the seventeenth chapter of St. Luke it is written: “The kingdom of God is within man.” Not one man, nor a group of men, but in all men! In you! You, the people have the power! The power to create machines. The power to create happiness. You, the people have the power to make this life free and beautiful, to make this life a wonderful adventure. Then in the name of democracy, let us use that power. Let us all unite!!!!
(『ルカによる福音書』第17章には、「神の国は人のうちにあり」と書かれている。一人の人間でもなく,集団でもなく,すべての人間の中に!君たちの中に!君たち民衆には力がある!機械をつくり幸福を生み出す力が!君たちには力がある!人民が人生を自由で美しいものにする力が!人生を素晴らしき冒険にする力が!そして民主主義の名のもとに,その力を使おうではないか!皆で団結しよう!)
Let us fight for a new world. A decent world, that will give men a chance to work, that will give you the future and old age a security. By the promise of these things, brutes have risen to power. But they lie. They do not fulfill that promise. They never will. Dictators free themselves, but they enslave the people.
(新しい世界のために闘おう!皆に雇用の機会を与えよう!君たちに未来を,老人に保証与える、まっとうな世界のために。獣たちもこういった公約を掲げて、権力の座に上り詰めた。しかし彼らは嘘をついた!彼らは公約を果たさなかった。これからも決して果たすことはないだろう。独裁者は自分だけを自由にし,民衆を奴隷にしたのだ。)
Now let us fight to fulfill that promise. Let us fight to free the world to do away with national barriers, to do away with greed, with hate and intolerance. Let us fight for a world of reason, a world where science and progress will lead to all men’s happiness. Soldiers, in the name of democracy, let us all unite!!!!!
(今,この公約を実現するためにも闘おうではないか!世界を解放するために闘おう。国境を廃止し,貪欲さをなくし,憎しみと不寛容をなくすために。分別のある世界を求めて闘おう。科学と進歩がすべての人間の幸福につながるような世界を。兵士たちよ,民主主義の名のもとに団結しよう!)
■英語学習向けに、名言スピーチを探せるサイト
『American Rhetoric』という海外のwebサイトでは、色々なすばらしい名言スピーチを調べたり、聴いたりできます。
実際のすばらしいスピーチから英語学習したい人には、超おすすめのサイトです。もちろんすべて英語ですが、利用する価値あるサイトだと思います。
すばらしいスピーチTOP100もあります(No.1はキング牧師のスピーチ)。映画の中のいいスピーチも探せます。
3.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【リンカーン】
アメリカの16代大統領である、リンカーン(Lincoln)の名言です。
アメリカの南北戦争中に大統領だった人物であり、アメリカの奴隷制度を廃止した人です。
*Four score and seven years ago our fathers brought forth on this continent, a new nation, conceived in Liberty, and dedicated to the proposition that all men are created equal. Now we are engaged in a great civil war, testing whether that nation, or any nation so conceived and so dedicated, can long endure. We are met on a great battle-field of that war. We have come to dedicate a portion of that field, as a final resting place for those who here gave their lives that that nation might live. It is altogether fitting and proper that we should do this. But, in a larger sense, we can not dedicate—we can not consecrate—we can not hallow—this ground. The brave men, living and dead, who struggled here, have consecrated it, far above our poor power to add or detract. The world will little note, nor long remember what we say here, but it can never forget what they did here. It is for us the living, rather, to be dedicated here to the unfinished work which they who fought here have thus far so nobly advanced. It is rather for us to be here dedicated to the great task remaining before us—that from these honored dead we take increased devotion to that cause for which they gave the last full measure of devotion—that we here highly resolve that these dead shall not have died in vain—that this nation, under God, shall have a new birth of freedom—and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth.
—Abraham Lincoln
*Four score and seven years=87年。a score=20なので、4×20+7=87になる。
87年前、われわれの父祖たちは、自由の精神にはぐくまれ、人はみな平等に創られているという信条にささげられた新しい国家を、この大陸に誕生させた。
今われわれは、一大内戦のさなかにあり、戦うことにより、自由の精神をはぐくみ、自由の心情にささげられたこの国家が、或いは、このようなあらゆる国家が、長く存続することは可能なのかどうかを試しているわけである。われわれはそのような戦争に一大激戦の地で、相会している。われわれはこの国家が生き永らえるようにと、ここで生命を捧げた人々の最後の安息の場所として、この戦場の一部をささげるためにやって来た。われわれがそうすることは、まことに適切であり好ましいことである。 しかし、さらに大きな意味で、われわれは、この土地をささげることはできない。清めささげることもできない。聖別することもできない。足すことも引くこともできない、われわれの貧弱な力をはるかに超越し、生き残った者、戦死した者とを問わず、ここで闘った勇敢な人々がすでに、この土地を清めささげているからである。世界は、われわれがここで述べることに、さして注意を払わず、長く記憶にとどめることもないだろう。しかし、彼らがここで成した事を決して忘れ去ることはできない。ここで戦った人々が気高くもここまで勇敢に推し進めてきた未完の事業にここでささげるべきは、むしろ生きているわれわれなのである。われわれの目の前に残された偉大な事業にここで身をささげるべきは、むしろわれわれ自身なのである。―それは、名誉ある戦死者たちが、最後の全力を 尽くして身命をささげた偉大な大義に対して、彼らの後を受け継いで、われわれが一層の献身を決意することであり、これらの戦死者の死を決して無駄にしないために、この国に神の下で自由の新しい誕生を迎えさせるために、そして、人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、われわれがここで固く決意することである。
出典:Gettysburg Address(英文)
米国大使館(日本語訳)※上記の和訳は米国大使館によるものです。
■英語学習者が見たい映画「リンカーン」で名言を見よう
画像出展:IMDb
4.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【キング牧師】
August 28, 1963
I am happy to join with you today in what will go down in history as the greatest demonstration for freedom in the history of our nation.
1963年8月28日
今日私は、米国史の中で、自由を求める最も偉大なデモとして歴史に残ることになるこの集会に、皆さんと共に参加できることを嬉しく思う。
Five score years ago, a great American, in whose symbolic shadow we stand today, signed the Emancipation Proclamation. This momentous decree came as a great beacon light of hope to millions of Negro slaves who had been seared in the flames of withering injustice. It came as a joyous daybreak to end the long night of their captivity.
100年前、ある偉大な米国民が、奴隷解放宣言に署名した。今われわれは、その人を象徴する坐像の前に立っている。この極めて重大な布告は、容赦の ない不正義の炎に焼かれていた何百万もの黒人奴隷たちに、大きな希望の光明として訪れた。それは、捕らわれの身にあった彼らの長い夜に終止符を打つ、喜び に満ちた夜明けとして訪れたのだった。
But one hundred years later, the Negro still is not free. One hundred years later, the life of the Negro is still sadly crippled by the manacles of segregation and the chains of discrimination. One hundred years later, the Negro lives on a lonely island of poverty in the midst of a vast ocean of material prosperity. One hundred years later, the Negro is still languished in the corners of American society and finds himself an exile in his own land. And so we’ve come here today to dramatize a shameful condition.
しかし100年を経た今日、黒人は依然として自由ではない。100年を経た今日、黒人の生活は、悲しいことに依然として人種隔離の手かせと人種差別 の鎖によって縛られている。100年を経た今日、黒人は物質的繁栄という広大な海の真っ只中に浮かぶ、貧困という孤島に住んでいる。100年を経た今日、 黒人は依然として米国社会の片隅で惨めな暮らしを送り、自国にいながら、まるで亡命者のような生活を送っている。そこで私たちは今日、この恥ずべき状況を 劇的に訴えるために、ここに集まったのである。
In a sense we’ve come to our nation’s capital to cash a check. When the architects of our republic wrote the magnificent words of the Constitution and the Declaration of Independence, they were signing a promissory note to which every American was to fall heir. This note was a promise that all men, yes, black men as well as white men, would be guaranteed the “unalienable Rights” of “Life, Liberty and the pursuit of Happiness.” It is obvious today that America has defaulted on this promissory note, insofar as her citizens of color are concerned. Instead of honoring this sacred obligation, America has given the Negro people a bad check, a check which has come back marked “insufficient funds.”
ある意味で、われわれは、小切手を換金するためにわが国の首都に来ている。われわれの共和国の建築家たちが合衆国憲法と独立宣言に崇高な言葉を書き記した 時、彼らは、あらゆる米国民が継承することになる約束手形に署名したのである。この手形は、すべての人々は、白人と同じく黒人も、生命、自由、そして幸福 の追求という不可侵の権利を保証される、という約束だった。
今日米国が、黒人の市民に関する限り、この約束手形を不渡りにしていることは明らかである。米国はこの神聖な義務を果たす代わりに、黒人に対して不良小切手を渡した。その小切手は「残高不足」の印をつけられて戻ってきた。
But we refuse to believe that the bank of justice is bankrupt. We refuse to believe that there are insufficient funds in the great vaults of opportunity of this nation. And so, we’ve come to cash this check, a check that will give us upon demand the riches of freedom and the security of justice.
We have also come to this hallowed spot to remind America of the fierce urgency of Now. This is no time to engage in the luxury of cooling off or to take the tranquilizing drug of gradualism. Now is the time to make real the promises of democracy. Now is the time to rise from the dark and desolate valley of segregation to the sunlit path of racial justice. Now is the time to lift our nation from the quicksands of racial injustice to the solid rock of brotherhood. Now is the time to make justice a reality for all of God’s children.
だがわれわれは、正義の銀行が破産しているなどと思いたくない。この国の可能性を納めた大きな金庫が資金不足であるなどと信じたくない。だからわれ われは、この小切手を換金するために来ているのである。自由という財産と正義という保障を、請求に応じて受け取ることができるこの小切手を換金するため に、ここにやって来たのだ。われわれはまた、現在の極めて緊迫している事態を米国に思い出させるために、この神聖な場所に来ている。今は、冷却期間を置く という贅沢にふけったり、漸進主義という鎮静薬を飲んだりしている時ではない。今こそ、民主主義の約束を現実にする時である。今こそ、暗くて荒廃した人種 差別の谷から立ち上がり、日の当たる人種的正義の道へと歩む時である。今こそ、われわれの国を、人種的不正の流砂から、兄弟愛の揺るぎない岩盤の上へと引 き上げる時である。今こそ、すべての神の子たちにとって、正義を現実とする時である。
It would be fatal for the nation to overlook the urgency of the moment. This sweltering summer of the Negro’s legitimate discontent will not pass until there is an invigorating autumn of freedom and equality. Nineteen sixty-three is not an end, but a beginning. And those who hope that the Negro needed to blow off steam and will now be content will have a rude awakening if the nation returns to business as usual. And there will be neither rest nor tranquility in America until the Negro is granted his citizenship rights. The whirlwinds of revolt will continue to shake the foundations of our nation until the bright day of justice emerges.
この緊急事態を見過ごせば、この国にとって致命的となるであろう。黒人たちの正当な不満に満ちたこの酷暑の夏は、自由と平等の爽快な秋が到来しない 限り、終わることがない。1963年は、終わりではなく始まりである。黒人はたまっていた鬱憤を晴らす必要があっただけだから、もうこれで満足するだろう と期待する人々は、米国が元の状態に戻ったならば、たたき起こされることになるだろう。黒人に公民権が与えられるまでは、米国には安息も平穏が訪れること はない。正義の明るい日が出現するまで、反乱の旋風はこの国の土台を揺るがし続けるだろう。
But there is something that I must say to my people, who stand on the warm threshold which leads into the palace of justice: In the process of gaining our rightful place, we must not be guilty of wrongful deeds. Let us not seek to satisfy our thirst for freedom by drinking from the cup of bitterness and hatred. We must forever conduct our struggle on the high plane of dignity and discipline. We must not allow our creative protest to degenerate into physical violence. Again and again, we must rise to the majestic heights of meeting physical force with soul force.
The marvelous new militancy which has engulfed the Negro community must not lead us to a distrust of all white people, for many of our white brothers, as evidenced by their presence here today, have come to realize that their destiny is tied up with our destiny. And they have come to realize that their freedom is inextricably bound to our freedom.
We cannot walk alone.
しかし私には、正義の殿堂の温かな入り口に立つ同胞たちに対して言わなければならないことがある。正当な居場所を確保する過程で、われわれは不正な 行為を犯してはならない。われわれは、敵意と憎悪の杯を干すことによって、自由への渇きをいやそうとしないようにしよう。われわれは、絶えず尊厳と規律の 高い次元での闘争を展開していかなければならない。われわれの創造的な抗議を、肉体的暴力へ堕落させてはならない。われわれは、肉体的な力に魂の力で対抗 するという荘厳な高みに、何度も繰り返し上がらなければならない。信じがたい新たな闘志が黒人社会全体を包み込んでいるが、それがすべての白人に対する不 信につながることがあってはならない。なぜなら、われわれの白人の兄弟の多くは、今日彼らがここにいることからも証明されるように、彼らの運命がわれわれ の運命と結び付いていることを認識するようになったからである。また、彼らの自由がわれわれの自由と分かち難く結びついていることを認識するようになった からである。われわれは、たった一人で歩くことはできない。
And as we walk, we must make the pledge that we shall always march ahead.
We cannot turn back.
There are those who are asking the devotees of civil rights, “When will you be satisfied?” We can never be satisfied as long as the Negro is the victim of the unspeakable horrors of police brutality. We can never be satisfied as long as our bodies, heavy with the fatigue of travel, cannot gain lodging in the motels of the highways and the hotels of the cities. We cannot be satisfied as long as the negro’s basic mobility is from a smaller ghetto to a larger one. We can never be satisfied as long as our children are stripped of their self-hood and robbed of their dignity by a sign stating: “For Whites Only.” We cannot be satisfied as long as a Negro in Mississippi cannot vote and a Negro in New York believes he has nothing for which to vote. No, no, we are not satisfied, and we will not be satisfied until justice rolls down like waters, and righteousness like a mighty stream.
そして、歩くからには、前進あるのみということを心に誓わなければならない。引き返すことはできないのである。公民権運動に献身する人々に対して、 「あなたはいつになったら満足するのか」と聞く人たちもいる。われわれは、黒人が警察の言語に絶する恐ろしい残虐行為の犠牲者である限りは、決して満足す ることはできない。われわれは、旅に疲れた重い体を、道路沿いのモーテルや町のホテルで休めることを許されない限り、決して満足することはできない。われ われは、黒人の基本的な移動の範囲が、小さなゲットーから大きなゲットーまでである限り、満足することはできない。われわれは、われわれの子どもたちが、 「白人専用」という標識によって、人格をはぎとられ尊厳を奪われている限り、決して満足することはできない。ミシシッピ州の黒人が投票できず、ニューヨー ク州の黒人が投票に値する対象はないと考えている限り、われわれは決して満足することはできない。そうだ、決して、われわれは満足することはできないの だ。そして、正義が河水のように流れ下り、公正が力強い急流となって流れ落ちるまで、われわれは決して満足することはないだろう。
I am not unmindful that some of you have come here out of great trials and tribulations. Some of you have come fresh from narrow jail cells. And some of you have come from areas where your quest — quest for freedom left you battered by the storms of persecution and staggered by the winds of police brutality. You have been the veterans of creative suffering. Continue to work with the faith that unearned suffering is redemptive. Go back to Mississippi, go back to Alabama, go back to South Carolina, go back to Georgia, go back to Louisiana, go back to the slums and ghettos of our northern cities, knowing that somehow this situation can and will be changed.
私は、今日ここに、多大な試練と苦難を乗り越えてきた人々が、あなたがたの中にいることを知らないわけではない。刑務所の狭い監房から出てきたばか りの人たちも、あなたがたの中にいる。自由を追求したために、迫害の嵐に打たれ、警察の暴力の旋風に圧倒された場所から、ここへ来た人たちもいる。あなた がたは常軌を逸した苦しみの経験を重ねた勇士である。これからも、不当な苦しみは救済されるという信念を持って活動を続けようではないか。
ミシシッピ州へ帰っていこう、アラバマ州へ帰っていこう、サウスカロライナ州へ帰っていこう、ジョージア州へ帰っていこう、ルイジアナ州へ帰ってい こう、そして北部の都市のスラム街やゲットーへ帰っていこう。きっとこの状況は変えることができるし、変わるだろうということを信じて。
Let us not wallow in the valley of despair, I say to you today, my friends – so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream. It is a dream deeply rooted in the American dream.
絶望の谷間でもがくことをやめよう。友よ、今日私は皆さんに言っておきたい。われわれは今日も明日も困難に直面するが、それでも私には夢がある。それは、アメリカの夢に深く根ざした夢である。
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: “We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal.”
私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。
I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.
私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である。
I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
私には夢がある。それは、いつの日か、不正と抑圧の炎熱で焼けつかんばかりのミシシッピ州でさえ、自由と正義のオアシスに変身するという夢である。
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。
I have a dream today!
今日、私には夢がある。
I have a dream that one day, down in Alabama, with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of “interposition” and “nullification” — one day right there in Alabama little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.
私には夢がある。それは、邪悪な人種差別主義者たちのいる、州権優位や連邦法実施拒否を主張する州知事のいるアラバマ州でさえも、いつの日か、そのアラバマでさえ、黒人の少年少女が白人の少年少女と兄弟姉妹として手をつなげるようになるという夢である。
I have a dream today!
今日、私には夢がある。
I have a dream that one day every valley shall be exalted, and every hill and mountain shall be made low, the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight, and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together.
私には夢がある。それは、いつの日か、あらゆる谷が高められ、あらゆる丘と山は低められ、でこぼこした所は平らにならされ、曲がった道がまっすぐにされ、そして神の栄光が啓示され、生きとし生けるものがその栄光を共に見ることになるという夢である。
This is our hope, and this is the faith that I go back to the South with.
With this faith, we will be able to hew out of the mountain of despair a stone of hope. With this faith, we will be able to transform the jangling discords of our nation into a beautiful symphony of brotherhood. With this faith, we will be able to work together, to pray together, to struggle together, to go to jail together, to stand up for freedom together, knowing that we will be free one day.
これがわれわれの希望である。この信念を抱いて、私は南部へ戻って行く。この信念があれば、われわれは、絶望の山から希望の石を切り出すことができ るだろう。この信念があれば、われわれは、この国の騒然たる不協和音を、兄弟愛の美しい交響曲に変えることができるだろう。この信念があれば、われわれ は、いつの日か自由になると信じて、共に働き、共に祈り、共に闘い、共に牢獄に入り、共に自由のために立ち上がることができるだろう。
And this will be the day — this will be the day when all of God’s children will be able to sing with new meaning:
“My country ‘tis of thee, sweet land of liberty, of thee I sing.
Land where my fathers died, land of the Pilgrim’s pride,
From every mountainside, let freedom ring!”
まさにその日にこそ、すべての神の子たちが、新しい意味を込めて、こう歌うことができるだろう。「わが国、それはそなたのもの。うるわしき自由の地 よ。そなたのために、私は歌う。わが父祖たちの逝きし大地よ。巡礼者の誇れる大地よ。あらゆる山々から、自由の鐘を鳴り響かせよう。」
And if America is to be a great nation, this must become true.
And so let freedom ring from the prodigious hilltops of New Hampshire.
Let freedom ring from the mighty mountains of New York.
Let freedom ring from the heightening Alleghenies of Pennsylvania.
Let freedom ring from the snow-capped Rockies of Colorado.
Let freedom ring from the curvaceous slopes of California.
But not only that:
Let freedom ring from Stone Mountain of Georgia.
Let freedom ring from Lookout Mountain of Tennessee.
Let freedom ring from every hill and molehill of Mississippi.
From every mountainside, let freedom ring.
そして、米国が偉大な国家たらんとするならば、この歌が現実とならなければならない。だからこそ、ニューハンプシャーの美しい丘の上から自由の鐘を 鳴り響かせよう。ニューヨークの雄大な山々から、自由の鐘を鳴り響かせよう。ペンシルベニアのアレゲーニー山脈の高みから、自由の鐘を鳴り響かせよう。
コロラドの雪に覆われたロッキー山脈から、自由の鐘を鳴り響かせよう。カリフォルニアのなだらかで美しい山々から、自由の鐘を鳴り響かせよう。
だが、それだけではない。ジョージアのストーン・マウンテンからも、自由の鐘を鳴り響かせよう。
テネシーのルックアウト・マウンテンからも、自由の鐘を鳴り響かせよう。
ミシシッピのあらゆる丘と塚から、自由の鐘を鳴り響かせよう。そしてあらゆる山々から自由の鐘を鳴り響かせよう。自由の鐘を鳴り響かせよう。
And when this happens, when we allow freedom ring, when we let it ring from every village and every hamlet, from every state and every city, we will be able to speed up that day when all of God’s children, black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual:
“Free at last! Free at last!
Thank God Almighty, we are free at last!”
これが実現する時、そして自由の鐘を鳴り響かせる時、すべての村やすべての集落、あらゆる州とあらゆる町から自由の鐘を 鳴り響かせる時、われわれは神の子すべてが、黒人も白人も、ユダヤ教徒もユダヤ教徒以外も、プロテスタントもカトリック教徒も、共に手をとり合って、なつ かしい黒人霊歌を歌うことのできる日の到来を早めることができるだろう。「ついに自由になった!ついに自由になった!全能の神に感謝する。われわれはつい に自由になったのだ!」
出典:AmericanRhetoric/I Have a Dream(英文)
米国大使館(日本語訳)※上記の和訳は米国大使館によるものです。
5.アメリカ人が選ぶ、英語学習向けの名言スピーチ【スティーブ・ジョブズ】
↓英語字幕設定をして見た方がいいです。
↓こちらは全文ではなく、抜粋しています。
Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose.
自分もいつかは死ぬ。それを覚えておくことは、失うものなど何もないということに気づく1番の方法だ。
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?
Being the richest man in the cemetery doesn’t matter to me… Going to bed at night saying we’ve done something wonderful… that’s what matters to me.
墓場で一番の金持ちになることは、私には重要ではない。夜ベッドに入るとき、私たちは“なにか素晴らしいことをした”と言えること、それが重要だ。
I’m convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did. You’ve got to find what you love. And that is as true for your work as it is for your lovers.
私は、本当に大好きな物事しか続けられないと確信している。自分は何が好きなのかを探しなさい。あなたの仕事にも、恋人にも同じことが言える。
Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.
あなたの人生の時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして、無駄に過ごしてはいけない。ルールや常識にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のように君の内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持つこと。それはどういうわけか、あなたが本当になりたいものをすでによく知っている。それ以外のことは、全部二の次で、重要ではない。
いかがでしたか?
アメリカ人が「名言だなあ~」と思うもの4選紹介しました。
個人的にはスティーブ・ジョブズのスピーチが好きです。
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トーマン悠(トーマンはるか)
英語が大嫌いで、英会話に通って英語が話せるようになりました。英検4級だけ持っています。
アメリカ人と結婚して6年、アメリカ在住4年。現在は夫・アダムと、のんびりキャンパー暮らしをしています。
新卒で小学校教員
→半年で退職
→歯科助手
→英会話に通う
→アメリカ6週間1人旅
→北海道移住
→事務員
→夫婦で仕事を辞め、エベレストのベースキャンプまで120㎞を完歩
→アメリカ移住
→レストランでサーバー、3か月で辞める
→歯科助手
→スーパーの青果売り場勤務
→ミネソタ州でキャンパー暮らし
→ホテルの清掃員
→RVパークのスタッフ
現在はアメリカ・ミネソタ州在住です。
目標であった、夫・アダムの奨学金450万円を完済しました(2021年12月末)。
ヒッピー思考で、愛と自由と平和がモットー。
アダム・トーマン
このサイトの英語アドバイザーを担当。
2011~2019年まで、日本各地で英語・英会話講師を経験。
初めて住んだ岩手県二戸市が超大好き。
幼児~大人まで、ビギナー~超上級者まで、幅広く教えてきました。
Make your English your style.
★仮想通貨・米国株を2017年から運用中。
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